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2021年7月5日掲載 |
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6月30日、全国的に夏越大祓(なごしおおはらえ)が行われます。枚岡
神社でも、コロナ禍でありながら粛々と神事がおこなわれました。コロナ禍
だからこそ、悪疫退散を祈る茅輪(ちのわ)くぐりが待たれていたのでしょ
うか。多くの方が参拝されました。
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6月30日(水)は夏越大祓
(なごしのおおはらえ)の日です。
水無月の大祓とも言われま
す。ここ、河内國一之宮枚岡
神社でも神事が執り行われま
した。二年続くコロナ禍の中
ですが、感染対策に考慮しな
がらの実施です。 |
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夏越大祓 参拝者は新しい茅守りをいただく |
茅輪くぐりの回り方 |
年に二回の大祓(おおはらえ) クリック:拡大
大祓は年二回、冬の12月3
1日は師走大祓といいます。
どちらも日常の汚れや罪を祓
います。
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古い茅守りを焼納場所に納める |
夏越大祓では、茅輪くぐり
が行われます。厳しい夏に悪
疫に祟られないよう願います。
今年は特に、新型コロナ退
散を願う声が聞かれます。
人々は新しい茅守りをいた
だき、以前いただいたものを
焼納場所に納めます。 |
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②粛々と進む神事
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祓つ物(はらえつもの)※を八つに切り裂く
※祓のとき、けがれや罪をはらうために供えるもの。
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多くの参拝者が見守る中
神職による古式にのっとった
神事が進みます。
最期に、古い茅守りに点火
され、祝詞(のりと)が唱えら
れます。炎が大きく立ち上り
荘厳な雰囲気が漂います。
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中東 弘宮司 の大祓詞 |
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とどこおりなく神事は進み
本殿に向かい拝礼する神職
たち。こののち、茅輪くぐり
が催行されます。
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③コロナも退散茅輪くぐり
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神職が茅輪くぐりを先導します |
挨拶をする中東 弘宮司 |
神社の案内板によれば、
茅輪くぐりは、蘇民将来伝
説に由来するといいます。
貧しい身なりをした人を手
厚くもてなした蘇民将来。
もてなした相手はスサノヲ
ノミコトでした。ミコトは茅
輪を授け、それを持つ子孫
を守る約束をします。
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茅輪くぐりで平穏を祈る参拝者
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たくさんの参拝者 |
その後、蘇民将来の村が悪
疫に襲われます。しかし、蘇
民の家族だけは災難から逃れ
ました。その後、再びミコト
があらわれ「蘇民将来の子孫
であると言えば、災難は免れ
るべし」と宣託します。 |
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この備後国風土記に記された故事が、悪疫退散を願う茅
輪くぐりの始まりとか。みんなの願いが叶いますように。
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<動画>枚岡神社 夏越大祓 茅輪くぐり
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取材: 村上 楢
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
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