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2007年8月20日掲載
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最近、北極の氷が解けてきて、氷上生活の白クマに絶滅の危機がせまっているという報道におどろか
されました。今度は、涼しいはずの北海道で火災報知機が過熱されて誤作動が相次いでいるようです。
しかし!この大阪も、とにかく暑くて日差しの強さもハンパじゃありません。
みなさん、この暑さにどんな対処をされていますか。日中は外出を控えている。
熱中症にならないよう小まめに水分を摂っている。など、さまざまな工夫をされていることでしょう。
なかには、一日中クーラーをかけっぱなしだという「つわもの」もおられるのではないでしょうか。
ここで、暑い夏のすごし方について一つの提案があります。 それは“打ち水”です。
最近、“打ち水”を知らない世代が増えています。「水をまくだけで涼しくなるの?」と半信半疑の声も。
でも、これは科学的に説明のつく現象です。水が蒸発するときにまわりから気化熱を奪うのです。でも
こんなことを知らなくても昔の人たちは経験上この現象を立派に利用してきました。現在、この“打ち水”
がまた見直されつつあります。まだ経験したことがない人は、だまされたと思いながらやってみてくださ
い。
むずかしい方法は必要ありません。できるだけ水を広い範囲にまけばいいのです。
まく時間帯は朝と夕方が効果的です。日中、太陽がさかんなときにまくと、一瞬にして蒸発し、サウナ
のように蒸し暑くなってしまい逆効果です。
打ち水のあとは、しばらくクーラーを止めて電気を節約しながら、自然の冷気を楽しみましょう。
涼しい風も吹いてきて心地よいものです。打ち水に使う水は、風呂の残りや子どもさんが水遊びした
ビニールプールの水などを二次利用したいものです。
打ち水は広い範囲にまくほど温度も下がり、涼風も強くおこります。ご近所の方がまき始めたら、
一緒にまくといいでしょう。「こんにちは、暑かったですね」とご近所づきあいも緊密に。
町内のイベントに取り入れたら、親睦と兼ねて一石二鳥かも。
職員の発案で始まった“打ち水大作戦”。8月6日(月)には、長尾市長も加わって環境問題をアピール。
打ち水を開始して五分後、涼しい風が吹きぬけていきました。気温は0.7度下がった
とのことです。風が心地よいので、体感温度はもっと下がったようです。
このほか、市役所では節電のため、時間を決めて消灯するなどの取り組みも行っているといいます。
こちらは、長瀬川の農業用水を利用して行われた“長瀬川打ち水大作戦2007”。 長瀬川水辺環境づくり推進協議会が主催し、流域の11ヶ所でおこなわれました。
ここ菱屋西小学校横の川沿いでは、小学校の児童や菱屋西幼稚園の園児が参加していました。
自治会の人たちや「中部農と緑の総合事務所」の人たち、小学校、幼稚園の先生たちも子どもたちの打ち水をアシストします。
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楽しそうに水をまく児童たち。東大阪ケーブル
テレビも取材にきています。 |
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幼稚園から出てきてひとしきり水まきで遊びます |
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気温は下がったかな?変化を調べる児童たち。 |
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自治会の人たちも協力します。 |
みなさん、見直され始めた打ち水で、この暑い暑い夏を元気に乗り切りましょう。
記者 楢よしき
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