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ほのぼのいい話2009年12月21日掲載






▼ものづくりのまちの中で、特に中小企業が集まっているのが高井田地域。この不況下で、どこも厳しいことだろう。
▼しかし、ここで、キラリと光るものを見つけた。
▼次世代の人材育成と、ものづくりのまちの継承という、すぐには実を結ばない取り組みに、企業が手を貸そうというのだ。
▼「高井田まちづくり協議会」の呼びかけで、『モノづくり体験塾』に応募した一人の高校生を、カメラで追った。


▼ここは、高井田西にある『大阪バネ工業株式会社』の応接室。
▼大阪バネ工業株式会社(OBK)は、1933年(昭和8年)創業の、バネ製造の老舗。発電所用の巨大バネから、精密機器用のスプリングまでを扱っている。海外の輸出は、数十ヵ国に及ぶという。

   はじめまして


▼工場訪問したのは、大阪府立布施工科高等学校2年、土屋優都(ゆうと)くん。
 応対するのは、取締役・営業本部長の細川賀夫(よしお)さん。




 電気技術専科2年の土屋くん
    


     海外出張の経験も豊富な細川さん
     
▼土屋くんは、小阪在住。母親と姉の三人暮らし。クラシックのCDを聴くのが好きで、最近は、和太鼓の音も気に入っている。コンビニのアルバイトでは、5時に起きているという。親思いの頑張り屋さんで、言葉遣いもていねいだ。

▼応募の動機は、外の社会を実際に見たいからという。去年の小林合金所への訪問に続いて二度目だそうだ。

まずは、細川さんを知ることから

▼緊張気味ながら、予定していた質問を繰り出す土屋くん。まず、細川さんの人となりを理解しようと、家族や、生い立ちへの質問から入る。

▼細川さんは、中学・高校を明星学園で野球に打ち込んだ話など、一つ一つていねいに答えていた。
ときどき
ユーモアをはさんで、場はしだいに和やかに。

▼しかし、「目に見えないところにこそ たくさんのノウハウを詰めることが大切」という細川さんの熱弁に、土屋くんが圧倒される場面も。

世界とつながっている


▼会話は進んで、円高問題や、『ドバイショック』の話題に。土屋くんにとっては、テレビニュースの中の世界だ。しかし、細川さんの話で、企業活動は世界とつながっていることに、気づかされた。
▼ロシアの列車爆破事件が、取引先の近くで起きた話も出された。土屋くんは、世界を相手にする企業の厳しい現実や、それに立ち向かっている企業家の覚悟を知ることができたようだ。



     工場長の笠井平治さん
  どこにも負けない製品を
 
工場長の笠井平治さんもあとから駆けつけ、ものづくりへの思いを聞かせてくれた。ISO認証工場として、厳密な管理も必要とされているそうだ。
 笠井さんの話から、土屋くんは、誇りをもつて取り組む現場の気概を、肌で感じたのではないだろうか。 

生産現場で直接体験
▼話を聴いたあと、細川さんと笠井工場長の案内で工場へ。見慣れぬ機械群に驚きの様子。         
                     

▼900度に熱せられた灼熱のバネ鋼が走る。それがくるっと巻かれて、太いバネが出来上がる。危険と隣り合わせの作業に、緊張感が走る。

              
▼バネが塗装され、次々と出てくる。表面はしっとりとして、色つやの美しい“粉体塗装”で仕上げられている。
▼コストは少しかかるが、揮発性の溶剤を使わないので、匂いもなく周辺の環境にもいいという説明が。


    
▼土屋くんは、バネの検査工程を体験することに。
▼できたバネを、ライトイレブンという液につけ、暗いところでブラックライトを点けて検視する。キズの有無がわかるというが、素人目には判別できないようだ。
▼次いで、顕微鏡での硬度検査にも挑戦。
顕微鏡がなかなかうまく調整できず、何度も何度もやり直しているのが印象的だった。


▼土屋くんは、作業がテンポよくリズミカルに進められていることに驚いていた。後日、この日の聴き取りと現場体験をレポートにまとめるという。
▼今年は、土屋くんのような高校生が9名、『体験塾』で学んだ。その取り組みの報告会として、『高井田モノづくり体験塾 フォーラム』が開催される。
 高校生たちが、どんなことに心動かされ、どんなことに関心をもったのか。興味あるところだ。教育関係者に注目してほしい。
      
     第2回 高井田モノづくり体験塾 フォーラム
   日時:2月14日(日) 9:30〜11:30
   場所:東大阪市民会館 3F大集会室  参加無料
   問い合わせ先:高井田まちづくり協議会(高井田西公民館)
                    06−6781−3380

クリック『大阪バネ工業株式会社』 ホームページ  


クリック→『高井田まちづくり協議会』ホームページ 




笠井さん・細川さん・土屋くん

『高井田モノづくり体験塾』
              に同行して

 土屋くんと同じく、私たちも、びっくりしたり感心したりの連続だった。若い人には、これからの人生での貴重な経験となることだろう。
 この体験塾は、『高井田まちづくり協議会』が主催していて、今回の協力企業は、25社にのぼるという。
 若い人を大切に育てる取り組みこそ、今の困難を乗り越え、ものづくりのまちの未来をきりひらくように思える。
               レポート: 駒&楢
 
                   
 


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