2007年9月17日掲載
|
|
|
|
|
東大阪金属加工グループHIT(ヒット)
代表幹事 米川 学 |
私たちは、製造業が活性化すれば税収も増えて東大阪に活力が戻り、雇用が生まれ市民の
購買力が高まれば、商店街の活性化につながると考えます。私たちは、一部が利権で潤うという
やりかたでなく、東大阪のすべての製造業の活性化で商業振興と市民生活の向上を願っています。
長尾市政は一期目から、市長の指示により市役所の方たちが企業の現場を実地調査し
それにもとづく振興策を検討するなど、地場産業への支援の姿勢は一貫しており、私たちはこのこと
を高く評価しています。私たちが要望している“集合工場”の問題も、用地買収で土地所有者と
金額面で折り合わず計画が遅れていても、長尾市長は引き続き実現に向け役所の方々と力を
合わせ、努力を続けておられます。完成をおおいに期待しております。
さて、この機会に私たちヒットを含む東大阪の中小零細企業の現状を知ってもらいたいと思い
ます。東大阪市は全国的にも中小零細企業が多い町として知られています。数だけでなく、技術の
高さでも知られており、マスコミでもたびたび取り上げられていることはみなさまもご存知だと思い
ます。私たち東大阪の企業人一人ひとりが、日本のものづくりを支えているという自負心で仕事を
させてもらっています。
しかし、この東大阪にも近年、景気後退の波が押し寄せ、また、技術者の高齢化などで起業数
よりも廃業数の方が上回る状態が続き、最盛期には1万以上あったといわれる企業数が6000を
切るまでに減少しています。このことは、技術の継承という面からも、東大阪の雇用や経済の活力
という面からも放置できない問題だと考えます。
このような現状の中で、私たちは10年前から、金属加工グループHIT(ヒット)を立ち上げました。
異業種がグループになりそれを中心にネットワークをつくり、製品開発や製造を進めようとする
新たな挑戦です。私どもに限らず、東大阪の企業人はそのようなさまざまな努力を日々続けています。
わたしたちが行政にお願いしたいのは、そのような企業努力を支え、励ましていただきたいという
ことです。要望の一つとして先ほど述べさせていただいた、“集合工場”の建設のことに触れますと
集合工場というのは、「工場アパート」「工場マンション」とでもいうようなもので、工場が一箇所に
集まっているものです。このメリットは3つあります。一箇所に集まることで異業種間の交流が活発に
なり、製品開発の新しい契機になるということです。すでに東京の大田区や墨田区でも建設され
企業活動が促進されているようです。いま1つは環境問題です。工場地域にマンションや住宅地が
進出し、住民との間で騒音問題や就業時刻などでトラブルが頻発しています。住民の方のお気持ち
も理解できますが、さりとて機械を止めてしまうわけにもいかないのです。こういう点で、騒音などに
配慮した集合工場への移転により解決が可能になります。3つ目は、市が公的に取り組んでいる
事業であるという安心感です。
その他、“産業技術支援センター”の充実などを含め、今回、市に要望書(下に参考資料)を提出
しました。中小零細企業への支援策を早期に実現してもらいたいと思っています。
そして、地場産業の育成、商業振興、市民生活の向上を長尾さんに実現してもらいたいと大いに期待
しています。
|
|
- 資料 -
ヒットが“市経済部長”“ものづくり支援室長”に
提出した要望書
(画像をクリックすると拡大した画像になります) |
-9月20日追記-
東大阪金属加工グループHIT(ヒット)さんはホームページをお持ちとの事ですのでご紹介いたします。
東大阪金属加工グループHIT ←こちらをクリック
トップページに戻る
|
|
|