今どうなってるの?!東大阪
 東大阪市でおきている様々な事柄で、「どうなっているの?!」を独自に取材。
市政情報、地域の情報を皆様に提供している地域密着型情報配信サイトです。
トップページ ホットなニュース 知っ得 市内情報 ふるさと東大阪 鳩まめ瓦版 動画ニュース
元気の素 オススメの店 おしゃべりコーナー 

ふるさと東大阪2010年10月5日掲載
2016年1月27日改訂





  ここは、大阪樟蔭女子大学の校内にある『田辺聖子文学館』。“樟蔭の卒業生”、田辺聖子さんの業績を市民や文学愛好者に広く知ってもらうため開放されています。まち歩きの人たちに案内しているのが『かもかの会』の女子大生たち。
 
 かもかの会 って?


 
 オープンキャンパスでアピールする会員
 田辺さんの自伝的小説『芋たこなんきん』がNHK朝の連続小説で放送されたとき、“かもかのおっちゃん”が、とぼけた味で登場しました。その名前にあやかったというのが『かもかの会』
 田辺作品を愛する現役女子大生たちが結成しています。


  
“かもか”って?
 その昔、親たちが子を寝かしつけるために「噛もかがくるぞ!」という方便を使った。 聖子さんは、おっちゃんがこれを口癖にしていたことからあだなに借用。どこか愛嬌を感じさせる命名です。

 
          
<企画タイトル>
   ぶらっと樟蔭へ!~はいからさんが通ります~

 その彼女たちが、文学館をはじめ、母校の歴史的施設や周辺の町の文化財を市民に知ってもらおうと、“まち歩き”を企画しました。タイトルは、『ぶらっと樟蔭へ!・・・』 女子大生たちの行動力に感服!

 「鳩まめさんも来て下さい」とのお誘いに、「いっちょ、かもか!」のおっちゃんたちも、二つ返事で参加することに。

   少し秋めいてきた町へ
         いざ出発!

            ガイドの原稿も用意して!
  
  総勢40名近くのまち歩き参加者は、二班に分かれて行動することに。NHKのラジオ番組と、J:COMの取材も同行します。かもかのメンバーたちは、行く先々に問題が入った封筒を隠しておいて、探したり、解いたりしながら歩くおもしろ企画を立てていました。 
町中の文化財を訪問
 

     参加のおっちゃんの中には、ガイドの助っ人をする人も
 
 コースの始めは、白鳳二年(673年)に創建されたといわれる
鴨高田神社。古木が鬱蒼として、延喜式内社の偉容がしのばれます。次に訪れたのが、聖徳太子創建と伝えられる長栄寺
 中興の祖、慈雲尊者ゆかりの庵『禅那台』や、本堂の龍の天井画などを拝見。完成した十一面観音立像のレプリカの写真が印刷されたクリアホルダーをいただきました。


大西武冶邸のクスノキの巨木
 永和二丁目にある大西武治邸内では、近くの『乗蓮寺』院代の浅野素誠(そせい)さんから、クスノキの巨木や、クスノキ一木造りの飛鳥時代の仏像などの説明があった。こんな機会でもなければ見学はできません。

長瀬川の亀

延命寺
 
 ここは、長瀬川の遊歩道沿いの『延命寺』道路から延命地蔵尊が拝めます。
 
 大阪府指定文化財の本尊阿弥陀如来立像を特別に拝観させてもらい、“はくせんこう”まで頂きました。

力が入る母校の紹介
 
 母校の樟蔭の門をくぐるころから、かもかのメンバーたちのガイドの様子が堂に入ってきたように感じられます。おっちゃんたちの感想が甘いのでしょうか・・・  

記念館
 大正モダ二ズムを感じさせる昭和2年建築の『記念館』と、学校創立当初の建物である『樟古館』を見学させてもらいました。よくぞ残してくれたという思いがします。これらの建物群のせいか、校内の雰囲気がしっとりと落ち着いて見えます。


樟古館にて
 『田辺聖子文学館』では、書斎のイメージが再現されているコーナーや、田辺さんお気に入りのグッズの展示もある。最後まで使い切った“ちびた鉛筆”のエピソードも聞かせてもらいました。昔の人は偉かった・・・


書くことへの執念が

田辺聖子記念館にて
なんといっても圧巻は・・・

樟徳館 応接の間にて

 最後に案内してくれたのが『樟徳館』。樟蔭学園の創設者、森平蔵氏が建てた私邸です。現在は、登録文化財に指定され、彼女たち女子大生の実習の場としても利用されているようです。
 ここでは、水を得た魚のように、ジョークも飛び出す余裕のガイドぶりでした。
 私は、この『樟徳館』へは、機会があって訪れたことはありますが、今回は、たっぷりと時間をかけて、いろいろ見させてもらうことができました。彼女たちの企画のお陰です。
 

樟徳館 和室にて

邸内の随所に意匠を凝らした窓や明かり取りが見られます。

 
 “まち歩き”が終わり、参加者たちが「ありがとう」と声をかけて帰ってゆかれます。最後の一人を見送ってから、彼女たちは「終わった~!」とおもわず声をあげ、解放感に浸っていました。
「お疲れ様!」 国文学科3回生と4回生の皆様でした。
(関連情報)
NHKラジオ第一 10月10日 夜7時20分 『渋マガZ』
J:com       10月11日~17日 虹色ねっとワーク 『企画コーナー』
ふるさと東大阪   10月5日 掲載
どーなってる東大阪 クリック→  『東大阪に残る 大正ロマンの香り』 &  『樟徳館見学記』

  取材を終えて


鴨高田神社にて
  参加者のひとり、御厨の藤井さんは、「いつも長瀬川遊歩道を散歩するとき、樟徳館が気になっていました。見学できるというので参加しました」と、参加の動機を語っていただきました。また、東花園からきたというご婦人は、「いつも電車の窓から樟蔭女子大を眺めているが、中に入れてもらえるというので来ました」との返事。「私らの年代は、あこがれの学校でした」と付け加えてくれました。付き添っていた樟蔭学園企画広報室の篠畑美法子さんは、「学園生活を生き生きと過ごし、いろいろな経験を積んで社会に出て欲しい」と、取り組みを高く評価します。参加者が大満足の今回の企画は、彼女たちの今後の財産になるにちがいありません。
                 
レポート: 楢
 ご意見・ご感想をお願いします。 下をクリック ↓

トップページに戻る




Copyright donatteruno All right reserved.