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ふるさと東大阪2009年8月12日掲載






 太陽光発電をはじめ、自然の恵みを大切にしながら乳幼児を育てる保育園がある。中小阪にある『どんぐり保育園』がそれ。 
 地球の急激な気候変動で、日本でも異常気象が進行し、自然エネルギーへの転換は待ったなし。
 だが、根本には、わたしたちの『現代生活』の見直し、暮らし方の転換が求められているのでは? 『どんぐり保育園』は、自然と調和して生きていくことの大切さを発信しているように思われる。




      乾みや子 園長先生

 『どんぐり保育園』は、八戸ノ里駅の南、八戸ノ里公園やアリーナの北側にある。
 70人前後の子どもたちを預かる民間の保育園。
 預け場所のない親たちの共同保育が前身で、今は認可園となっている。自然を大切にした保育は、当初からのものという。 乾みや子園長先生に案内してもらった。
 


モニターには、刻々とデータが・・・


 園舎の三階屋上には、南向きに太陽光発電の装置が設けられている。2004年(H16)年の園舎新築に伴うもの。56枚の電池パネルが稼動しているという。
 去年一年間で、12,930kwhを発電したという。
 灯油量に換算してもらうと、3,030ℓになるという。
 わたしたちになじみのある18ℓのポリタンクで、168本分。
 毎年、それだけの石油が節約され、CO
の排出が削減されていることになる。

 
  56枚の電池パネルは、三つに分けて管理される


母乳の子育てを応援

 園長さんは、母乳が一番自然で、子どものためにいいという。わかってはいても、働く母親や、母乳の出にくい母親にはむずかしい現実がある。しかし、『どんぐり保育園』では、母乳で頑張ろうとする母親には、応援体制をとっているという。
 自然素材に囲まれて
 
乳児は畳の上でお昼寝中!床は、竹の集成材でフローリング。殺菌性と弾力性に富んでいる。
 
壁は湿度を調節できる珪藻土が使われている。(珪藻土とは)←クリック
 また、押入れ、収納庫、本棚、机、イス、室内遊具など、いたるところに、無垢(むく)のままの木製品が使われ、おもちゃも、布、木などの自然素材だ。
                
                 食材・食器にもこだわり

 食材は、仕入先を選び、安全で美味しいものを心がけているという。子どもたちが使う食器は陶器製で、おはしは、断面が六角形で幼い手でも扱いやすい。
  
  『こんにちは!』愛想よく迎えてくれた園児たち。木製品などの自然素材に囲まれての生活。



 地下には、雨水の有効利用のため、巨大な水槽があり、手押しポンプでも汲み上げられる。ビオトープには、めだかやトンボのヤゴが棲んでいる。自然環境を体験させたいからという。水質の維持・浄化には、市販のバイオ液を使い、微生物を活用。コンポストでは、ミミズが堆肥を作っている。
 

地下水槽から汲み上げる


  “ぶらさがる”は大切!
 外の大型遊具は、「子どもの発達には、人類の祖先が樹上生活をしていたころの原始体験が必要」と、京都教育大の教授が特別設計したジャングルジム。にぎる力、ぶらさがる力、目と手の協応力などが鍛えられるという。
                      
              
取材を終えて
 

 子どものすこやかな成長、発達にとって、自然な環境は欠かせないと園長先生は語った。子どもにとってそうなら、わたしたちすべてに当てはまることではないだろうか。わたしたちの身の回りを、そして、生活のしかたを見つめなおす機会にしたい。
 なお、今回の取材で、『どんぐり保育園』が八尾市に新園を建設するという話を聞いた。それに伴い、保育士、栄養士など25名を急募している。応募締め切りは8月22日という。
        URL http//:www.donguri.ed.jp


 『東大阪市民環境フェスティバル2009』取り組み続報 
 応募作品が寄せられています

 実行委員会では、フェスティバルのポスターを募集していますが、さっそく、作品が届いています。
 締め切りは8月31日(月)まで。ふるって応募してほしいと呼びかけています。

 
 ブース出展も多数が応

 8月1日の出展説明会には多くの団体が参加し、応募がかなりの数になりました。締め切りは8月31日(月)まで。

詳しいことは→   『ホットなニュース』 参照
  
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