今どうなってるの?!東大阪
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ふるさと東大阪2009年11月7日掲載






 
 ここは、近鉄吉田駅付近。東西に近鉄けいはんな線と阪神高速が通ります。市街地にぽつんと緑の島のようなところが見えます。そこが、大和川付け替え工事に尽力した中甚兵衛(なか・じんべえ)の生家といわれる川中邸屋敷林。
 この一帯は、昔の今米村で、江戸時代には数十軒の集落だったとか。 『今は、どうなってるの?』と、人や風景との出あいを求めて、ぶらりと吉田駅に降りました。

 旧『今米村』に入る 

 駅の北すぐに、今米公園があります。桜の葉が色づき始めていました。ここに、中甚兵衛の業績をたたえる碑があり、北隣にはこんもりと茂る屋敷林の樹木が見えます。



 異空間の町並み
 
 屋敷林の東の道を歩くと、屋敷の母屋や入り口が見えます。 にぎやかな市街地から突然、異空間に入った感覚に。

 さらに北に進むと、旧今米村の中心地に入ります。
 そこには、昔のたたずまいを残す町並みが見られました。
 こんにちは!

 町の一角に『手作りの店』を発見!中をのぞいてびっくりしました。創作切り紙の作家、大東守さんの店舗兼アトリエでした。大東さんには、緑陰工作教室で、すごい技を見せてもらっていたのです。


 大東さんと奥さんは、突然の訪問にもかかわらず、制作の話を聞かせてくれました。大東さんは、たった一枚の紙から切り出し、それを複雑な立体に折っていきます。しかも、設計図なしにです。長年の修行をしたわけでもなく、二年前に甥の子どもの求めに応じ、作り始めたのがきっかけといいます。
 天与の才能が花開いたかのようです。


 ユ-チューブ で実演が見られます

  秘話を聞かせてもらう

 大東さんの店をあとにして、屋敷林の川中邸を訪ねました。何度かお会いしている奥さんの川中熈子(ひろこ)さんに話をうかがうことができました。今回、川中さんの口から、意外な話が飛び出しました。

  <大阪城所蔵の掛け軸複写より>
中央が万年長十郎  クリック:拡大
 中甚兵衛たちが、大和川の付け替えを願い出たとき、江戸から上方の奉行所へ赴任していた代官の万年長十郎(まんねん・ちょうじゅうろう)は、甚兵衛の熱意と力量を知り、大いに支援したそうです。 ここまでは歴史に記されています。
 川中さんは、川中家の過去帳に、万年長十郎の命日が記されていて、永代供養されていると明かしてくれました。普通、親族以外のものを過去帳に書き込むことはありません。甚兵衛たち農民にとって、万年長十郎の支援は、心の底から頼もしく、うれしいことだったのではないでしょうか。その心が伝わってくる話です。
 これを聞かされて、甚兵衛が万年長十郎と対面する絵図から、二人の会話の肉声が聞こえてきそうです。

 
 屋敷林では、熈子さんの娘の知子(もとこ)さんが庭作業の真っ最中。忙しいところを手を止めてもらい、しばし草木の話が弾みました。スイセンが咲くころに来てみたくなります。
 それにしても広大な敷地。細腕でカバーするのは大変なこと。一緒に草花を育てる同好の士はいないものか・・・。
 竹林に日が傾いてきました。にぎやかな市街地から一歩中に入ったところに、静寂な雰囲気と、端正なたたずまいを見せる町並みがありました。そこで、人々との貴重な出会いがありました。   
                                          レポート:楢よしき
                                          
                          
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