2017年5月10日掲載
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子どもの日は各地でいろいろな催しが開催されました。枚岡地区では、枚岡神社の“枚岡小太鼓まつり”が盛大におこなわれました。今回
で13回目。豊浦・額田・五條・河内・出雲井鳥居・客坊・喜里川・宝箱、そして四條からは棚林、瓢箪山、末広、東小路の12地域から計13台の小太鼓台が勢ぞろいします。今年は、河内小太鼓台に焦点を当て報告します。
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河内太鼓台収納庫 |
絶好の天気となった5月5日、子どもの日。今回は、河内小太鼓台に密着取材をすることにしました。瓢箪山商店街の岡本提灯・岡本圭司さんの紹介で、桜町の河内太鼓台収納庫にやってきました。恩智川の堤防近くです。早朝から河内太鼓台保存会(吉住英治会長)の関係者や青年団の若者が集まっています。
しばらくすると、小学生や中学生が次々に集まってきました。時計を見ると7時過ぎ。 |
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山根英市さん |
子どもたちの世話をする小太鼓統括責任者山根英市(えいいち)さんにうかがいました。子どもの参加者は、小中合わせて50人ほど。小学3年から6年は、4月下旬の8日間、近くの桜町公園で太鼓を叩く練習をおこないました。今日は、子どもたちの頑張りに期待していると、語っていただきました。
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恩智川の堤防に集合 |
子どもたちは点呼を受けたあと、出発を待ちます。うれしさと緊張感の入り混じった表情です。安易な気持ちではやり遂げられないこと、一人一人の責任が重いことを、みなが自覚しているようです。 |
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河内小太鼓台の水引幕 四面 |
生駒山に向かって |
8時15分、いよいよ小太鼓台は収納庫前を出発。東の生駒山方面に向かいます。瓢箪山商店街では7台の小太鼓台が合流します。ここで一気にまつりの雰囲気が盛り上がってきました。 |
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一の鳥居を出発 |
左の写真は、枚岡神社“一の鳥居”です。鳥居町の地名の由来となっています。ここから始まる参道は、とても急な坂。台の棒が、担ぐ子どもたちの肩くいこみます。青年団のフォローが心強いです。 |
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坂の途中で一息入れます。このとき、河内太鼓台保存会副会長で小太鼓最高責任者の住田裕一さんに話をうかがいました。 |
住田裕一さん |
15歳から布団太鼓を担ぎ、祭り歴44年の住田さん。サラリーマンのころ、いくら疲れて帰ってきても、太鼓の練習する子どもたちに元気をもらえたと振り返ります。 |
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太鼓台を担いでいた女の子が、「子どもできました」と赤ちゃんの顔を見せにきてくれるのはうれしいです、と語ってくれました。住田さんの話から、祭りが地域の人々の絆を深めていることがよくわかります。 |
藤井 樹君 |
河内小太鼓台は、立派な水引幕で飾られていて誰が太鼓を叩いているのか見えません。名乗り出てくれたのが目元すっきりの美少年。縄手北小学校6年の藤井 樹(いつき)君です。難しいのは相方と音を合わせるところですが、今日も調子よく叩けたそうです。来年からは小太鼓台に乗れないけれど、秋郷祭で活躍したいと、抱負を語ってくれました。 |
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今年の小太鼓まつりでの河内小太鼓台の活躍を、朝から中垣まで追いました。動画でその一部始終をご覧ください。 |
<動画> 小太鼓まつり 河内小太鼓台の活躍 |
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幼い子どもを連れた人が目立ちます |
子どもたちが活躍するこの小太鼓まつりは、年々、参加者が増えているようです。子どものころ太鼓台を担いだ若い人が、子どもを伴って参加し、その子どもが次世代の担い手に育っているからでしょう。 |
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二の鳥居の近くでは、出雲井鳥居小太鼓台の給水所が置かれていました。町ぐるみで子どもたちを応援する体制です。子どもたちはそれに応えて頑張ります。 |
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中垣の前に、恒例の子ども代表の挨拶がありました。宮入の一番籤(くじ)を引き当てた豊浦小太鼓台の高井聖也君。しっかりとした口調で、聞き入る大人たちをうならせました。 |
枚岡東小6年生 高井聖也君 |
<動画>子ども代表あいさつ |
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子どもの日の枚岡小太鼓まつりは盛大におこなわれました。その雰囲気を動画でお楽しみください。 |
<動画>枚岡小太鼓まつりの一日 |
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ルポ:楢よしき 校正:駒
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