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ふるさと東大阪2010年6月4日掲載







花と蝶を求めて ネイチャーウオッチングの一日(5/9)
 だれでも子どものころ、蝶を追っかけた経験があるでしょう。「モンシロチョウやアゲハチョウは知ってる」という人は多いはず。最近減っているといわれる蝶ですが、生駒山では70種類以上の蝶が見られるそうです。すごいですね!一体、どんな蝶がみられるのでしょうか? 蝶にくわしい、新宅(しんたく)徳治郎さんと、新緑の生駒山に登りました。さて、あなたが見たことのある蝶は、いるでしょうか?
  5月9日(日)の『グリーンガーデンひらおか』企画の“花と蝶の観察会”で、新宅さんは蝶の案内役をしてくれます。


 
 蝶の案内をする新宅さんは、大阪市立自然史博物館友の会に所属し、『アサギマダラを調べる会』の会員でもある。


 出発前に、自身が人工飼育している“アサギマダラ”と、グリーンガーデンの一角に植わっている“キジョラン”(幼虫の食草)を見せる新宅さん。
      (アサギマダラの※前翅長5~6センチ)
             いざ出発!

 この日の参加者は、親子連れや観察会の常連さんなど20人ほど。
花の案内は、『枚岡の自然に親しむ会』の大原一泰
(かずやす)さん。
   
           挨拶する近藤館長
<豆知識>
飛行の名人アサギマダラ(タテハチョウ科)
幼虫の食草 キジョランなど(ガガイモ科)
成虫の吸蜜植物 ヒヨドリバナなど(キク科)
 アサギマダラの飛翔は、ほかのチョウと違って、ふわりふわりと滑空する。飛行能力は抜群で、日本本土と南西諸島、台湾の間を移動する。一日あたり、200kmを移動したものも見つかっている。毒性のアルカロイドを食草や蜜から取り込み、鳥などから防衛する。名前は、翅の浅葱(あさぎ)色=青緑色 から。 Wikipediaより


 花担当大原一泰さん

笹江明弘さん   アシスト役                                    

ご両親と参加の中学生、南君
次々に見つかる蝶
 蝶の観察は偶然のチャンスだが、歩きはじめてさっそく参加者の手に“ジャノメチョウ”の仲間がとまる。みんなからは、「なんでやろ?」「汗の塩気を欲しがってるのかな?」との声が。色は地味ながら、蛇の目の名の通り、くっきりとした円い紋が印象的だ。
 右は、新宅さんが採集した“ナガサキアゲハ”のメス。飛んでいてもクロアゲハなどと区別できるという。後翅に尾状突起のないのがナガサキアゲハ。
   (下の写真は、尾状突起のあるクロアゲハ)
                                    (ナガサキアゲハの前翅長 6~8センチ)
<豆知識>
温暖化の証人ナガサキアゲハ(アゲハチョウ科)
幼虫の食草 カラタチなど(ミカン科)
成虫の吸蜜植物 各種の花
 江戸時代の分布は、九州以南に限られていた。近年、どんどん北に広がり、21世紀はじめには、福島県で発見されている。地球温暖化の指標種として注目されている。
名前の“ナガサキ”は、シーボルトが長崎で最初に採集したことに由来するという。 Wikipedia・Yahoo百科事典より
 “蝶の通り道”で、市内の中学生、船橋君が長い長い網を振っていた。時間があれば登ってくるという熱中人だ!新宅さんと、年齢差を越えた蝶談議がおもしろかった。
   
 
ワーッと集まる子どもたち

       (子どもたちとアオスジアゲハ)
 新宅さんが、神津嶽の休憩所の前のアキグミの花に集まる蝶を採集していたところ、ハイキングに来ていた子どもたちがワーッと集まり。即席の自然教室に。「なんちゅう名前?」「わっ、きれい」とにぎやかに。「おっちゃん!腹持ったらあかん!」と新宅さんに“忠告”する猛者(もさ)もいて大笑い。
 新宅さんは、“オオムラサキ”が見つかる場所を教えてくれた。時期はまだ早いが、6~7月ごろの雑木林で樹液を吸うのが見られるとのこと。メスはオスよりかなり大きくて貫禄十分のようです。7月11日には、同じく 『グリーンガーデンひらおか』企画のオオムラサキの観察会が予定されている。※詳しくは下記ホームページで

<豆知識>
スズメバチより強いオオムラサキ(タテハチョウ科)
幼虫の食草 エノキなど(ニレ科)
成虫の吸蜜植物 クヌギ・コナラなどの樹液
 その名の通り、タテハチョウとしては大型で、オスの翅は
青紫色を呈している。
国蝶としても知られる。性質は勇猛で、スズメバチなどの
他の虫をけちらしながら樹液を吸う。羽ばたく力は強く、近
くでは音が聞こえるという。英名は、Great purple emperor
(大きな紫の皇帝)。 Wikipediaより
樹液を吸うオオムラサキ。ス
ズメバチにも負けません。
(オオムラサキの前翅長
           5~5.5センチ)
  (写真は新宅さん提供)
            
豊かな生駒の自然

 歩きながら見つけた蝶は、10種類近く。また、花の観察で大原さんに教わりながら写真に撮った花の種類は30を超えた。自然の豊かさを実感できた一日に。

スミナガシ前翅長3.2~4.4センチ

   ナガサキアゲハのオス

   スジグロシロチョウ
      前翅長2.4~3.5センチ

     アオバセセリ
  前翅長2.3~3.1センチ
   

    
            新宅さんの願い

 新宅さんは、私を一本の木の根元に
呼んで、蝶の保護のことを語った。オオムラサキの幼虫の食草は、エノキやムクだが、幼虫はこの根元の枯葉に潜んで冬越しをする。落ち葉を掃除すると、幼虫ともども始末してしまうことになる。
 また、アサギマダラの成虫の吸蜜植物の一つにヒヨドリバナがあるが、やっかいものの雑草として刈り取られてしまう。人間の都合からでなく、共存する気持ちと、草木・虫・鳥を総合的に保護する対策が必要という。今、“生物の多様性”が言われているけれど、生駒の豊かな自然をみんなの知恵で守っていきたいものだ。
 
 小さいときから虫に興味をもっていた新宅徳治郎さんだが、高校の自然科学部でいっそう拍車がかかった。顧問の川副先生の指導のもと、水のみ地蔵で夜の灯火採集もしたそうです。アサギマダラにはまってから10年全国ネットの調査にも参加しています。現在は、横小路で、医療生協の地域の支部長さんをしながら、蝶に情熱を傾ける毎日。取材協力ありがとうございました。  レポート:楢よしき
参考:蝶の大きさ
『福井の蝶』池上博さんのホームページより引用

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