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2018年8月8日掲載 |
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暑い日が続きます。皆様いかがお過ごしでしょう。暑さ対策に万全を期されて
、この夏を無事に乗り越えてください。さて、今回のご紹介は、石切神社の夏季
大祭です。われわれ庶民の間では、石切さんと親しまれ、昔からでんぼの神様
として頼りにされてきました。正式名は石切劔箭(つるぎや)神社で、御祭神は、
饒速日尊(にぎはやひのみこと)と、その子可美真手命(うましまでのみこと)の二柱。
記紀にも登場する由緒来歴の深い神社です。この神社の夏祭りには、他にな
い珍しい神事があるというのでやってきました。
index
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ここは、7月27日の石切神
社本殿。三之鳥居との間の御
百度参りは、人々が絶えること
なく来られます。
今日はしかし、夏季大祭の
宵宮。この場所で大幣(おおへ
い)神事の宵撓(よいだめ)が執
り行われるため、御百度参り
は中断されました。
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かわりに登場したのが、はっ
ぴ姿の若者達。境内で練習が
始まりました。7mはあるかと
いう棒の先に、飾り物がついて
います。その棒を水平に近い
所まで下げて揺らします。見て
いても、かなりの重さになるこ
とがわかります。 |
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棒の下のほうには小袋が付
けられています。中には米が
入っています。神職に神事の
由来を伺いました。
この神事が始まったのは江
戸時代。このあたりに疫病が
流行った折、三本の大幣が村
々を練り歩き厄除けをしたこと
から。米は神聖な力の象徴の
ようです。 |
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神社では、大幣神事に使わ
れた袋の米を小分けにし、
御護符(なでまもり)とします。
朝に米を一粒づついただくと
いうのも、お守りとしては珍し
いことです。 |
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石切神社の氏子は芝(しば)
、植附(うえつけ)、辻子(ずし)、日
下(くさか)の4地域。夏祭りでは
そのうちの1つの地域が担当
します。秋祭りは残り3地域と
いうように持ち回りします。
今年の夏は植附の番です。
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ユーチューブで見る 石切神社夏祭り 宵 撓
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7月28日(土)は本宮の
日。台風12号の影響が
心配されましたが、この日
の夕方までは天気がもち
そうな気配です。
御神輿は奥の院へと上
り、そのあと町を巡行。
植附のふとん太鼓は地
域を曳いて回ります。
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この日のハイライトは
宮入です。行列の先頭あ
たりで三本の大幣が若者
によって担がれてきます。
本殿前に到着したら、大
幣神事の本撓(ほんだめ)の
開始です。
三之鳥居から掛け声とと
もに棒を水平近くに倒して
入り、本殿に突き進みます。
三本の大幣のあとは、各
地域のお迎え提灯が宮入
します。
力と技のいる神事です。
昔から若者たちの力比べの
行事ともなっていたのでは
と想像しました。
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三本の大幣や各地域の提
灯の宮入のあと、御神輿と
布団太鼓が次々と宮入しま
す。大幣神事は、まるで露払
いをするかのような役を果た
しました。明日の後宮では、
納撓(おさめだめ)の神事がおこ
なわれます。
例年は、夜の宮入が最もに
ぎやかですが、今回は台風の
影響も考え、昼の取材としま
した。
機会をみて、夜の宮入風景
もご紹介したいと思います。
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ユーチューブで見る 石切神社 夏季大祭 本宮
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取材 F・村上 K・東野 I・佐野 N・吉岡 T・菊池 楢よしき
校正:駒
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