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2014年2月17日掲載





 「年齢とともに足腰が弱り、体力は衰えていくもの」と、そう簡単に諦めてしまってよいものでしょうか?それに対し、「日頃の運動で健康体を維持し、人生を大いに楽しもう」と提唱するのが、今回登場の中西秀男さん(62)。空手の経験を生かし、健康応援体操を広めています。
 
 ここは、東公民館の3階。入口は東体育館と同じ。3階大集会室で、健康応援体操の教室(以降、体操教室)が開かれています。毎月第1・第2・第4の木曜日の午前10時から12時まで。この日も20名ほどの生徒さんが体操の真っ最中。


   健康応援体操の講師 中西秀男さん
 無理はさせません

 講師の中西秀男さんは、空手有段者。体操教室の特徴や、目指すものを聞きました。
 
 まず驚いたのは、入会金やクラブ費は要らないということ。中西さんは、自分自身も体調を整えられ、みなさんと楽しく過ごせるからといいます。
 


 体操教室には、みなさん、思い思いの服装で参加しています。服装は各自に任せています。体操教室のモットーは、「無理はしない」「しんどいときは止める」とのことです。

呼吸が基本 

 見ていて、「呼吸に合わせて」など、呼吸についての指示が多いことに気づきました。
 この点を質問すると、呼吸は基本で、人間、体が動かなくても呼吸は必要。剛柔流の師匠から、常々、
「呼吸の鍛錬を怠るな」と言われていたと説明してくれました。空手道の伝統が生かされているようです。


関節の柔軟性を保つ

 体操は、休憩をはさんで、@立って体操、A寝て体操、B空手の形 の3部で構成されています。
 高齢者むけに、
リハビリ体操や、転倒したときに身を守る動作が組み込まれているのが特色です。

気合を入れる

 体操教室は、和やかでリラックスした雰囲気で、進んでいきました。しかし、第3部の空手の形になると、空気が一変

 みなさん、大きなかけ声を出しています。日常生活ではまず出せません。さぞかしスカッとするのでは・・・と、感じました。
 腹筋を強くし、瞬発力を維持するのに効果がありそうです。
 
      
      <動画> 健康応援体操 中西教室


参加者の声

  
   石川暁子
(あきこ)さん(下六万寺町)
 
 教室立ち上げ時から参加。
呼吸に合わせて体を動かすと、体に無理
がないことを体感。
 教室にくると、体がスカッとする。

  
 菊地武正さん  (六万寺町)
 
 時代屋武ちゃんとして、安来節などの大
道芸で全国展開の超多忙の中、参加して
半年。仕事柄、体を柔らかく保ちたいとの
思いから。
   岸本多恵子さん (新池島町)
 
 生徒さん同士が和気あいあいがいい。
自分の都合に合わせて来れるところが
生活に合っている。先生は、温厚で親し
みやすい方。

   
    石井君子さん(客坊町)


 今年4月から。普段、家にいたら、体を
動かすことが少ないので。

 日常では呼吸は意識しないが、ここで
鍛えてもらっている。
 

特技を生かす

 
 地元に生まれ育った中西さん。奈良県庁の職員空手部に所属。主将を務めたり、奈良県空手道連盟の仕事を引き受けたりの生活でした。しかし、しだいに退職後を考えるようになりました。そのとき、
「健康体操に剛柔流の呼吸法を生かせるのでは・・・」 という着想が浮かびました。

 退職前にも関わらず、中西さんはさっそく行動を開始。四条リージョンセンターやまなみプラザの企画運営委員と相談し、健康応援体操の教室を始めることになりました。
 
 
 これをきっかけにして、退職後は、東公民館の教室をはじめ、俊徳道のケアーハウスなどにも講師として出向くなど、ボランティア活動を本格化させています。「自分のためですよ」と、謙遜する中西さんですが、その行動力に脱帽の思い。私たちも、元気に体操する参加者の方々を見習わないといけないようです。  ルポ:F・鳩村 楢よしき

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