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2021年7月31日掲載 |
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生駒山麓にある石切ヴィレッジは、2012年に古民家を再生してオープ
ンしました。あれから9年が経ちます。ここでは、古民家再生の輝建設が
業務をおこないながら、イベントや展示会場として活用されています。
また、河内いえ・まち再生会議の事務局がおかれ、まちづくりの活動も行
われています。
index
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石切ヴィレッジは近鉄石
切駅から南西に徒歩10分
ほどのところにあります。
東に生駒の山並みが迫り
前に音川の渓流が流れます。
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輝建設会長 石切ビレッジ主宰
小原公輝氏 |
玄関でたぬきとうさぎの歓
迎です。石切ヴィレッジを主
宰する小原公輝(こはら・よし
てる)さんを訪ねました。
小原さんは、古民家再生を
主な仕事とする輝(てる)建設
の会長さんです。 |
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藤井家住宅の説明版
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貴重な初期のプレハブ(事務所に使用)
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この民家は藤井友位(とものり)
さんの生家でした。古民家再
生をめざす小原さんの熱意に
動かされ、10年ほど前に輝
建設に貸すことになりました。
小原さんは、ここを会社の
業務に使うだけでなく、古民
家再生のモデルとして開放し
イベントや展示場として活用
をはかります。2012年の
2月に多目的の石切ヴィレッ
ジがオープンしました。
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古民家にダイニングルーム |
ストーブが置かれている |
一角に、古民家で快適に暮
らす再生モデルを提案する
コーナーがあります。
雰囲気に合うレトロな家具
や調度品が配され、心地よく
落ち着いた雰囲気です。 |
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純和風の雰囲気を残した母屋 |
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小原さんは、日本古民家再
生協会で大きな活躍をされて
います。伝統工法で建てられ
た古民家は、修理しながら永
い歳月にわたり使えるもの。
世界が持続可能な社会をめ
ざしている現在、古民家の木
組みや古材を生かす道を真剣
に考える時がきています。
伝統工法が耐震性などで不
当な扱いを受けていることは
残念だと言います。
法隆寺を持ち出すまでもな
く、日本各地の古寺や古民家
の木組みが百年以上の風雪
に耐えています。
小原さんは、古民家を現代
の生活に合わせてリフォーム
することで、快適な生活が送
れると強調されます。
輝建設は、70軒を超える
古民家の再生にかかわって
きました。引き続き日本の文
化と伝統を守る仕事を頑張っ
ていただきたいものです。
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②河内の歴史発掘
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小原さんの住まいは聖徳太
子の眠る太子町叡福寺近くで
す。しかし、東大阪を中心に
河内いえ・まち再生会議の代
表として活動します。結成は
8年ほど前。大工塾を開いた
り講演会の講師を引き受けた
りして、住まい再生を通じた
まちの活性化をめざします。 |
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かわち 城ものがたり 冊子表紙より |
かわち 城ものがたり 冊子表と裏 |
再生会議では、3年前にか
わち城ものがたりの冊子を
完成させました。会員の労作
です。自分たちの足で調べ
上げ、何度も会議を重ねたそ
うです。冊子によって東大阪
市域の中世の砦跡が手に取る
ようにわかります。
南北朝時代に、南朝の河内
國守護である楠木一族の戦い
方もわかり、興味深いです。
再生会議の活動は、現在の
コロナ禍で思うように進んで
いません。しかし、ぜひ再開
していただくよう期待します。
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休止中のピザ窯 |
石切ヴィレッジの活動もま
たコロナの影響を大きく受け
ています。早く楽しいイベン
トの復活を願って藤井家住宅
をあとにしました。 |
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<動画>石切ヴィレッジ訪問
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取材:R 山口 楢
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
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