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ふるさと東大阪 2007年9月23日掲載






万葉植物探訪
         
         奈良時代の天皇から一般の人びとまでの歌を集めた万葉集。
        これに歌われた植物を万葉植物と呼んでいます。
        鑑賞のための花から実用的な植物、現在では雑草とされているものまでさまざまです。
        私たちが住む東大阪でも見られる万葉植物を順にご紹介します。
        一般に“萬葉集”の文字を使いますが、ここでは万葉集で表記します。
        花の名のひらがなは万葉名、カタカナは現代名です。



- はぎ(ハギ) マメ科 -



 万葉集に一番多く登場する花 

 早咲きの萩が咲き始めました。万葉集の中によまれた植物の中で萩は141首あり、花としては最も多い植物です。 萩には多くの種類があり、紅、白さまざまですが、歌われているのは山に自生しているヤマハギと考えられています。 決して華やかではない花で、私たちの感覚では意外に思われますが、万葉人にとっては花見に出かける花であったのです。

 かの山上憶良も愛した花

 “秋の七草”を詠んだ山上憶良(やまのうえのおくらも、「萩の花、尾花、葛花、撫子の花・・・」と、その筆頭に萩をもってきています。当時の人びとは萩を身近で好もしくみていたようで、早萩、萩の古枝、花散る萩、黄色くなった下葉、枝を髪に飾る、家の庭に植えた萩などとさまざまに歌われています。 



秋風は涼しく・・・ ハギ写真1
ハギ写真2 秋の野に・・・


 萩の手入れは丸坊主

 私たちも、お月見にススキと共に萩を飾りますが、万葉集の中にもススキと萩を家の庭に植えてあるのがわかる歌もあります。毎年美しい萩の花を見るためには、晩秋に根元近くで枝を刈って丸坊主状態にすることが必要です。

 春の白緑色の新芽もとても美しいです。新しい枝には多くの花がつきます。
今年は、万葉人が愛した萩の花見に出かけてみませんか。

(記者 S)   
  

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