今どうなってるの?!東大阪
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 2019年2月3日掲載
                                   
                      
 新企画、「東南アジア ぶらり旅」をはじめます。東南アジアはこれから
日本がお付き合いを深めていくべき大切なお相手。多くの人々が来日されて
います。東大阪の中小企業にとっても、これから販路を拡大するお得意さま
です。この企画を通して、東南アジアへの理解が深まることを願います。紹
介いただくのは写真家で本町在住の荒木康徳(やすのり)さん。以降数回に
わたりシリーズでお送りします。      
                    どーなってる東大阪編集部

                    
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      はじめに←クリック
 バリ島・海の町サヌール ←ジャンプ
 バリ島・山の町ウブド ←ジャンプ

はじめに アパ カバール(お元気ですか)


インドネシアとバリ島を示す

バリ島地図 クリック:拡大
 通称インドネシア、正式名は
インドネシア共和国。首都はジ
ャカルタ今回ご紹介するのは
バリ島です。神々の島とも称さ
れるこの島を、自転車で見回っ
た旅の回想をご覧ください。
 
フォトグラファー荒木康徳
 
  
バリ島町サヌール

 

 私が東南アジアに興味を持っ
たきっかけは、アジアの小国ベ
トナムが超大国アメリカに勝っ
たこと。漠然とアジアの人々へ
の敬意の念が芽生えました。6
0歳を迎え退職を慰留されまし
たが、大手印刷会社の撮影部
門をきっぱり辞めました。さて
最初の行き先に迷った挙句、娘
が挙式したとき気に入ったイン
ドネシアに決めました。


 私の流儀はできるだけその土
地の人々や生活に触れること。
 どこに行くにも半パンにTシ
ャツ、ぞうりの格好。主に自転
車を利用します。レンタル料は
10日間で1500円ほど。
 ほかに乗り合いタクシー
(ベモ
、一回
50円)
や公共バス(トランスサ
ルバギタ、どこまで乗っ
ても35円)

利用しました。
 ※当時の値段
 サヌールは海に面した落ち着
いた町です。砂浜が長く続き、
5つほどのビーチがあります。
 朝日や夕日がとてもロマン
チックで新婚さんや恋人たち
のメッカのようになっていまし
た。浜では働く漁師さんとも出
会えます。
 ここで心を奪われたものの
一つが南国の花
ブーゲンビ
リア、ハイビスカスなどが咲
き誇ります。ランの種類の多
さには圧倒されました。年中
暖かい気候で、道端にはパ
パイアやマンゴーの実がなっ
ています。
 ここでは凍死も餓死もしな
いな・・・と感じました。

KEKEホームステイ 入り口

部屋を外から
 私は一ヵ所に10日間ほど
滞在します。一泊850円か
ら1200円の朝食付きプチ
ホテルです。インドネシアで
は、日本人妻経営の宿が
結構あります。部屋に虫が
出たと言うと、女主人は「高
いホテルは殺虫剤を大量に
撒いている。うちは撒かない
ので安心」との返事。何だか
納得してしまいました。
 
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バリ島町ウブド
 

  サヌールから北へ20kmの
ところに山の町ウブドがあり
ます。ここで珍しい行事に遭
遇。なんとお葬式だといいま
す。町の有力者の葬儀のよう
で、町をあげての取り組みは、
まるでお祭りのようです。

 この豚の丸焼きを見て、あ
れっと思われるかも知れませ
んね。インドネシアの国民の
90%近くはイスラム教徒。
なのにここバリ島は特別です。
古い宗教と仏教、ヒンズー教
が習合
(バリヒンズー)しています。
 森羅万象に神が宿る、八百万
の神がいるという感性は、私た
ち日本人と共通しています。
 道端に花や供物を捧げる信心
深さに感銘を受けました。日本
ではだんだん薄れつつある風習
です。

 人々の生活は質素です。月収はおよそ
3万円ぐらいでしょうか。キャリアウー
マンでも6万円ほど。でも、人々は生活
を楽しんでいるように見えます。接する
中で、不平不満を聞きませんでした。
 女性は特に働き者です。
 私が一つ気になっていたことは、日本
人に対する感情です。現地での感触は、
350年間統治したオランダに対する恨
みに比べ、日本に対する信頼度が高く
ほっとしました。
 どこにいっても、子どもたち
の屈託のない表情に心を奪わ
れます。どの子の瞳も澄んで
いて、思わずシャッターを切
っています。
 旅で一番癒されるのはその
土地の子どもたちとのふれあ
いです。
 
テレマカシ(ありがとうございました)

原地仕込みインドネシアの言葉←クリック

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       プロフィール
  フォトグラファー 
荒木康徳
 
  日本広告写真家協会会員
         東大阪市本町在住

 1948年(S23)生まれ。縄手北小
学校、縄手中学校、花園高校を経て、
現在の東京工芸大学、当時の東京
写真大学短期大学部卒。
 大日本印刷に就職 東京市谷にあ
る企画部写真撮影部門の仕事に従事。
 60歳を機に退職し、長年の夢だっ
た東南アジアの旅行を実現。

 

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 写真・文荒木康徳  聞取り:F村上、A福田 編集:楢よしき 校正:駒
 

 
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