今どうなってるの?!東大阪
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ふるさと東大阪2015年11月21日掲載




 東大阪市には12の公立高校があります。そのうち、全国でも画期的なシステムを採用する
のが布施北高校のデュアル総合学科です。学校での学習と地域の事業所での実習とを結合
させた教育課程。受け入れ先の職種はバラエティーに富んでいます。実習の様子を知るため
現場を取材しました。がんばっている若者に声援を送りましょう。


            
<動画> 布施北高校 デュアル実習の現場から① ←ジャンプ

そもそも デュアル実習とは?


デュアル専門コース・デュアル総合学科発表会 ライティホールでの一こま 平成26年(2014年)


  この校舎は、府立布施北高等学校(湯峯郁子校長)です。全国でも唯一の専門学科以外でデュアルシステムを取り入れている高校です(デュアル総合学科)。そもそもデュアルとは、“二重を意味する言葉。学校教育と職場体験の両方の相乗作用で教育効果を上げるもの。

正門から見た校舎
 
 布施北高校でこのデュアルシステムの本格的取り組みが始まったのが平成20年(2008年)。文科省の
「キャリア教育推進地域指定事業」と、「日本版デュアルシステム研究指定校」に選ばれてから。
 以来、デュアルシステム専門コースの設置を経て、今のデュアル総合学科へと成果が積み上げられてきました。総合学科の二年、三年は週一回、直接自宅から実習先に向かいます。
 二年は半期で実習先が変わり、三年は通年同じ所に通います。


2015年ふれあい祭りにて
 いろんなイベント会場でおなじみとなった布施北デュアル生のハッピ姿。今年のふれあい祭りでも活躍していました。「おっ、がんばってるな」と、初対面の生徒にも気軽に声をかけられます。
 この教育システムには、地域やOBの協力が不可欠です。なぜなら、150名ほどの生徒たちの職業体験の場の確保が必要だからです。先生方の努力はもちろんですが、このシステムは地域が支えているとも言えそうです。
デュアルシステムへの期待を語るシンポジウム
                   
(平成20年度)

 本年度の協力企業と施設は108事業所にのぼっています。その内訳は以下のようです。
 ・製造分野   
   27事業所 
 ・販売・営業分野 35事業所

 ・保育・教育分野  27事業所
 ・介護・福祉分野  19事業所

 今回、鳩まめ倶楽部は、学校側と事業者の協力を得て、デュアル実習中の生徒さんたちの様子を取材させていただきました。7人の事例を二回に分けて皆さんにご紹介します。


こんにちは がんばってます! ~現場から~




刺繍センター 川根 萌さん

ひまわり保育園 北村早紀さん

モリタ洋品店 木村 茜さん

ヘアサロンaisé 中園友則さん

第一回は、4名の活躍をご紹介します。
写真をクリックするとジャンプします。



被服団地刺繍(ししゅう)センターで点検作業


服の点検をする 実習生

㈱大阪被服団地刺繍センター
 建物は、西石切にある㈱大阪被服団地刺繍センター(代表取締役 森 武久氏)。ここで実習するのが川根 萌さん(2年)。4~5人の働く女性にまじって黙々と作業中でした。作業内容は、刺繍にまわす前の服に汚れなどの異常がないか点検します。
 朝から3時までに7箱から8箱を見るそうです。川根さんは、作業を通じて物事を丁寧にすることの大切さを実感しているそうです。作業場の方から、「丁寧に作業してくれます」との声がかかりました。緊張感を欠かせない作業です。
丁寧な作業を心がける 川根 萌さん

事務担当 高濱裕美さん  営業担当 清水 賢さん
 会社の方に話を伺いました。デュアル生の受け入れは、東大阪に少しでも貢献したいという森 武久社長の方針だそうです。対応していただいたお二人からは、生徒たちが指示待ちでなく、積極性を身に付けてほしいとの期待を語っていただきました。

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保育園でこどものお世話


赤ちゃんをあやす 実習生

 ここは、枚岡警察署の近くにあるひまわり保育園(㈱ビクトリーサービス 保育事業部)ちょうどお昼寝タイムで、多くの園児たちはすやすやと眠っています。
ひまわり保育園

赤ちゃんといっしょ  北村早紀さん
 この保育園へ実習に入っているのが北村早紀さん(2年)園児を遊ばせたり食事をさせたりしています。幼い子どもは一歳違いで大きく成長することに驚いているそうです。ウンチの始末での失敗談など、気さくに話してくれました。「子どもが好き」だけでは務まらない厳しい仕事です。

 デュアルシステムが始まって以来、実習生を受け入れている園長の松本正美さんに伺いました。細心の注意が大切な場所なので、立ち居振る舞いにも気をつけてもらっているそうです。生徒たちには、人の話を聴く力を身に付けてほしいと話されました。

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松本正美園長


洋品店の接客や商品管理


商品管理する 実習生

モリタ洋品店
 瓢箪山商店街の一角にある老舗のモリタ洋品店本店。季節がら、ハッピなどのお祭り関連のものが多く並んでいます。
 ここで実習に取り組んでいるのが木村 茜さん(2年)。接客や足りない商品の補充、値段付けなどをしています。アルバイトで接客経験はあるものの、服の知識は今後身に付けたいそうです。明るい声で「いらしゃいませや「ありがとうございました」を心がけています。
店頭にて 木村 茜さん

奥さんの美代子さん  ご主人の森田明彦さん
 保護司や町の防犯などを積極的に引き受けているご主人の森田明彦さん。教育のお役に立つならと、その信条を語っていただきました。
 奥さんの
美代子さんは、生徒たちがいわれた仕事をやるというより、自主的に仕事ができる人間に成長してほしいと願っておられます。

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ヘアサロンで 接客や手伝い


店の清潔を心がける 実習生
 ヘアサロン aisé(エゼ)東花園店は、東花園駅前にあります。清潔感のあるしゃれたお店で、着付けもできます。八戸ノ里にもお店があるそうです。

aisé東花園店

自分のファッションにも気をくばる 中園友則さん
 ここに実習に入っているのが中園友則さん(3年)4月から店のお世話になっています。もともと人と話すのが好きな中園さんですが、ここでは、笑顔やしゃべり方の大切さを学んでいるようです。

 布施北一期生でオーナーの岡本正樹さんは、後輩の応援をしたいと受け入れ、生徒たちの活躍ぶりを喜んでおられます。奥さんの多佳子さんは、「忙しいときは声をかけられないが、機転を利かせられるように」、「若い人の感性に学ぶことが大いにあります」と、語っていただきました。
オーナーの岡本正樹さん  奥さんの多佳子さん
            <訪問後記>
 
 訪問して、営業中の企業や施設が生徒を預かるというのは並大抵のことではないと実感。受け入れ側の辛抱強さとやさしさがなければ続かない。しかし、訪問したどこもが長期にわたりこのシステムを受け入れている。
 そこからは、生徒たちの成長を喜ぶ“里親”のような愛情を感じる。生徒それぞれに個性があるが、それらすべてをまるごと受け止めるふところの深さを知ることができた。それに応え、生徒たちが健気
(けなげ)に仕事に取り組んでいるのが印象的だった。次の訪問が楽しみだ。

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<動画> 布施北高校 デュアル実習の現場から(Ⅰ)
 
ルポ:楢よしき     校正:駒
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