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ふるさと東大阪2013年3月13日掲載





 右の写真、「何が写ってる?」と、戸惑われた方も多いはず。実は今、若者を中心に広がっている小型コンピューターの画面の一部です。
 
タブレット端末を使って


    A4サイズのタブレット型コンピューター
 その全体像がこれ!この形をタブレットとか、タブレット端末と呼びます。この最新機器を使って、「買物困難者」と商店街との橋渡しをしようという、東大阪市初の試みがスタートしています。
 これをすすめているのが瓢箪山の商店街
「スマイル瓢箪山(以下、商店街と、連携団体「瓢箪山地域まちづくり協議会(以下、協議会)
 市の「高齢者に優しい商店街づくりモデル事業」の委託を受けています。

  商店街は生駒の山すそに位置し、高齢者の中には、買物のため坂道を上り下りする必要のある人が大勢います。高齢化が進むにつれ問題は深刻です。商店街は、数年前から協議会と連携し、「高齢者にやさしいまちづくり・商店街づくり」をめざし、取り組みと研究を続けてきました。その一つが買物困難者と商店街をつなぐ試みです。
 協議会から貸与されたタブレットを高齢者の方にもってもらい、タブレットから注文を受けて配達する仕組みです。

          急な坂道


     かんたん操作のメニュー画面
 言葉で言えば簡単ですが、システムを現実のものにするために、さまざまなハードルがありました。
 高齢者が使いやすいソフトの開発や、注文を管理するシステムの構築については、
専門家との協働で実現させました。
 また、各商店の機械操作や配達などの負担を少なくするため、ボランティアの協力を要請しました。現在は、お昼の弁当の注文に限られていますが、現実に、タブレットを利用した
ヒョウタンショップが機能し始め、数店からメニューが選べます。

お買物代行のボランティアが介在


 協議会の拠点はキューたんステーション。パソコンに注文が寄せられると、事務局員さんが受信します。連絡を受けたお買物代行ボランティアさんが商店で注文の品を自費購入して配達先に向かいます。配達先では、レシートと引き換えに代金を受け取ります。
           注文を受けます

 このシステムは、高齢者が助かり、商店に負担がかからないので喜ばれています。しかし、ボランティアの一方的貢献で成り立っています。利用する高齢者の方にうかがうと、大変助かっているが、ボランティアの人には申し訳ない思いがするといいます。


           配達に向います
 商店街と協議会では、この課題を解決するため、ボランティア活動に報いる方法を近々導入する予定です。
 スマイル瓢箪山と協議会から発行する
ボランティア券「50瓢箪(ひょうたん)がもらえます。何枚か貯まると、指定のお店でお買物に使えます。「電球をとりかえて」などのちょっとしたボランティアへの要望も、この「50瓢箪」の運用で応えたいと考えています。
 
     
    認知症の人も安心な町・商店街へ

 



    認知症の人をサポートできる店にロバ隊長
 キューたんステーションでは、女性たちが針仕事をしています。作られているのがオレンジ色のぬいぐるみで、その名は「ロバ隊長」
 商店街と協議会では高齢者にやさしいまちづくりの一環として、
認知症問題にも取り組んでいます。商店街の店主さんや店員さんに認知症の人をサポートする講習を受けてもらい、終了した店に「ロバ隊長」を置き、ステッカーで表示します。お客さんに安心をアピールしようというわけです。
 この日は、「ロバ隊長」を作るボランティアの女性たちに、
東大阪市社会福祉協議会お二人が作り方のアドバイスをしていました。
 
 商店街ではすでに「ロバ隊長」が活躍をはじめています。ジンジャモール瓢箪山商店街のヘアサロン・モリや、サンロード瓢箪山商店街の 東阪社・マイホール などにマスコットが置かれていました。
         ヘアサロン・モリ

       東阪社・マイホール
 講習を受けた東阪社の社員さんは、「社内の研修でも学んできたが、やさしく心から接すること、なにより相手の尊厳を守ることが大事だと再認識できました」と、話してくれました。認知症の人にていねいに接してくれるということは、すべての人にやさしい商店街への道につながると感じました。
 このほか、商店街と協議会では、事業の一環として商店街の通路にベンチも設置しています。通行する人に体を休めてもらおうという心遣いです。だれしも疲れたときや、荷が重いとき一服したいもの。地べたに坐るわけにいきませんから、ベンチはありがたいです。

町ぐるみで住みよい瓢箪山を


  スマイル瓢箪山会長 ・協議会委員長
           岡本定雄さん
 
 この会議風景は、瓢箪山地域まちづくり協議会の一コマです。商店街代表と地域の団体代表が定期的に集います。大商大・法政大准教授の
酒井理さんが議長をつとめ、まちづくりについて活発な意見が交わされていました。
 高齢者問題はもちろん、子育て支援、文化芸術、地域防災、地域情報発信など、地域の包括的な内容です。ここが、力を生み出す一つの母体になっているようです。
 
 まちづくりの主人公としての自覚の高さに驚き、商店街と地域住民の連携によるまちづくりの未来をみる思いがしました。
             
        
ルポ:楢よしき

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