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ふるさと東大阪2010年6月12日掲載





 漫画の“はいからさんが通る”に出てくるような場所が、私たち東大阪にあります。観光協会主催の“帝国キネマ周辺まち歩き”のみなさんに同行し、写真に収めました。今回は、『大正浪漫の香り』をみなさんにお届けします。
大正モダニズムの精華  大阪樟蔭女子大記念館・樟古館・樟徳館
堂々とした構えと華麗な装飾の『記念館』


1927年(昭和2年)、創立10周年に建てられた『記念館』
       
 5月29日のまち歩きで、小阪駅西の『大阪樟蔭女子大学』を訪問した。校内に入って、まず目につくのが“記念館”。大正時代に森平蔵氏によって創立された樟蔭高等女学校の創立10周年記念に建てられたもの。はいからさんが中から出てきても不思議ではない雰囲気が漂う。参加者は、しきりに写真のシャッターをきっていた。 

はいからさんが通る
女流漫画家大和和紀(やまと わき)さんの原作で、ア
             ニメや映画にもなり、大正・昭和初期の雰囲気を伝える。


 今回の案内も、観光協会の成尾セツ子さんが担当してくださる。説明で、建物が貴重な文化財であることがわかる。国文学科准教授の白川哲郎さんからも、大正デモクラシーの自由と進取の気風の伝統が語られた。
               

モダンな英国カントリーハウス風の『樟古館(しょうこかん)



 袴は深緑とされたが、あ
とは自由だったらしい。


    1918年(大正7年)に洗濯室・試食室として建築。現在は樟古館。
   
   
 校内には、創立当時そのままの建物があった。洗濯室・試食室として利用されていたもので、今は、『樟古館』と命名され、大切に保存されている。まち歩き参加者はその中で、当時撮影した“フイルム映像”を、ビデオで見ることができた。楽しそうな学校生活の様子や運動会などの行事風景が映し出されて大感激。開通すぐの大軌鉄道(現近畿鉄道)での通学風景もあったが、なんと、女性専用車ならぬ『女学生専用車』だったのには驚かされた。歴史の貴重な資料が置かれている。

    純和風の建物に大正モダ二ズムを生かした『樟徳館(しょうとくかん)


樟徳館の邸内で説明を受けるまち歩き参加のみなさん。
説明は、大学関係者で、森平蔵氏と血縁のある藤原準二さん。
 樟蔭女子大から、長瀬川沿いに南に20分ほどゆくと、創立者森平蔵氏が1939年(昭和14年)に完成させた私邸『樟徳館』がある。帝国キネマ長瀬撮影所が火災で焼失した跡地に建てられた。国の登録文化財に指定され、最近では、テレビ番組“白洲次郎”のロケにも使われている。今回は、まち歩き企画の特典として特別公開してもらった。外観は二階建ての純和風の入母屋造りだが、内部は大正モダニズムの息吹がいっぱい!
 
   
  写真表:建築に使われている材木について説明する建築士の飛田太一郎さん。
     裏:邸内の電話ボックス・流し台・キッチンとダイニングの間の受け渡し口・冷蔵庫 
 建築士の飛田さんの説明で、飛びきりの銘木が使われていることがわかり、みんなびっくり。今では、いくらお金をかけても出来ない工事が多いという。
  見学して、生活を快適に過ごすための工夫があるように感じた。大正モダニズムの合理精神というものだろうか。また、いたるところに曲線が使われていることに気づいた。当時流行ったアール・ヌーボーの様式の影響なのだろうか・・・。
 邸内の明かりや、外からの光にも細心の注意が払われている感じがした。写真を見て、みなさんはどのようにお感じに?

田辺聖子さんが受け継いだもの

 大学の一角に『田辺聖子文学館』が設けられている。作家の田辺聖子さんは、樟蔭女子専門学校の卒業生。第二次大戦末期の1944年(昭和19年)に国文科に入学し、短歌クラブに所属していたという。軍国主義一色のなか、大正浪漫の雰囲気を残すこの学校で、夢多き少女は何を吸収したのだろうか。
 文学館では、学生サークル『かもかの会』の女子大生たちが、案内役をしてくれた。現代の“マドンナたち”の活躍に期待したい。
 
※校内は、田辺聖子文学館のみ一
   般公開日あり。


 田辺聖子文学館ホームページ←クリック

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 『どーなってる』文学館取材←クリック

 


     文学館での説明と、かもかの会のメンバー

            大阪樟蔭女子大ホームページ←クリック
            
            東大阪物産観光まちづくりセンター←クリック


  
        編集後記


 今回の観光協会主催のまち歩き企画は、大盛況で100人を軽く超えていた。また、経済部からの支援参加が見られた。行程を簡単に書くと以下の通り。 永和駅前→鴨高田神社→長栄寺→帝国キネマ小阪撮影所跡→大阪商業大学(谷岡記念館)→大阪樟蔭女子大学(記念館・田辺聖子文学館・樟古館)→延命寺→樟徳館
 どれも、単独で特集できるねうちのある場所だ。みなさんへの報告は、一部に絞らせてもらった。左の写真は、商大校内の昭和初期の建物で、現在は創立者谷岡登氏を顕彰する『谷岡記念館』となっている。中には、商業史博物館があり、大阪の商業の興味深い資料がいっぱいある。大学関係者の方々に、改めての取材をお願いしておいた。
         
 レポート:楢よしき           
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