今どうなってるの?!東大阪
 東大阪市でおきている様々な事柄で、「どうなっているの?!」を独自に取材。
市政情報、地域の情報を皆様に提供している地域密着型情報配信サイトです。
トップページ ホットなニュース 知っ得 市内情報 わがまち東大阪 鳩まめ瓦版 動画ニュース
 動物 ペット 鳩まめ川柳 東大阪・子ども 元気の素 オススメの店 薬膳四方山話 
鳩まめ自己紹介 生駒山麓風物誌 屋敷林だより イベント情報 東大阪伝承料理 おしゃべりコーナー
 2017年5月25日掲載
                                   
                     
 
 皆さんは
、“まちライブラリー”の運動をご存知ですか。どーなってる東大阪の編
集委員の誰もが知りませんでした。かく言う私も・・・。
 しかし、この運動は全国に急速に広がっているようです。特に、運動の提唱者が
住む関西圏では、破竹の勢いといってもいいくらい。今回、大和川付け替えに功績
のあった中甚兵衛ゆかりの
川中邸で、“まちライブラリー”が開設されます。さっそく
取材に赴きました。
                      
                        
index        
知ってますか“まちライブラリー”の運動←ジャンプ
 
東大阪にも “まちライブラリー” を!←ジャンプ
 
古民家“美杜里乃屋ライブラリー” 誕生←ジャンプ
 
ユーチューブ動画“美杜里乃屋ライブラリー” ←ジャンプ
 
 

   
              
知ってますか“まちライブラリー”の運動
ン工 



まちライブラリーの第一号 “ISまちライブラリー”(天満橋谷町) まちライブラリーホームページより


礒井純充さん
まちライブラリーホームページより
 場所(ブックスポット)を決め、みんなが本を持ち寄って“まちライブラリー”を開きます。自分が持ってきた本を紹介しあうことで、“人と本”との新たな出会いが生まれます。本を通した“人と人”の絆も生まれます。人間関係が希薄になりつつある昨今、この運動は、団体・学校・個人の賛同で、全国的に広がっています。運動を提唱しているのが、礒井純充(いそい・よしみつ)さん
               
礒井純充氏:まちライブラリー提唱者
          森記念財団 啓発普及部長
          大阪府立大学観光産業戦略研究所 所長補佐


        まちライブラリー ホームページ ← クリック


関西圏のまちライブラリーホームページより クリック:拡大
まちライブラリーホームページより
 2011年からはじめ、現在、近畿圏だけでも250ヵ所に。人が集まれば、「あれも一緒にやりたい」「こんなことも話したい」と、夢が広がります。それぞれのまちライブラリーを拠点に、今年の4月末から5月末の一ヵ月の期間だけで、関西152ヵ所で284のイベントが取り組まれています。まさに、まち文化の花ざかりといったところ。

まちライブラリー@大阪府大学(サテライトI-siteなんば)まちライブラリーホームページより

まちライブラリー@もりのみやキューズモール
まちライブラリーホームページより
 礒井さんたちスタッフは、“まちライブラリー”の開設を希望する人々に、運営のノウハウを伝え、開設の支援をおこなっています。
 本を通して人々がつながり、つながることで地域に新しい何かが生まれる。そんな予感がする運動です。 

上に戻る←クリック



東大阪にも まちライブラリーを!



奥野修さん(住みよいまち&絆研究所主宰)・川中知子さん・笠原啓史さん(建築工房“檪”代表)

川中邸 上空からの写真
 わたしたちの東大阪でも、新たな動きがありました。まちライブラリーの運動に賛同する奥野さんと笠原さんのお二人が、中甚兵衛ゆかりの川中邸に“古民家ライブラリー”の開設を打診したことがきっかけに。

堺市 兒山(こやま)家  “なやライブラリー”  写真:笠原啓史さん
兒山家 堺市ホームページより  2016年4月に、堺市にある登録文化財指定の江戸時代の豪農の屋敷、兒山(こやま)で、古民家ライブラリーが開設されました。(上の写真)
 同じく登録文化財指定の川中邸でも開催できないだろうかというのです。

関西でのイベントを紹介する冊子
 川中家では、以前から屋敷林の見学を受け入れたり、年二回のイベント“美杜里乃屋・愉会(みどりのや・ゆかい)”を開催したりと、文化的な取り組みを続けています。
 まちライブラリーの話は、積極的に受け止められ、5月13日
(土)に開設するはこびになりました。
 イベントのタイトルは、
“古民家ライブラリーをつくろう!大阪・河内の歴史、自然を学ぶ”。ライブラリーの名は、「美杜里乃屋ライブラリー」と、名づけられることになりました。

美杜里乃屋:江戸時代に川中邸を訪れた国学者
          藤井高尚
(たかなお)が、屋敷林に緑
          が多い事から屋号を「美杜里乃屋」
          と命名


上に戻る←クリック


                   
           
  
古民家美杜里乃屋(みどりのや)ライブラリー”誕生



呼びかけに集まったみなさん

本を紹介し合います
 呼びかけに応じ、本を手に集まったのは30人ほど。研究者や郷土史家も含む“本大好き”の方々。持参した本の紹介をして、美杜里乃屋ライブラリーに寄贈します。
 河内関連の本などが一挙に揃い、“かわいい図書館”となりました。

紙芝居を披露した 尾後さんと山下さん
 この開設を祝って、二人の方が紙芝居を披露しました。尾後裕子(おご・ゆうこ)さんは、発掘されたクジラにちなみ、マッコウ君が日下地域の歴史を語ります。山下孝子さんは、かつて稲田地域で栽培されていた在来種の“稲田もも”を再生するプロジェクトを紹介してくれました。

川中邸屋敷林を見学する参加者
 みんなの協力で出発した“美杜里乃屋ライブラリー”。川中邸が、文化拠点としての機能を一層発揮することでしょう。
 それと共に、東大阪でこのような場所がもっと増え、本を仲立ちにしたコミュニティーの輪が広がることを大いに期待します。

上に戻る←クリック




ユーチューブ動画 美杜里乃屋ライブラリー




 
ルポ 楢よしき    校正:駒 

 
                                               ↑上に戻る
 ご意見・ご感想をお願いします。 一番下をクリック ↓

トップページに戻る



Copyright donatteruno All right reserved.