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ふるさと東大阪2012年10月28日掲載







春日大社・枚岡神社との深いつながり


   秋の夕陽を浴びる善根寺春日神社の入口
 

 
善根寺春日神社の社伝によると、神護景雲2年(768年)、枚岡神社の分霊を大和の春日大社に遷座するとき、枚岡地方から宮大工として働く人たちが出かけました。
 のち、二十五氏がこの地に立ち帰り、春日四神を勧請して建てたのが神社のはじまりとしています。それ以降、明治のはじめまで、この二十五氏の家系は、
「春日講(座)を結び、春日大社の屋根の檜皮葺(ひわだぶき)の作業などに出仕していたようです。


芳香があたり一面に広がる造酒斎殿


お神酒造りの伝統

 この善根寺春日神社には、古くから「お神酒造り」が連綿と続いています。毎年10月15日に「王代津祭(おだいつまつり)が執り行われますが、その神事に使われるお神酒が本殿南にある「造酒斎殿」で造られます。社に伝わる話では、春日大社や枚岡神社にお神酒が奉納されていたようです。今でもゆかりの枚岡神社に届けられています。「造酒神事」は、10月1日に行われ、二週間ほど醸成されます。これに従事するのは、昔は、二十五氏族でつくる春日講の人たちでしたが、今では、氏子で還暦を迎える男衆で組織する「宮座」が務めます。


王代津祭:神武天皇の事跡に由来するといわれる祭り。生駒
  山中の「龍の口」で汲んだ水を使ったお神酒造りがめずらしく
  、東大阪市の指定文
化財となっている。

            「造酒斎殿」


<動画> お神酒造り神事  善根寺春日神社




千年を超える由緒


          高松佑吉宮司
 
 当神社の高松佑吉宮司の話では、
神社の創建にかかわった二十五氏の家系が守ってきた「春日鹿曼荼羅」が継承されています。二十五氏が一年ごとに輪番で預かり、5月15日の春日講には、みんなが集い、軸を掛けて祀ったといいます。今は天王寺の大阪市立博物館に大切に保管されているとのことです。


<スライドショー>  境内ウオッチング
 境内には、磐座(いわくら)が存在し、「神武天皇 御東征 孔舎衛坂 古戦場と刻まれた石碑が建てられています。時代は下り、江戸時代の僧・慈雲尊者(じうんそんじゃ)の字を刻んだ「春日社」の額がかけられているなど、お神酒造りの伝統以外にも興味をかきたてるものがいっぱいありました。
   
 同 事務局長  だんじり保存会会長   同 副会長
 山添 勉さん    東野 清さん    田中勝己さん
           

<動画>善根寺春日神社秋祭り だんじり保存会会長に聞く



ルポ:駒たん・F村上・楢よしき
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