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2021年10月28日掲載 |
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暑かった夏も去り、いよいよ菊薫る秋となりました。野山の草木も実を
つける稔りの季節です。ここ枚岡神社の神田では、5月30日の御田植
祭から5か月ほど経って、稲穂がたわわに稔り、収穫を待つばかりとな
りました。10月24日、秋の刈り入れとなる抜穂祭(ぬいぼさい)が挙行
されました。
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枚岡神社で御神田での稲
作が本格的に行われること
になって3年目。今日は3
度目の抜穂祭(ぬいぼさい)
がおこなわれます。天気に
も恵まれ、神職や稲刈りに
参加の人々が、神田に集合
されました。
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カラスウリの実 |
ミゾソバの花
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イヌタデの花
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ヨメナの花
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神田のまわりは、すっかり
秋らしくなっています。山麓
の高台にあるこのあたりは自
然がいっぱい。かつては大い
に嫌われたアワダチソウも
秋の風物の一つにおさまって
いるかのようです。 |
ヤブミョウガの実 |
オオアワダチソウの花 |
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抜穂祭の神前で舞う巫女さん |
笛の伴奏をする神職 |
神田の前には祭壇が設け
られ、厳かに神事がはじまり
ました。参列するのは氏子総
代の代表や、ボランティア団
体・「ひらおかの森を守る会」
の人たち。貴重な神事をカメ
ラに収めようとする人たちも
加わります。 |
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初穂を刈る神職 |
神職が手にする鎌 |
皆が見守る中、初穂が神職
によって刈り取られ、神前に
置かれました。来る11月2
3日の新嘗祭(にいなめさい)※
のおりには、新穀として供え
られるとのことです
※稲の収穫を祝い、来年の豊穣を 祈願する儀式。 |
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抜穂祭の締めくくりに挨拶する 中東 弘宮司 |
氏子総代らが参拝 |
中東 弘宮司が締めくく
りの挨拶に立ち、稲作に携
わった方や協力者への感
謝を述べます。また、自然
を尊び、共存するくらしの
大切さを説かれました。 |
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②喜びの稲刈り
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ひらおかの森を守る会の人々が稲刈りにいそしむ |
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神事のあとは、ひらおかの森を守る会(以降守る会)
の出番です。手際よく稲を刈って行きます。 |
ひらおかの森を守る会 清水馨会長
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会長の清水馨(かおる)さ
んの話を聞きました。守る
会では、境内や神津嶽の
植林を続けておられるよう
です。今日も朝から、田の
水源ともなっている姥ヶ池
(うばがいけ)の清掃をされ
てきたばかり、とうかがい
ました。
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なれた手つきで稲を刈る守る会会員 |
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稲刈り中に出てきたカマキリ |
清水さんからお話を聞くう
ちにも稲刈りが進みます。
途中、カマキリが手助けし
ようか、という感じで出てき
ました。カマキリの鎌を借り
るまでもなく、無事稲刈りは
終了しました。 |
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5月30日の御田植祭の時の御神田 |
田のお世話をした 荒井正弘さん |
御神田の稲のお世話を続け
てきた荒井正弘さんに聞きま
した。田んぼを作り出してか
ら田にタニシが増え、稲の茎
に小柄のカヤネズミが巣をつ
くるようになったそうです。
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倒れそうな稲に支柱 |
鳥に稲穂が食い荒らされな
いよう、ネットを張りました。
一部、稲が倒れたところは
支柱を立てました。様々な世
話をしながら、無農薬の稲作
を成功させました。今日の抜
穂祭での収穫は、荒井さん
にとって、なによりの喜びで
はないでしょうか。
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刈り入れがすんだ神田 |
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<動画>枚岡神社の抜穂祭 2021年令和3
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取材:楢 K東野
編集:楢よしき SE:クニヒコ
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