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ふるさと東大阪 2007年10月5日掲載






万葉植物探訪 その二
         
         奈良時代の天皇から一般の人びとまでの歌を集めた万葉集。
        これに歌われた植物を万葉植物と呼んでいます。
        鑑賞のための花から実用的な植物、現在では雑草とされているものまでさまざまです。
        私たちが住む東大阪でも見られる万葉植物を順にご紹介します。
        一般に“萬葉集”の文字を使いますが、ここでは万葉集で表記します。
        花の名のひらがなは万葉名、カタカナは現代名です。



- をばな・すすき・かや(ススキ))イネ科 -


 身近で利用価値のあった野草

  秋の野草の中で最も身近な植物で、をばな・すすき・かやで50首あまりの歌に登場します。
 日本中のいたるところにに自生しています。群生している風景は美しく、銀色の穂花も動物の尾のような
 穂花もともに風情があります。
  ススキは屋根を葺く材料としての役割が大きく、「刈る」という言葉と共にあるススキはこの用途のもの
 でしょう。


ススキ


秋づけば めづらしき 帰り来て 道の辺の



 現代人にも受け継がれる美的感覚

  一方では秋の花としても位置づけられています。萩と並べて詠まれた歌が何首もあるのは、当時の人々
 にとっても親しみのある植物であったからでしょう。現代でも、お月見に飾るお花はススキと萩をつかいま
 すね。時代を経ても、よく似た感性を私たちは持っているのかもしれませんね。


写真1
写真4
写真2
写真3


(記者 S)   
  

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