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ふるさと東大阪2012年10月5日掲載





 
 秋の気配が感じられる今日この頃です。今回の特集記事は、“読書の秋”にちなみ、椋鳩十(むく・はとじゅう)児童文学賞に輝いた児童文学の新進作家 小浜ユリさん(東大阪市在住)に登場してもらいます。


今春、
椋鳩十(むく・はとじゅう)児童文学賞”を受賞


 第22回椋鳩十児童文学賞を受賞した小浜ユリさん(47)
 東大阪市在住の小浜ユリさんは、今年の4月に鹿児島市と市教育委員会主催の“第22回椋鳩十児童文学賞”に選ばれました。
 鹿児島は椋鳩十が児童文学の活動をしたゆかりの土地。その功績をたたえて賞が創設されています。選考委員は、児童文学作家のタカシヨイチさん、那須正幹さん、西本鶏介さん、詩人・作家の三木卓さん。 対象は刊行2作目までの新人の児童文学作品です。
 
                           ウィキペディア「椋鳩十」←クリック

 授賞式は、5月8日に、桜島をのぞむ城山観光ホテルでおこなわれました。読売新聞の報道によれば、選考委員のタカシヨイチさんは「読者を不思議の世界へいざなってくれた力量は見事」とたたえ、「新しい発想や文体で作品を書き続ける作家がいる限り、児童文学はなくならない。この文学賞の灯を未来につなげていってほしい」と、語ったそうです。
       城山観光ホテルからの桜島


受賞作は むこうがわ行きの切符』 


     授賞作品 「むこうがわ行きの切符」

 『むこうがわ行きの切符』(岩清水さやか・絵、ポプラ社)が受賞作品。タイムトラベルにまつわる短編集です。
 主人公は、少年・少女の5人。過去や未来に行ける切符を手に入れた健斗が、32年後の未来で同級生と出会う
「ふしぎな切符」の話や、過去をやり直せるブレスレットを手に入れたマミが、欲を出しすぎ、過去に閉じ込められてしまう「ブレスレットの秘密」など5編からなっています。どれも、はらはらドキドキの展開の中に、人と人とのつながりが描き込まれています。


小浜さんの素顔

 小浜さん一家は、夫と1男1女の4人家族。子どもさんたちは大きくなって手が離れたそうです。関東で生まれ育った小浜さんは、結婚を機に東大阪にやって来ました。

 小浜さんによれば、「ここに住んで25年。人生の中で一番永く住んでます」「食べ物が安くておいしいのがいいです」とのこと。
 
 子どものころは、父親の勤めの関係でよく転校しました。本好きで、夢見がちな子どもだったとか。子どものころに読んだ本をたずねると、小学五年のころに読んだ、サン・テグジュペリの「星の王子さま」をあげてくれました。その中の一節 「大切なものは目に見えないんだよ」が心に響いたといいます。感受性の豊かな少女だったようです。


  市内小学5年の読者から寄せられた感想文を読む

子どもたちに読書の楽しさを  



   「時間割のむこうがわ」
 下の子の小学校入学を機に、短い童話等を書き始め、創作する側へと身を転じました。2005年の第三回ジュニア冒険小説大賞の佳作に選ばれてから、創作意欲に火がつきました。デビュー作は、時間割むこうがわ』(杉田比呂美・絵・、ポプラ社)。これは、2009年のポプラズッコケ文学賞優秀賞に選ばれています。死んだ友だちの幽霊を見ることのできる男の子や、ネコとしゃべることのできる女の子たちが登場する短編集です。不思議で、ぞくっとする話の中に、子どもたちの心の動きが繊細に表現されています。

 不思議な世界を創作する小浜さんは、自身も、ミステリーや探偵物の本が大好きです。自宅近くの大蓮図書館で、インターネットの予約貸し出しをよく利用します。
 小浜さんは、「子どもたちに読書の楽しさを知ってほしい」とのべ、「子どもは不思議な話やこわい話が大好きです。わたくしの作品で、少しでも子どもたちを本の世界にいざなえたらうれしいです」と、今後の抱負を語っていただきました。


 小浜さんのホームページ「おはなしの扉」 ←クリック

  東大阪市立 大蓮図書館前にて 小浜ユリさん

協力:鹿児島市役所文化課、 ポプラ社

      受賞を喜ぶ人たちとの歓談

 大きな賞を受賞された人が東大阪に住んでおられるというので、絵本や児童書に携わっている人々の間で話題になっています。近年、子どもたちの本ばなれが教育現場で問題になっています。でも、子どもたちが本を嫌いになったわけではなく、本に出会う機会が減っているのが原因ではないでしょうか。小浜さんには子どもたちが喜ぶ作品を作っていだだき、わたくしたち市民は、子どもたちが本に触れる機会を保障していかねばと考えます。
       
            
レポ:はなの のののはな
                 F・村上
                 楢 よしき
                  読後感想  (補追)
 
 児童文学作家・小浜ユリさんにお会いしました。想像していた通りのさわやかな方でした。
7月に『時間割のむこうがわ』を読み、自分のこども時代の感覚が蘇りました。
11歳ごろの自己のナイーブな内面が表現されていてうれしかった。
また椋鳩十賞受賞作品『むこうがわ行きの切符』はさらにおもしろかった。
この年齢のこころをとてもよくつかんでいる。「はるか遠くて近い場所・・・・」を見事に
表現しておられるなと感心しました。
日常の自分がそこにいる。だから「分かる、分かる。この気分」。冒険は自己形成の源なん
ですね。
まわりにばかり気を捕らわれないで「この自分の気持ち」を大切にする。
秋の文庫の選書に入れ子どもたちに紹介したいなと思っています。
さわやかな温かな風がわたしのからだを吹きぬけました。

               はなの のののはな (2012/10/5)
                             メール紹介
 
自称「ネットおばちゃん」です。大好きな椋鳩十先生の賞を受賞されたことは新聞で読み知っておりました。たまたま「鳩まめ」さんのホームページで貴方のことを詳しく知りました。大変失礼な言い方でしょうか、子どもさんのころから文学大好き人間って感じがしましたよ。身近に、こんなスバラシイ方が25年も前から東大阪在住とは。驚きです。くれぐれもお体に気をつけて創作活動を頑張ってくださいね。応援します。 今中真理

  
『むこうがわ行きの切符』
 過去や未来に行ける切符を手に入れた話「ふしぎな切符」
 過去をやり直せるブレスレットを手に入れた「ブレスレットの秘密」

 タイトルだけで、「自分だったらどうしようか」などと考え楽しくなってしまう、夢のある楽しそうな本ですね!児童書ですが是非購入して読んでみたいと思います。また楽しい記事楽しみにしております。 恵子


 絵本関係の人に紹介していただき、小浜ユリさんと直接お話ができましたこと、とても感謝しています。幸せなひとときでした。以前から“時”や“時と人との関係”に興味がありました。『むこうがわ行きの切符』はおもしろい話です。ドキッとしたり、ほのぼのとしたり、切なくなったりと読みました。書きたいことがたくさんあるとおっしゃっていました。次はどんなお話になるでしょうか。たのしみです。ありがとうございました。      杉 夕子

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