今どうなってるの?!東大阪
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 2018年7月30日掲載
                                   
                      
  市内の水走(みずはい)にごみ焼却場があることは、市民によく知られて
います。小学生のとき、見学した方もおられるのではないでしょうか。この場
所に最新鋭の第5工場が開設され、稼動をはじめています。ごみ問題は、古
くて新しい問題。どんな施設なのか、課題も含め訪問取材をおこないました。


                     
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 最新鋭 第五工場稼動! ←ジャンプ
 環境にやさしいエコ設計←ジャンプ
 ごみ問題はらし問題←ジャンプ
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最新鋭施設第五工場稼動!


ゆるキャラ ダイトン

ゆるキャラ トライくん
 ゴミ焼却場があるのは、生
駒山が間近に見える水走4
丁目。仕事をおこなう組織の
正式名称は、
東大阪都市清
掃施設組合
です。ここでは、
東大阪市と大東市のごみ処
理を広域に引き受けます。
 入り口で両市のマスコット
が迎えてくれました。

   事務局次長     管理課課長    業務課総括主幹
  阿久泰道さん   青井徳孝さん   義之輝明さん
 第五工場が稼動を始め
たのは昨年の3月。施設
内部は、現代的なオフィス
のような雰囲気です。
 三人の職員さんに案内
していただきました。
 最新鋭の施設というこ
とで、他府県からも注目
されているようです。
 広い研修室に通された取材ク
ルーは、まずはビデオで施設や
ごみ処理のようすを予習します。
 ビデオの内容は、見学にくる小
学生の児童が、楽しく学べるよう
に工夫されていました。
 
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 環境にやさしいエコ施設  
 

中央監視室  &  セパレートタイプの設計
   
 次に、施設内を案内してもら
いました。
作業現場と見学ルー
トはセパレートの設計なので臭
いや音は全く感じません。自動
化された機械を中央監視室で管
理しています。炉内の温度を85
0度以上に保つのもここで制御
されます。

 
蒸気タービン発電機
 第五工場の特徴の一つが、大きな発電機能を備えていることで
す。屋上には太陽光パネルが敷設されています。また、ごみ焼
却の熱を利用した最新の蒸気タービン発電機が稼動しています。

太陽光発電施設
 発電量はこれまでより大幅に
アップ。その量は、一般家庭の
約3万7千世帯分に及ぶといわ
れます。これらの電気は、工場
内で使用され、余ったものは売
電されます。CO
削減で温暖化
対策にも有効です。
  

リアルタイムで排ガスの状況を表示
 第五工場の特徴のもう一つは、環境対策が一層充実したこと。
ごみを燃やした
あとの排ガスや出る灰に対し、高度な処理がさ
れています。

飛灰処理設備・混練機
 煙突から出る排ガスは、リ
アルタイムで監視されます。
 今後とも、環境にやさしく、
地域との共存を目指してほ
しいと感じました。

粗大ゴミピット 


クレーンの操作
 この工場には、粗大ごみ処理
施設があります。破砕して可燃
物は燃やし、鉄・アルミは回収し
ます。最近、粗大ごみの量が急
増しているとのこと。東大阪市の
大型ごみ有料化が影響している
かもしれません。ごみ回収は、
市民の切実な問題であると実感
できる一コマでした。


ユーチューブで見る ごみ処理施設 第五工場訪問

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ごみ問題はらし問題


プラスチック類 再生用のごみ
  最新鋭の施設を見せてもら
いました。でも、「これでごみ問
題は安心だ」と、誤解してはな
らないようです。そもそも、大
阪では、焼却灰の
埋め立て処
分場
(フェニックス最終処分場)
限界に近づいています。
 

環境問題をうったえるパネル

 また、地球の資源も無限で
はありません。今まで
“ごみ=
いらないもの
”と捉えてきたこ
れまでの見方を改め、
ごみの
資源化(リサイクル)
が求めら
れています。また、ごみを減ら
リデュースと、繰り返し使う
リユースの考えを生活の中に
取り入れる必要があります。 

DAIKIN 空気の学校より
 今、私たちの目の前で起こり
はじめた異常気象。問題が大
きすぎて手も足も出ない気がし
ます。でも、一人一人は微力で
あっても無力ではありません。
 人間がおこしたことは人間が
直せるはず。
 心強いごみの
処理と再生
施設ができたことをきっかけ
に、私たち自身も、環境に直結
する
ごみ=資源の問題に取り
組みましょう。
 

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 取材 N・吉岡  A・福田 楢よしき  校正:駒
 

 
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