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2021年7月9日掲載 |
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7月7日は七夕(たなばた)の日。古代中国から伝わった五節句のひと
つです。日本では時代と共に、七夕の祝い方も変化してきました。
今では、笹飾りに願い事を書いた短冊を吊るせば、願い事がかなうとし
て広く行事がおこなわれています。東大阪のあちこちで笹飾りが立てられ
ています。その中の二か所を取材しました。
index
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まず出かけたのはニトリモ
ール。西岩田にあり、近鉄
電車から見える大規模な商
業施設です。東館2階通路
には、七夕飾りが数本並ん
でいます。すでに短冊で満
艦飾状態。多くの子どもたち
が願いを託したことが一目
でわかります。
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取材中にも、親子連れが足
をとめ、次々に短冊をつけて
いかれます。子どもの願いを
親子で共有できるいい機会で
す。普段の生活では改まった
機会はもちにくいもの。お買
い物の時間に子どもの心に寄
り添えます。お母さんたちは
貴重な機会を活用していると
感じました。
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短冊を見せてもらうと、子
どもたちの願いが素直にあら
われていて微笑ましいかぎり。
でも、コロナの影響が子ど
もたちの生活や心に影を落と
しているものもありました。
古来よりの言い伝えで、願
いは織姫(おりひめ)が叶えてく
れるそうです。星でいえばこ
と座のベガ。対になる彦星は
わし座のアルタイル。天の川
を渡らせるため、つばさを広
げるカササギにあたるのが
白鳥座のデネブ。
夏の夜に、子どもたちと一
緒に三つの星を見つけてみ
ませんか。
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夏の大三角形 中日新聞WEBより
織姫星=織女星 彦星=牽牛星 鵲星=鵲橋
※カササギ←クリック |
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ニトリモールの笹かざりに
寄せられた願いの数々。
この短冊は、式内社・石田
(いわた)神社で古式にのっ
とり焼納されます。みんな
の願いが煙にのって、天の
織姫さまに届きますように。 |
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<動画>七夕かざり ニトリモール
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②七夕を楽しむ
旧河澄家
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旧河澄家での七夕イベント |
旧河澄家のようす |
さて、こちらは東大阪市指
定文化財の旧河澄家。江戸
時代初期の香を残し、現在
は市民のための催しにも活
用されています。七夕の日
が近づく4日に、子どもたち
のためのイベントが行われ
ました。
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子どもたちが挑戦したのは
かんたん万華鏡づくり。幼い
子は親子で作りました。目を
近づけ、光源に向けコップを
回すと、見える世界が変わり
ます。制作の指導は川戸みど
りさんたち近畿大学生。
近大経営学部・峰滝和典
(かずのり)教授のゼミ生です。 |
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近畿大学経営学部 峰滝教授とゼミ生のみなさん |
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峰滝教授は、「失
敗を恐れずチャレン
ジしてほしい」と、
学生たちの背中を
押します。子どもた
ちもお兄ちゃん、お
姉ちゃんが大好き
で、大歓迎です。 |
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子どもたちは万華
鏡に絵を描いて完
成させました。
どれも個性が出た
作品に仕上がり、大
満足で写真を撮ら
せてくれました。 |
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万華鏡づくりに続いて、笹
飾りに結ぶ短冊に、願いを
書きました。微笑ましいもの
が多く見られますが、やはり
コロナの影響が影を落としま
す。短冊は背の高い近大の
お兄さんに結んでもらいま
した。
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フルート 勝間信一さん チェロ 向井晴美さん ビオラ 岡崎篤之さん |
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短冊を飾ったあと、子ど
もたちや参加者へ「アンサ
ンブル ビバーチェ」から演
奏がプレゼントされます。
岸和田を拠点に、関西圏
で活動するグループ。クラ
シックから子どもの歌まで
ジャンルの幅の広いのが特
色です。
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アンサンブル ビバーチェ の演奏
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演奏に聴き入る子どもたち |
今日は、子どもたちに馴
染みあるアニメソングや
きらきら星、たなばたさま
などの童謡が演奏されまし
た。途中で歌のクイズがあ
ったりして盛り上がり、子ど
もたちは七夕にちなんだイ
ベントを楽しみました。 |
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坂上慧ミ子さんの折り紙の作品(一部) |
ちょうどこの日は、折紙
創作家の坂上慧ミ子(えみ
こ)さんの作品が展示され
ていました。(7月18日まで)
参加者が、折り紙の多彩
な表現に驚き、じっと見入
る姿が見られました。
ニトリモールと旧河澄家
で、文化の香り漂う七夕イ
ベントを取材できました。
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<動画>七夕を楽しむ 旧河澄家
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取材:K・東野 M・織田 楢
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
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