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2008年10月9日掲載
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うだるような暑さは去り、もう10月にはいりました。朝夕は肌寒いと感じる人も多くなっている今日このごろ。一方、世の中の政治の動きは日増しに熱くなりつつありますが、もうひとつ熱くなりつつあるのが秋祭りへの期待。枚岡では、秋郷祭(10月14日・15日)の準備で、老いも若きも大奮闘中。古来、「まつりごと」は人々の心を熱くしてきたようです。枚岡の布団太鼓をご覧ください。 |
*トップ写真のハゼの木は喜里川町。標題バックのモミジは枚岡神社境内。 |
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布団太鼓の「宮入」 二題 |
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晴れの宮入
お馴染みの布団太鼓。朱の布団飾りと真っ白な注連飾りのコントラストが鮮やか。
町々で、今日の晴れの日に備えて、着飾ってきたものだ。それ自体が芸術品のようにも感じられる。
あちらの町、こちらの町から粛々と宮入してくる布団太鼓。人々はそれをため息混じりにみつめている。
何台もの布団太鼓が勢ぞろいしているのは壮観な眺めだ。
この写真からは、激しい「中垣奉納」を前にした”嵐の前の静けさ”が漂っている。
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雨の宮入
祭りがいつも天気に恵まれるとは限らない。しかし、雨でも神事を欠かすわけにはいかない。そこが、いまどきのイベントとは大きく違うところだ。
写真は「雨にも負けず」宮入りする布団太鼓の様子。人々のひたむきな姿に、厳粛な気持ちになる。
普段見ることの出来ない珍しい光景だ。 |
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激しさで競い合う「中垣奉納」 |
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神社の境内を激しく動き回る布団太鼓。
ダイナミックな「中垣奉納」(なかがきほうのう)の神事に、人々の興奮も最高潮。
担ぎ手たちの体力はぎりぎりまで絞り出され、肉体の躍動は見るものを感動させる。
ところで、目立たぬ裏方の苦労は大変なものだろう。綿密な計画と瞬時の判断がないとこれだけのことはできないと思われる。 |
10月14日・15日には、裏方さんたちにも感謝しながら、祭りを楽しみたい。 |
<昨年の秋郷祭の様子>
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閑静な風景もまた魅力・・・ |
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祭りを控えた静かな境内。
鳥居の朱の色とモミジとが彩りを競い合っているよう。
神社の後背の森にも足早に秋がやってきて、ハゼの赤い葉や、ナラガシワの黄色い葉など、さまざまな紅葉が目を楽しませてくれるだろう。
子どもや孫と、どんぐり拾いをして童心にかえるのもまた一興。
枚岡の森に豊かな実りの季節が巡ってきた。 |
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国定公園の指定を受ける生駒山麓は、大阪府下では数少ない自然の貴重な地域として広く知られています。府民はもとより、府外からも四季の移り変わりを求めて、登山やハイキング等に訪れます。「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒山の四季と、そこに悠久の昔から鎮まる枚岡神社の神事、行事を写真等をもちいて記録に残し、我々の大切な文化として、次の世代に伝えることを目的としています。
写真提供:「枚岡自然と文化愛好会]
会長 石橋 勇
(左の写真は,先日、市民美術センターで催された会の写真展の様子)
詳しくはココを |
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