|
2020年11月28日掲載 |
|
|
鬼の墨彩画で知られる阪口真智子さん。漢方医学の専門家や料理家として
の顔も持っています。いま、巷では“鬼滅の刃”が流行っていて、鬼たちが次
々と退治されているようです。しかし、阪口真智子さんが描く鬼たちは、ユ
ーモラスで愛嬌いっぱい。鬼滅の刃の主人公の炭治郎が、そんな鬼さんに出
会ったら、と考えると面白いです。今回、阪口さんの鬼たちが“病魔退散”に
立ち上がったというのです。五条町のアトリエで開催されている個展(合同展)
をのぞいてみることにしました
index
|
|
|
|
|
女流鬼の墨彩画家で知られ
る阪口真智子さんの個展が
五条町のアトリエで開かれま
した。阪口さんは、コロナの
感染拡大の中で開催を悩みま
した。しかし、恐れるばかり
ではだめ、活動しないとみん
なの心も体も萎えるばかりと
思い直しました。
|
|
|
|
今回の鬼の絵の特徴は、い
つもの柔和な鬼たちが少なく
「病魔退散」と、疫病に立ち
向かう力強い鬼の作品が多い
こと。真智子さんの、コロナ
に負けないで、という願いが
込められているようです。 |
|
|
|
絵から勇気とパワーがもら
えそうな気がしてきます。
真智子さんのアトリエでの
個展では、毎回、ゲストのア
ーティストを招いて、合同作
品展を開催しています。今回
も三人を招きました。 |
|
|
|
|
|
上に戻る←クリック
|
②毎回ゲストを招いて
|
篠原幸男 作品 |
日本広告写真家協会正会員 篠原幸男さん |
今回、ゲストに招かれたお
一人は篠原幸男さん。
八尾市在住のフォトグラフ
ァー。アトリエ・サバスの主
宰者です。展示の作品はな
ぜか写真ではありません。
御本人にうかがうと、20
年ほど前から流木を利用し
た作品を創り始めたとか。
|
|
篠原幸男 作品群 |
篠原幸男 作品 |
篠原幸男 作品 |
篠原幸男 作品 |
今では趣味を超え、個展を
開くまでに。流木は、和歌山の
日高川の河口まで拾いに行く
そうです。拾ってすぐ制作の着
想が湧くものもあれば、何年か
経ってからしか陽の目を見ない
ものもあります。作品には部分
的にアルミニウムが活用されて
います。金属と古木がしっくり
マッチしているのに驚きました。
柔らかい光を放つアルミならで
はの効果でしょうか。
私たちから見ればただの流木
ですが、篠原さんには自然から
の恵みです。その流木と対話し
宿る命を掘り出しておられます。
|
|
比嘉 賢 作品 |
|
ゲストのもう御一方は箕
面市在住の比嘉賢・明子ご
夫妻。奥さんの明子さんの
絵の授賞式のため、ご夫妻
で上京されており、この会
場にはおられませんでした。
明子さんのお母さんにお
聞きしました。
二人は京都精華大学の芸
術学部で学びました。そこ
で知り合い結婚することに。
|
|
比嘉明子 作品 |
絵本 「らぶ」 「らぶ その十数年後」 賢さん作
|
明子さん作 「メイちゃんとらんまる」より
|
比嘉 賢 作品 |
お二人とも統合失調症を患い
ながら、励ましあって制作を続
けておられます。どちらの作品
も、フワッと柔らかいタッチで
不思議な世界に誘われます。
明子さんはこの度、東京で開
催されているアートパラ深川・
おしゃべりな芸術祭※で受賞さ
れました。住いの近くの箕面の
滝がテーマの作品だそうです。
※ アートパラ深川←クリック |
比嘉明子 作品 |
比嘉明子 作品 |
|
生駒山西麓から大阪平野の絶景が見渡せるアトリエで、多く
の作品と出会えました。作品と対話し、皆さんと会話が弾んだ
一日です。 |
枚岡神社梅林から |
眼下の街ではコロナ騒動が
続きます。
今日は別世界で命の洗濯
ができました。きっと免疫
力もアップしていることでし
ょう。みなさんも感染対策を
しっかりとりながら、心と体
を動かしてください! |
|
|
|
|
|
取材:村上 楢
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
|
↑上に戻る
|
|
ご意見・ご感想をお願いします。 一番下をクリック ↓ |
|
トップページに戻る |
|