 |
ゴタゴタしたけれど内容は? |
|
|
冒頭から市立施設の指定管理者への移行問題でもめ、会期が大幅減のまま始まった3月議会。
出口でも、市費の市民会館運営費への流用問題でもめ、4月7日まで議会延長されている。市側の説明不足や、議会の求める「補正予算」の提出を、理由を示さず拒んだことによる混乱といえる。
肝心の予算は、3月31日の深夜11時50分に成立というきわどいものだが、私たち市民にとって今回の議会や、成立した予算はどういうものなのだろう?振り返ってみたい。
|
 |
 |
 |
良い意味での緊張関係が生まれているといえる |
|
|
今回の傍聴、大変なこともあった。3月31日の大詰め、予算審議に入れず、深夜の11時をまわってもめどが立たず、涙を飲んで、傍聴を断念し帰宅したことも。しかし、混乱だけに目を奪われることなく、冷静に振り返れば、大きな変化に気がつく。
それは、議会と行政の間に馴れ合いのない、良い緊張関係が生まれていることだ。ひらたく言えば、議会が市長・行政に是々非々の態度をとっていて、議会の良識が発揮されている。この点は大きな前進面として評価できる。
では、具体的にどういうことがあったのか、議会側の修正案等に沿い、4点にわたって気づいたことをみなさんに報告したい。
|
 |
たとえば、集合工場の建設計画については、すべての党・会派が賛成しているが、市長の今回の提案については、ストップがかけられた。それは、長尾前市長の時に、20億円の計画だったものが、野田市長になって倍以上の47億円に膨れ上がっているからだ。
建設の内容も明確でない今回の大幅増の計画に、疑問が出されて修正された。ただし、建設を進めるための測量費は認められた。 |
|

 |
今回、市長に対し、議会の国民健康保険「運営協議会」が、国保料軽減の具体的措置をとるべきという強い意向を示した。
これを受け、市長は今回の議会に「15歳以下の子どもが三人以上」の家庭に総額5300万円の軽減策をとる提案をした。これに対し、議会はさらに年齢制限を緩和し「18歳以下」とし、800万の追加支出を行う修正を加えた。
また、学力支援事業として、800万を学校に分配するとしていたが、これを四倍化し、3500万円と増額の修正をかけた。市民にとっていいものはさらに進めるという立場が示された。
|
| 19階 議会事務局の前にある議員の在庁を示す表示 |
|
 |
市会・市長選挙の中で、市民の要望の多かったコミュニティーバス運行の件については、今回、市長の予算提案はなかったが、市民の要求を踏まえ、議会主導で、実態調査費300万円の追加修正を決定した。
|
|

 |
市民会館の運営管理費の不足分を、他の予算で穴埋めするという市費の流用問題について、市長は「これから気をつける」という姿勢を示しているが、その流用にいたる経過が明確にされなかった。
市の金の使い方をめぐる問題は、その額にあるのでなく、行政の姿勢にある。これを質す役割は、議会の大切な機能であるといっていいが、今回、不明朗な支出についてあいまいにすることなく追及しており、今後を戒めるため、野田市長に対し、猛省を促す決議が採択された。
市民から預かったお金を、議会と協力しながら、ムダなく厳格に管理してほしいものだ。
|
| 市庁舎前の花壇に咲くネメシアの可憐な花 |
|
|
- 傍聴後記 -
市民生活を論議の中心にすえた議会への脱皮 さらに期待したい。
今回の議会は、短期間であり、かつ、指定管理者問題や市費流用問題の話し合いに時間を取ったため、予算審議そのものの時間が十分でなかったことは残念である。しかし、指定管理者問題や市費流用問題の論議がムダだったとは思えない。市長・行政側と議会とが市政運営に関わる問題で大いに論議することこそ、本来のありかたではないかと考える。
今後も、議会と市長が馴れ合いにならず、市民のために緊張感をもって論議をすすめてほしいと思う。 |
| 通信員 楢 よしき |
 |
| 花園中央公園の桜を楽しむ市民たち 4月6日撮影 |
|
|