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2020年9月22日掲載 |
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コロナ禍がおさまり切らぬ世界。私たちの生活も大きく変化しています。
日常世界とかけ離れた神仏の世界でも、変更が余儀なくされています。
枚岡神社では数々の行事が縮小され、最大の祭りの秋郷祭の布団太
鼓とだんじりの運行が取り止めになりました。しかし、そんな中でも神事だ
けは神職たちによって粛々と続けられます。今回取材したのは、枚岡神
社が数年前から取り組まれている平成令和の大造営。第一期が完成し
神霊・新宝が仮殿から本殿に還されるといいう正遷座祭と、それに先立
つお砂持ち行事が、コロナに配慮しながら執り行われました。
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元春日と称され、生駒西麓に鎮座する
枚岡神社。平成28年(2016)より境内
全域にわたる本格的な修理・修復に取
組んでいます。社伝によれば、平成29
年は創始2680年、令和2年は本殿創
建1370年を迎えます。大造営は大切
な節目の行事としての意味も込められ
ているようです。 |
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クリック:仮殿遷座祭の記事へ |
クリック;二の鳥居修復工事の記事へ |
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どーなってる東大阪では、この大造営に注目し二の鳥居修復
と仮殿遷座祭の様子を皆様にお届けしてきました。今回は神事
の中でも最も重要な正遷座祭(御神霊・御神宝が本殿に還る神事)の
様子をお届けします。 |
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まばゆいばかりに朱色に輝
く本殿の姿。四柱の神様が鎮
まります。第一殿に主祭神の
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
第二殿に比売御神(ひめみかみ)
、主祭神の后神です。
第3殿、第4殿には奈良春日
神社から勧請された経津主命
(ふつぬしのみこと)・武甕槌命(たけ
みかづちのみこと)が祀られます。 |
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神霊・神宝が本殿に還る前
に、氏子たちが本殿の完成
を祝い喜ぶ行事がおこなわれ
ました。手に手に砂をもち、本
殿の周りにまきます。最後の
仕上げとなるお砂持ち行事で
す。本来は大々的におこなわ
れるものが、コロナのために
規模が縮小されました。
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<動画>枚岡神社 平成令和の大造営 お砂持ち行事
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②厳かに正遷座祭
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いよいよ第一期大造営の
クライマックスの9月18日
の夜。正遷座祭(しょうせんざ
さい)が始まりました。夜の
闇の中、斎館から出発した
神職たちの行列。履物の高
い音だけが森に響きます
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本殿では静々と祭事がおこ
なわれていますが、外からは
うかがい知ることはできませ
ん。時折、「オ~」という低い
唸り声が聞こえます。警蹕(け
いひつ)と呼ばれるものです。
ゆらめくかがり火が、社殿
の朱色を照らします。荘厳で
厳粛な雰囲気に包まれます。 |
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二時間ほどの神事で、とど
こおりなく四殿の神霊・神宝
がもとの本殿に鎮まりました。
これから、第二期の大造営
が始まります。若宮と摂社の
造営、そして、梅ウイルスに
より伐採された梅林の修復
となります。
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<動画>枚岡神社 平成令和の大造営正遷座祭
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http://www.do-natteruno.com/con_c/c504/c504.html 二の鳥居修復工事
http://www.do-natteruno.com/con_c/c521/c521.html 仮殿遷座祭 |
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取材:山口 福田 楢 渉外:村上 東野
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
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