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ふるさと東大阪2009年1月17日掲載







 「まいど1号」の打ち上げは、もう間もなく。「H-UAロケット」に他の衛星とともに搭載され、今月21日(水)に種子島宇宙センターから発射される。
 打ち上げの時の人工衛星の名前は「SOHLA(ソーラ)−1」だが、打ち上げ成功時に「まいど1号」と命名される。
 ここまでこぎつけたのは、東大阪のものづくりの技術と、「SOHLA(東大阪宇宙開発協同組合)」のチーム力のたまものだ。東大阪市民の打ち上げ成功への期待が高まる。
 さて、無事に打ち上げたあとの「まいど1号」は、どこで、だれが操作をし、どのように利用されるのだろうか?
 鳩まめ倶楽部は、成功を祈りながらも、打ち上げのその後にせまった。


   

 「まいど1号」を運用・管制するのは、二系統ある。
一つは、Sバンド系といわれ、
筑波のJAXA(宇宙航空開発機構)が管理し、衛星の姿勢制御、実験データ取得などを行う。
 いま一つは
アマチュアバンド系(アマチュア無線)で、Sバンドの作業終了後も引き続き活動する。このアマチュアバンド系には二つの地上局があり、その一つがSOHLA局で、もう一つが大阪府立大学の「小型宇宙機システム研究センター」にある局だ。


       「小型宇宙機システム研究センター」を訪ねる

府立大工学部A9棟
 アマチュアバンド系の一つで、、「まいど1号」と交信したり、実験を進めたりする地上局がある堺市中百舌鳥近くの大阪府立大学工学部A9棟をたずねてみた。
 ここは「まいど1号」の開発の初期からかかわっている府大の「研究センター」だ。 (写真左)
 玄関を入ってすぐに、2メートル以上のジェットエンジンが、むきだしのまま展示されている。いかにもそれらしい雰囲気がある。

“「まいど1号」衛星運用管制室”を発見

   
 小窓から中をのぞくと、パソコンなどの機器がずらっりと並んでいる。
 

 研究センター長の、大学院教授
大久保博志さんにお目にかかることができた。
 大久保教授の話では、このセンターは、打ち上げ後から、
“「まいど1号」衛星運用管制室”として活躍する予定という。まさにここが、「まいど1号」と地上をつなぐ最前線となる。

 教授の許可を頂いて内部に入り、貴重な話を聞かせてもらった。

  「小型宇宙機システム研究センター」




研究センター長 大久保博志教授

    大久保博志 府大大学院教授
「まいど1号」はどのように地球を回りますか?
地球を南北に回ります。
 
  「まいど1号」は、地球を南北に回るコースをとるという。南極と北極の上空付近を通るコースということだ。
 
  「まいど1号」は、ほぼ98分で地球を一周するという。想像も出来ない速さだ。

 そして、日本の上空を、お昼と真夜中の時間帯に2〜3度通過するという。この間、最長で15分ほど交信可能になるという。

 ここでどんな管制作業をするのですか?
 実験ミッションの情報制御・配信をします

 府大は、2005年にJAXAと包括的協力協定を結び、関西の拠点としていろいろな大学、研究者と連携した活動をしている。今回の「まいど1号」についても、様々なミッション(任務)の情報制御・配信を担当する予定という。
 「まいど1号」の主な任務は何ですか?
 大きく言って三つあります。 

 一つは小型衛星のバス技術実験で、具体的には、軌道決定・宇宙環境計測・展開ブーム(腕の部分)実験・小型モニターカメラ実験、それに、府大で独自に開発した太陽センサー(FSS)の実験が含まれる。二つ目は、雷観測用機器の実験など。三つ目は、宇宙用技術に関して、太陽電池の実験などがあるという。


 この地上局でだれが仕事にあたりますか?
 学生たちが交代で運用を分担します。

大型ディスプレーで説明する大久保教授



 
 大久保教授の指導のもと、若い力が発揮される。将来の技術者を育てることも、「まいど1号」の事業の大事な役割だ。この研究センターに結集する学生は、大学一回生から院生まで総勢30人を越える。彼らは、講義に出るだけでなく、さまざまなプロジェクトに参加して宇宙航空の知識と技を磨いている。

作業風景  「衛星設計コンテスト2008」では、放射線観測衛星「ソラマメ」で受賞するなど、2006年の天文台衛星「完全星覇」の受賞に続いて成果を上げ、CanSat(キャンサット:超小型衛星)の2007年世界大会では府大チームが優勝している。
 
 緊張がしいられそうな研究室だが、雰囲気は終始和やかで、学生はのびのびしている。
 今回の「まいど1号」のプロジェクトにかかわる学生は、20人ほどという。そのメンバーにインタビューした。
     

 このプロジェクトに参加しての感想は?
 「大切なところをまかせてもらい、やりがいを
  感じる」 「一回生や二回生にも活躍の場があ
  り、うれしい」 「とても大事な仕事だが、楽し
  みながら頑張りたい」

 東大阪の中小企業のの印象は?
 
「夜中の3時か4時ごろでも仕事のメールが
  入ってくる。パワーを感じる。東大阪が元気な
  くしてるというのは信じられない」

  「学生の幼稚な質問にも丁寧に答えてくれる」
  「関東から来て、東大阪の地域の結びつきの
  強さを感じる」
頼もしい研究生たち
 
 左から田中康平さん、小野達也さん
       柳田将志さん(以上二回生)
         平井単宇(ぜんう)さん(一回生)

みなさんお願いします!  打ち上げまであとわずか、大久保教授と若き研究生たちの奮闘を祈りたい。今回の「まいど一号」の管制作業は、若者たちの貴重な体験となるにちがいない。
    
鳩まめ取材班
府大管制室ホームページ
http://www.sssrc.aero.osakafu-u.ac.jp/index.html

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