今どうなってるの?!東大阪
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シリーズ元気の素2008年5月3日掲載





                                     
                                            インタビュー そのV

         “はつらつ米寿”
                  
今も現役自治会長 遠藤清衛さん

 米寿で現役自治会長として活躍する人がいると聞いて、インタビューを申し込んだ。
その人の名は、遠藤清衛さん(88)。生駒山のふもとの、鳥居町・鷹殿町1500戸の自治会長だ。お気に入りのハンチング帽をかぶって現われた。祭りの陣頭指揮でも、この格好で若い衆に指図するという。その遠藤さんの元気の素に迫った。

今も三日で一升の酒豪ぶり


 酒は辛口が好みだという。一升瓶が三日ぐらいで「知らぬうちに減ってる」と、からっと答える。
 「最近の若いもんはビールが好きで、酒はようついてこん」そうだ。煙草は「ピースを日に10本ぐらい」といいながら、早速、目の前でおいしそうにぷかぷか。お医者さんが聞いたら目をむく話だ。
遠藤さん
 遠藤清衛さん(88)才
 
  健康の秘密は?
 健康の秘密は何だと思いますか?とたずねたら、「あまり、食べたらあかんと思う。人間そないに食べんでもいける」という答え。本人は、腹八分目を律儀に守っているらしい。しかし、日常の生活ぶりを聞いてみると、それ以外にも、健康の秘密がありそうだ。
鳥居自治会館
鳥居自治会館

 遠藤会長は、毎日ほど、鳥居町の自治会館に出向き、そこで、仕事をこなす。次々とある行事や会館の管理も大変にちがいない。

 若い衆もよく会館に来てしゃべっていくというから、楽しみながらもその相手をすることになる。結構、頭や身体をハードに使って仕事している様子だ。取材の日も、封筒に書類を入れる作業を進めていた。
 

 その作業の部屋には折鶴がみごとなほどびっしりとぶら下がっている。驚いて尋ねると、「趣味でこつこつ」という。「欲しい人にはどんどんあげてる」とも。“酒豪”にしては、何とも“愛嬌のある”趣味だ。しかし、手作業をこれだけ毎日続けるのは並みの人間ではできないことだ。医学の専門的なことはわからないが、ここにも健康の秘密が隠れているかも。
見事な折鶴
見事な折鶴


 それだけでなく、毎朝、近所の東野富美さん(82)と一緒に、鷹殿町にあるポケットパークに出向いて、花に水をやり、草とりをしている。場所は、会館から往復1キロほどのところ。
 毎日、決まった時間に運動し、こつこつと花壇の世話を続けている。「今は、きれいに咲いてるで」と満足気に語ってくれた。
花壇
鷹殿にある道路沿いの花壇
 
  仕事を続ける意欲はどこから?

 会長の仕事をやり続ける気持ちはどこから?という問いに、遠藤会長は「前会長の故東野佐一郎氏との出会いがなければ、今の自分はなかった」と昔を振り返る。
16歳で東北の山形県から単身で尼崎の鋳物工場に働きに出てきて、住まいをあちこち変えた。50歳になるかならないかの1968年(昭和43)に、枚岡に移り住んできた。
知らない人ばかりで不安な中、気安く声をかけてくれたのが前会長の東野さんだった。会長は、西も東もわからない自分に、祭りのことや自治会のイロハから教えてくれたという。
 
 遠藤さんは、その東野さんへの感謝の気持ちが強いと、しみじみとした口調で語る。そして、もう一つの強い思いがあるという。それは、よそ者の自分を暖かく受け入れてくれた河内枚岡の、“度量の広さ”への深い尊敬の念だという。

これからの町づくりの夢


 「あたたかい町をつくりたい」と遠藤会長。
「一度、私たちの地蔵盆を見に来てください。子どもたちが一斉にやってきます。一人ひとりが、大人たちから手渡しでお菓子をもらうんですが、こんなふれあいが“町のみんなに大切にされている”ということを知る機会になる」

 「祭りや年行事のときは、そのあとに、宴会をもつ。自治会のおかみさんたちの手料理が振舞われ、町のみんなや、他の地域に転出した人達も大勢集まって大いに盛り上がり、一体感が生まれる」と、うれしそうに語る。



 人と人とのふれあいの大切さは、だれもが認めるところだが、現実に進めるのは並大抵のことではない。町に対する深い愛情があってのことだろう。遠藤さんは「この町のすばらしい人情と歴史を大事に引き継ぎたい」と、会館のロビーで抱負を語ってくれた。
鳥居町から生駒山
鳥居町から見える生駒山

チューリップ
花壇にさくチューリップ
 インタビュー後記

 はきはきと語る遠藤さん。その笑顔は柔和だ。花の水遣りの話になって、「去年は雨が少なくて、5時から毎朝、水撒きにいった。今年も行かな、ならんやろ・・・」と、けろっとした口調で語る。“毎朝5時”の言葉に、一瞬わが身に置き換え、たじたじとなった。
 食事は、娘さんが世話をしてくれるが、亡くなった奥さんの味がたまに恋しくなる話や、池波正太郎の小説の話まで、盛りだくさんの話題だった。こちらが元気をもらうインタビューになった。


                                                  村上通信員
                                                  酒野通信員


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