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ふるさと東大阪2009年9月26日掲載







 東大阪の子どもたちに、ものづくりの伝統を引き継いでもらいたいと、小学校への出前授業に力を注いでいる団体がある。
 荒本の本庁の西隣りにある『クリエーション・コア』を拠点に、地域振興に取り組んでいる『NPO東大阪地域活性化支援機構』がそれ。9月16日(水)に、出前授業に協力する企業の一つ、『㈱アドバンス』の安川昭雄さんの授業があるというので、事務局長の杉浦正行さんに同行取材させてもらった。



 

 東大阪市立三ノ瀬小学校 三ノ瀬公園より
 訪ねたのは、布施駅南の東大阪市立三ノ瀬小学校(豊田正人校長)。理科室での6年1組(29名)の授業で、最初のあいさつをするのは杉浦さん。子どもたちは、何が始まるのかと、期待感が高まる。
 安川さんは、自社のバイオ洗剤などの製品を提供して、製造現場での最終工程を体験させるねらいで授業を始めた。 安川さんは、作業する上で、協力することの大切さをアドバイスする。
 
 
 アドバンスで学ぶ近畿大学『東大阪モノづくり専攻』修士2年の板坂真由美さんも、子どもたちに手順を説明する板坂さんは、モノづくりは、身の回りの現象についての学問の組み合わせのようなもので、学問は実生活とかけ離れたものでないことを子どもたちに伝えたい。『教室』で、ものづくりへの刺激を与えられるのが一番の醍醐味と語る。

 
 子どもたちは、液や粉末を量り取り、包装作業に取り組む。
作るものが、店頭に並ぶものと同じということで、緊張した表情の中にも、作り上げる喜びが伝わってくる。 出来上がった子どもは、自然な雰囲気で友だちの手伝いにまわっていた。
 
 
 安川さんは、作業を終え満足感いっぱいの子どもたちに、水資源のこと、微生物との共生のことなどを語りかける。
 子どもたちは、真剣に聞き入っていた。なかでも一番反応があったのは、地下資源の話だった。
 
 君たちは
   すばらしい時代に生きている

 あと、数十年すれば地下資源が枯渇する可能性があること。それは、君たちが生きている時代のこと。そう指摘しながら、しかし、君たちは、資源問題を解決する“ものづくり”に挑戦できるすばらしい時代に生きていると、安川さんは続ける。
 その一例として、石油のかわりに、トウモロコシやジャガイモのでんぷんで、プラスチックの代用品ができることを実物で示した。そのとき、子どもたちからどよめきが起きた。子どもたちは、地球温暖化などで、暗い側面を見聞きし、閉塞感を感じている。今の安川さんの話から、子どもたちは、“ものづくり”に明るい道筋を見出したのではないだろうか。
    

板坂さんは、自らが製品化にかかわった色変わりの入浴剤で、PHによる変化をデモ実験。子どもたちを大いに湧かせた。

すべての生き物にやさしい
       “ものづくり”を


 続けて、“ものづくり”は、環境に負担をかけないように。人間だけのためでなく、すべての生き物にやさしい“ものづくり”でありたいとしめくくった。子どもたちは、安川さんの顔をしっかりと見ながら、話を受け止めていた。
   興味をもって取り組めました

 6年1組担任の小泉徳子先生は、学級の子どもたちが楽しく興味をもって取り組めたと振り返る。
 三ノ瀬小学校では、5年生で、布施の商店街の協力を得て、『キッズ・マート』の体験をさせるなど、実際の経験や、外部の人々との交流を重視しており、今日も貴重な授業を受けることができて、支援機構やアドバンスに大変感謝していると語った。
 
 ものづくりの“出前授業”を学校に届けている『NPO東大阪地域活性化支援機構』の事務局長 の杉浦正行さんに話を聞いた。
 NPO法人は、多面的な活動を行っているが、子どものキャリア発達を支援することにも力を入れている。
授業への応募は年々増えており、今年度は1万人を超えて申し込みがあったが、そのうち4500余人の児童の参加を計画しているとのこと。
 子どもたちには、授業で、ものづくりの感動や、楽しさ、達成感を味わってもらい、将来は東大阪で活躍してほしいと語る。今年度の協力企業は、アドバンスをはじめ7社にのぼるが、未来の東大阪を見据えた協力に敬意を表すると話してくれた。

NPO東大阪地域活性化支援機構 『ご案内』  『事業構成』
  『設立趣意書』  『概要1』  『概要2』  『入会申込書』
              <各項目をクリックすれば文書表示>

 授業を見せてもらって強く感じたのは、安川さんの環境を大切にする考えと、“ものづくり”こそが、どんな困難をも乗り越える原動力になるというメッセージだ。 子どもたちは、いやおうなく環境破壊や地球温暖化という問題に直面させられている。しかし、授業は、“ものづくり”の心を問い直し、技術を高めることで危機は乗り越えられる。それに挑戦しようと、子どもたちに夢を語りかけていた。それぞれの学校で取り組まれている『出前授業』が、子どもたちの“ものづくりの心”を大いに刺激し、“ものづくり”への関心を高めていることだろう。
  レポート:楢よしき

 
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