今どうなってるの?!東大阪
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ふるさと東大阪2010年9月6日掲載
2014年3月5日一部改訂






 今、青年をめぐって雇用環境の悪化や、社会的ひきこもりの問題が大きくなっています。青年の自立支援に取り組む団体を訪問し、「どう考えたらいいか」「どうしたらいいのか」を伺いました。
 
 
ここは、近鉄奈良線永和駅と小阪駅の間の線路沿いにある建物。 「青年の自立支援センター“ゆう”」と「東大阪若者サポートステーション」の二つの看板がかかっています。

 東大阪若者サポートステーション総括コーディネーターにインタビューしました。
 
問:ここはどんな施設ですか?

答:一口で言うと、働くことについてさまざまな不安や悩みをもっ
   ている青年に対し、就労に向けた支援の活動をしています。

 
 
会福祉法人 『つむぎ福祉会』の公益事業の一環で、一昨年、東大阪のこの場所に開所。これまでおこなってきた障害者福祉サービス事業所の『青年の自立支援センター“ゆう”』の活動に加え、東大阪市の支援のもと、厚労省の委託事業である『東大阪若者サポートステーション』の仕事を行っています。サポートステーションの空白地域だったこの地に府下5番目の設置が実現し、意義深いことと思っています。

問:ひきこもりや挫折した青年に対し、
         一部冷たい視線を感じますが・・・?

答:辛抱がたりないとか、育て方が悪いという自己責任を問う声
   は一部にあるのは事実です。ここから、私たちの仕事を“青
   年を甘やかすもの”と誤解される方がおられます。しかし、私
   たちは、すべての青年を社会の大切な宝物と考えています。
   ドイツでは、未就業の青年が援助金をもらいながら訓練をう
   ける『生産学校』の制度が完備し、就職浪人というものはあり
   ません。スウェーデンでは、すべての人が働けるよう国が条
   件整備していますので、基本的に働かない人はいないという
   状態です。
 
年が働く場をみつけたり、社会参加したりするための支援は、個人の自己実現にとどまらず、人的資源を増やし社会の価値を高めることにつながると考えています。

問:具体的にスタッフはどんな仕事をされてますか?

昨年一年間で、およそ600件の相談に対応しました。その中には長期のひきこもりで一人ではハローワークに行くのが不安、履歴書の書き方がわからない、面接の受け方に慣れていないなどのケースがあります。


事務所には、キャリアコンサルタント、臨床心理士の
5名のスタッフがおられました。
  た別の例では、溶接現場で数年働きようやく技術を身につけたが、ロボットの導入でついていけなくなり、うつ状態になってしまった方に心のケアと再就職の相談をしています。
 ひきこもりの青年は、全国推計では70万人といわれています。最近では、数多くの面接をくりかえしたあげく就職先が見つからず、ひきこもってしまう大学・大学院卒業生が増えています。この方たちの挫折感は深いものがあり心配です。

問:ここで青年は、どのように過ごし
             どんな活動をしていますか?

安心できる場所で

答:まず私たちは、この場所が青年の駆け込み寺となるよう心がけています。青年たちは安心してくつろいでいます。ちょうど一階では、イベントに使うグッズをつくる軽作業をしているところです。
 の安心感を踏み台にして、青年は仲間との交流や社会とのつながりを深め、仕事に対する知識や経験を豊かにしながら、自分に適した仕事を探す努力をしています。
   軽作業の現場&いしきりんちゃんの仮面ができる


   社会的視野を広げる

 の写真は、9月1日に市役所でおこなった、働く人の講話を聞く会の様子です。今回は、市の経済部の協力を得て、労働雇用政策室の田中健治さんから、市役所の仕事の内容や働き甲斐などの話を聞かせてもらいました。先日は、東大阪宇宙開発協同組合の杦本(すぎもと)日出夫理事長から人工衛星まいど一号にまつわる話を聞かせてもらっています。9月中旬には、消防署・防災センターに出かける予定です。各分野の方々の“現場に密着した生の声”を聞く取り組みは、青年が視野を広げたり意欲を高めたりする上で大切だと考えています。

      

  実習に取り組む 
 
 た、青年たちは実際に体験できる活動にも参加しています。大阪ガスチャリティーバザーで、自分たちで製造したパンの販売体験をしたり、年末には市場の歳末売り出しの実習に出かけたりと、青年の実情に応じた多彩な活動があります。

      パンの販売実習&年末市場実習

   真のように農園作業に汗を流すこともあります。
 青年にとって、働く人たちのいる現場に参加することが一番大事だと考えています。もっと実習させてくれるところを増やしたいのですが、現在の不況で大阪の製造業の事業所が減っているのが不安です。実習先を増やす系統的な施策を望んでいます。

 物の三階では、パソコンを使って委託業務に取り組んでいます。内容はデイジー(DAISY)図書の編集作業です。視覚障害で読書困難の人のために、カセットテープにかわる便利で扱いやすい国際標準規格のデジタル盤を作成しています。

問:相談に乗ってもらうにはどうすれば・・?

答:悩みを抱えている本人の見学・相談について、初回はいつでもOKです。ひとりで悩まないで出かけてきてください。ご家族の場合は基本的に予約制ですので事前の電話をお願いします。
  市役所での出張相談や、必要に応じての家庭訪問も実施しています。
 早く相談に乗らせてもらうことが大事と考えています。
 市内の高校中退者に一刻も早いフォローをと、今、働きかけを強めています。




   社会福祉法人 『つむぎ福祉会』ホームページ  ←クリック
     
  
東大阪若者サポートステーション(サポステ)スタッフブログ ←クリック



取材を終えて
 スタッフのみなさん、作業中の青年のみなさん、取材にご協力感謝します。
 現場で青年の方々が真剣に取り組まれている姿に接し、胸があつくなりました。
 ことに心に残った言葉があります。青年を、人間を、かけがえのない宝物として見る視点です。当たり前のようですが、人の命さえ軽視される社会的風潮のなかで、何が大切かを再認識させてもらいました。青年を励まし続ける人たちの活動に未来を感じます。
          
聞き手:楢よしき
 
                                   

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