今どうなってるの?!東大阪
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ふるさと東大阪2011年1月12日掲載





   
 

瓜生堂交差点の入り口付近&中環の森内部
              

                  『中環』沿いの土地を有益に!
  
 “大阪中央環状線(中環)”と“近畿自動車道”にはさまれた細長い“旧モノレール用地”がある。府は、池田市から堺市までを『中環の森』にする構想だが、財政的な問題を抱えている。そこを一歩踏み出し、市民の力で中環の森構想をさらに発展させようとする活動が本格化してきた。『命の輝き共生の森計画推進協議会』の安川昭雄代表(77)に、その構想を聞いた。(聞き手 編集部 楢よしき)





       安川昭雄代表
      潟Aドバンス会長
  環境にやさしいバイオ洗剤を開発。
  製品は東大阪ブランドに認定される。
  環境問題を次世代に伝えるため
  小学校への出前授業を精力的におこ
  なっている。


  命の輝き共生の森づくり

   
ー計画の全体像は?
東大阪市の街のど真ん中、意岐部東から瓜生堂までの約800メートルの区間を、自然豊かな『命の輝き共生の森』にしようと呼びかけています。 
    
 <計画の場所>クリック
 そこでは、人々が自然とふれあい、観察や体験・研究ができ、また、四季折々の催しがある楽しい場所にしたいと考えています。森づくりは、みんなの夢と知恵を持ち寄り、みんなの汗と力でつくり上げようというものです。
  
   
ーこれまでにどんな活動を?
 
2004年のどんぐり保育園の記念植樹に始まり、府や市の協力を得ながら、環境を守るNPO団体・布施北高デュアル生・近大のボランティアサークル・東大阪の企業人が立ち上がり、森の清掃と整備を始めました。
     
09年既報クリック


 清掃と整備活動    2010・5撮影 
 
 
 その後、大阪商大のゼミ生など各種団体の参加が広がっています。シャープのアクオスのデザインで有名な喜多俊之さんには顧問を快諾いただき、大変心強い思いです。
 昨年(2010年)は、大きな前進の年になりました。

       −大きな前進とは?
これまでにも、府と市からは実質的な協力と援助をいただいてきましたが、今回、事業を正式に認定していただきました。それを受けて、11月には第一回の植樹祭を行うことができました。
 

     苗作り&土おこし
        2009・5撮影

第一回植樹祭&植樹風景   2010・11撮影

  地元の石田(いわた)神社の大森邦彦宮司に式を執り行っていただき、その    あと、1100本もの植樹をすることができました。これまでの参加者に加え、近隣の自治会関係者や行政の方々にも参加いただきました。これから本格的な作業に入ります。



森の中はどんな雰囲気に?

 私のイメージですが、さまざまなゾーンで構成します。水辺のゾーンでは、メダカ、ホタル、トンボなどが見られます。どんぐりの森では、拾ったどんぐりでどんぐり細工をして遊んでもらいます。わた畑では、栽培から木綿布までの一貫した作業体験ができます。ここには、自然を守るさまざまな団体が集まります。訪れた人は、その人達から自然についての知識や付き合い方を学べます。ゾーンの内容や配置は、みんなで夢をどんどん膨らませながら進めます。スペインのサグラダ・ファミリアのように、徐々に進化させ、“日本一長い自然の博物館”をめざします。   
      
※サグラダ・ファミリア←クリック
    
    

   布施北高生の森のジオラマ 
森のイメージ図A←クリック      森のイメージ図B←クリック 

 ー森でどんな取り組みを?
すでに取り組んでいるものがあります。花の苗の栽培です。現在、市が希望者を募って苗を提供していますが、将来はここでつくることができそうです。電気は自前でつくります。みなさんから「すごいな」といわれるエコ発電でまかなっていきたいと考えています。ついでに言えば、トイレはもちろんバイオトイレです。
 

    育つ花の苗&ゴーヤトンネル

    作業後のミーティング風景
    ー多くの資金が必要では?
森の整備資金は、会費や企業の協賛金、寄付などでまかなう計画です。
人々が自然とふれあえる憩いの場、自然を学ぶ学習の場、そして、自然との共生の試みの場でもあります。それを街のど真ん中に実現する意義をみなさんにご理解いただいて、ご協力をお願いしたいと思います。

ー市民のみなさんへのメッセージは?

    “命の輝き共生の森”予定地に立つ安川さん
 いま、環境問題に真剣に取り組むべき時が来ているのではないでしょうか。温暖化の問題、エネルギー問題、生物多様性の問題などなど。この土地で、自然と共生する楽しさを肌で感じてほしいと思います。また、次世代の子どもたちに自然の大切さを伝えたいとも思います。
 
 この土地は、災害時に備えた空間としても機能するよう工夫していきます。個人、団体を問わず、多くの市民の方々が森づくりに参加してくださることを願っております。

ー安川さんありがとうございました。
            以下、寄せられたメッセージを紹介します。ー


  
 企業、地域、学校を主体として、「きれいな都市の森にしよう」と、若者からお年寄りまで幅ひろい年齢の方々が集まり、楽しみながら活動しておられます。この活動が刺激となり、中環の森全体がより活発になることを願っております。安全と健康に留意しながらご活躍ください。八尾土木としても、公共の場の提供者として、一定のルールの下、アドバイス、支援、協力をいたします。感謝と笑顔の協働で、ともにがんばりましょう。     
                                 
府八尾土木事務所

  
 東大阪市では、平成16年度から「地域まちづくり活動助成金」制度を設け、地域のまちづくり活動に取り組む市民団体の支援を行っています。市民の皆さんのお知恵とお力でよりよい地域づくりを進めていただくことを心強く感じております。「命の輝き共生の森計画推進協議会」では、府道大阪中央環状線の未利用地を活用し、環境保全や環境学習の拠点となる“森づくり”に取り組んでいただいております。教育や、生涯学習、コミュニティーづくりの場として、都市の中に生まれた貴重なオアシスが、市民のみなさんにも広く親しんでいただけるようになることを楽しみにしております。

                                      市民生活部 まちづくり支援課



 最近、高校教育の中で、体験活動・ボランティア活動が重視されるようになっております。本校のデュアルコースは、いち早く、学校の外での学習活動を大胆に取り入れてまいりました。その関係で、これまでに中環の森へのボランティア活動にも多くのデュアル生が参加させていただきました。今後、本校の生徒全体の取り組みとして位置づけていきたいと考えております。「命の輝き共生の森」を地域の人たちと力を合わせて緑化する活動を進めながら、意岐部交差点近くのエリアを「布施北ガーデン」に創りあげる夢をふくらませています。   
                                        府立布施北高等学校


      取材を終えて

 安川さんが温めてきた構想が、多くの人々の共感をよび、行政の理解を得るまでになった。“みんなが力を合わせる土台”が整い始めたようだ。夢は、まだそれぞれが持ち寄ったばかりの夢物語だが、みんなで交流し、話し合いを重ね、多くの汗を流す中で、夢は確かなかたちになっていくに違いない。鳩まめはこの活動を今後も注目していきたい。    
          文・撮影:楢
  校正:駒
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