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ふるさと東大阪2012年8月27日掲載






高井田元町から東の空 & 新石切駅から 生駒の山の上に湧くようにみえる入道雲
 
 
処暑の候となりました。もうそろそろ秋の気配を感じてもいいのですが、まだまだ暑いですね。みなさんいかがお過ごしですか?去りゆく夏の記念に、夏の空の主役“入道雲”に登場してもらいます。これで、暑い夏をしめくくりたいものです。




        高井田西から東の空
   夏の空には・・・

 夏の空といえば入道雲です。もう9月だというのに、山の上には
入道雲が湧いて見えます。まだまだ残暑はきびしいようです。

 しかし、青空には薄く刷毛ではいたような雲がたなびいて、筋骨隆々の入道雲とのコラボレーションは、夏と秋の変わり目に見られる定番の光景です。



 ※入道雲=理科では積乱雲(せきらんうん)といいます。俗に“カミナリ雲”ともよばれます。
 


 入道雲のエネルギー源
 
 入道雲のダイナミックな動きの秘密はなんでしょう。熱い空気は上昇し、冷たい空気は下降します。
対流です。
 夏は大地が強烈に熱せられるので、凄い
上昇気流が起こります。ぐんぐん上昇していった空気は、高く昇って冷やされて急激に雲を作ります。
 みなさんも、むくむくと上にふくらんでいく様子をごらんになったことがあるでしょう。「入道雲が発達する」という現象とか。
 地表と上空の温度差が入道雲のエネルギー源です。差が激しいほど、
大入道になるようです。


          小阪駅前から東の空


                 太平洋からの援護団

   JR東大阪線から北の空 & 永和駅前から北の空
  
 入道雲が誕生するとき、太平洋からの
“熱くて湿った風”も大きく関係するということです。入道雲が成長するために必要な水蒸気を補給する援護団になるからです。太平洋高気圧が強いほど、入道雲が大きく強くなります。あまり大きくなってほしくありませんが・・・。


永和駅前から東の空にかなとこ雲


 かなとこ雲も入道雲

 金床(かなとこ)といっても、若い人にはピンとこないことでしょう。きのこのエリンギのような形の雲といった方がニュアンスが伝わりやすいかもしれません。
 十分発達した入道雲の頂が、1万メートルほどの
成層圏に達したら、温度の関係で上には伸びず、水平に広がるとのことです。

       三ノ瀬公園から東の空にかなとこ雲
    
荒本から東の空 & 荒本駅前から北の空 入道雲の通過   一天俄(いってん・にわか)()き曇る

 入道雲は、空一面を覆うように進んできます。雲の底は黒くて不気味です。町中が真っ暗になってしまいます。大入道になると、雲の下では、激しい雨(集中豪雨)・雹(ひょう)・霰(あられ)突風・カミナリといった現象が起きます。まれに、竜巻を伴います。まさに暴れ放題です。
 でもこの現象は、不安定な大気を元に戻そうとする自然の営みにすぎないというのですが
・・・      


  
 大きく育って欲しくない

 入道雲といえば、“こわいけれど、どことなく憎めない感じ”がします。でも、地面がもっと温かくなり、いままで以上に上空との温度差が激しくなると、昔の感覚ではすまない被害が予測されるそうです。それが、巨大積乱雲や超巨大積乱雲(スーパーセル)です。
 
日本の空では起きないとされてきた現象ですが・・・。

 アメリカの超巨大積乱雲(スーパーセル) ウィキペディアより


        茨城県民が公表した雹の写真
 今年5月の栃木、茨城県境で多くの被害を引き起こした竜巻は、局地的に強力な積乱雲が発生したのではないかといわれています。茨城で降った雹は、普段目にするものと違います。昨今の異常気象が気になるところです。
 牧歌的に始まった入道雲の話が、怖い話になり、肝を冷やしてもらうことになりました。
 最後に、こわい
(カミナリ)にもこんな面もあるという、ほのぼのした話をどうぞ。

    カミナリ異聞
 カミナリが好きな人はいるのでしょうか?そんな物好きはいないと思いきや、昔から、「カミナリがよく落ちる年は豊作だ」という言い伝えがあって歓迎する人も。一説には、カミナリの電気ショックで空気中の窒素と酸素が化合し、窒素肥料が空から降ってくるというのです。
        覆いかぶさる黒雲 & 雷雲


           ナショナルジオグラフィックより
 また、岩手大学の高木浩一准教授らのグループは、茸(きのこ)の菌をうえた原木に、人工カミナリを落とすと、茸の収穫が増えることを実証しました。昔から、「カミナリが落ちたところは茸がよく生える」といわれていたようです。昔の人の言葉には耳を傾けないといけませんね。すでにこの研究は、実用化され始めたとのことです。

 入道雲の話にお付き合いいただきありがとうございました。残暑厳しいおり、健康に御留意ください。最後に赤入道の写真で失礼します。

       鳩まめ倶楽部編集部
      協力:荒井喜代治
(吉田9丁目在住)

      近鉄俊徳道駅から8月末の生駒山

   夕陽に染まった入道雲 「赤入道」  学園前・学園中一丁目より
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