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ふるさと東大阪2014年8月13日掲載




 昨年、E地域の楠根リージョンセンター(愛称:ももの広場)の主催でおこなわれて
いるももの花祭りをご紹介しました。そのとき、
桃のジャムづくりがあることを知り
ました。今年の夏は、そのジャムづくりをご紹介いたします。

                  
<動画>桃ジャムづくりへジャンプ←クリック

 桃を地域資源として復活

 今、楠根地域では、町のあちこちに、桃太郎の絵本で見るような小ぶりの桃が実っています。稲田桃という原種にちかい桃です。
 江戸時代、このあたりは桃の畑が広がり、
桃源郷(とうげんきょう)にも例えられたといわれています。
 この桃を地域資源として復活させようと結成されたのが、稲田桃再生栽培プロジェクト(現委員長:氏原勝司さん)(以降、再生プロジェクト)。参画する人々は、楠根リージョンセンター・ももの広場を拠点に活動を続けています。
 今では、町のあちこちに稲田桃の木が植えられ、春の花どきは、みごとな景観を見せてくれます。

河内國細見図一部(安永5年)1776年 加筆彩色 クリック:拡大

昔を(しの)ばせる景観

 桃の開花時期には、地域のももの花祭りが開催されたり、花見客の団体が来るなど、桃の花でにぎわうようになりました。その昔、大坂から花見のために川舟で多くの人がやってきたことを偲ばせます。 

   ※ももの花祭り←クリック

 再生プロジエクトの今後の課題は、桃の実をいかに活用するかです。いま、具体化がはかられているのが、桃ジャムの製品化です。再生プロジエクトは、E地域全体の運動に発展させようと考えています。
  
7月末のまちづくり相談会の事業説明で
 は、参加者の多くの支持を得ました。

情報発信に取り組む


東大阪フレスポにて

支配人・大川さんと再生プロジエクト委員長・氏原勝司さん
二面:前左 赤塚勝巳副委員長 右 氏原委員長
後左 加藤恵子さん 右 水野君恵さん
 先日の7月20日・21日にフレスポ東大阪(支配人大川朋宏さん)で、子どもたち向けのイベントがありました。再生プロジエクトは、その一角で展示コーナーをもうけ、親子へのアピールをおこないました。多くの人に稲田桃を知ってもらう活動です。このとき私たちは、桃のジャムづくりのようすを見せてもらう約束をしたのです。

いよいよジャムづくりの現場へ

 8月13日(水)の夜7時、楠根リージョンセンター3階の調理室を訪問しました。プロジエクトの方々が集まってきて、桃の実を洗う人、果肉と核を分ける人、鍋で加熱する人と、分担して作業が進んでいきます。桃の果肉は、かなり赤味がかっています。部屋の中は、桃の香りがいっぱい!
 プロジエクトの人々は、このジャムが人々に喜ばれることと、地域のまちづくりに役立つことを願って日々活動されています。
 今はまだ、ここで作られる量には限りがあり、かなりの
希少品です。手軽に私たちが味わえるようになることを期待しつつ料理室をあとにしました。
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<動画>稲田桃ジャムづくり 稲田桃再生栽培プロジェクト

          編集後記

 設備も整わない作業場で、皆さんが力を合わ
せて頑張っておられることに敬意を表します。
身近なところにこんな桃の産地があったとは、全
く知りませんでした。そんなに昔のことではない
のにこんな風にどんどん 歴史は塗り替えられ忘
れ去られていくんだなあと思いました。
 より多くの人に稲田桃のことを知ってもらいなが
ら、地元に対する郷土愛がはぐくまれることを期
待したいと思います。 
M・O

         ルポ:M・織田&M東條&楢よしき
         校正:駒たん


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