今どうなってるの?!東大阪
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2021年11月12日掲載
                                   
   
 大きな施設なのに、そばを通りすぎるときあまり意識しないことってあり
ますよね。水走一丁目にある広大な敷地をもつ
「水走配水場(東大阪市上下水道
局水走配水場)
もその一つ。しかし中に入り話を聞かせてもらってびっくり。
私たちの生活とは切っても切れないところ。もっといえば、それがなけれ
ば私たち市民が生きていけない施設でした。しかも中では未来にむけた
挑戦が始まっています。


               index
        
 水走配水場って?!←ジャンプ
 マイクロ水力発電始動 ←ジャンプ
<動画>水走配水場とマイクロ水力発電稼動→ジャンプ



  
水走(みすはい)配水場って?!


水走配水場を内部から


配水場関係者のみなさんに説明を伺う
 外からしか見ることができ
ない
水走配水場に初めて入
ることができました。取材陣
は緊張感とともに大きな好奇
心が湧きます。さっそく施設
の説明を受けました。聞くに
つれ、私達が思ってた以上
に重要な役割をもつ施設で
あることがわかりました。



貯水池&施設を案内いただいた東大阪市上下水道局水道施設部配水施設課課長 清水忠司さん
 水は生物にとって、なくてはならないことや、水道の栓を
ひねったら水が出ることは誰もが知っています。
 しかし、
「その水はどこから来ているの?」と問われたら
どうでしょう。取材陣は、水道栓から先の水道水が送られて
来る仕組みに興味が湧いてきました。

安定供給のための貯水池


最も大きな貯水池の施設

 ここは東大阪市民へ水を送る要(かなめ)の施設でした。
 東大阪市の水道水は約90%以上を
大阪広域水道企業
から買っているそうです。水走配水場へは企業団の
野浄水場
で淀川から引き込んだ水を浄水処理したものが
送られてきます。

芝生の下は貯水池

 外環状線にそって径が2メ
ートル近くある巨大な管が南
下します。水走配水場では、
この水道管から分かれた管で
給水に必要な水を受け入れ、
市内の給水を賄っています。
 水走配水場では、市内の

23の水道施設
を昼夜を問わ
一元管理していて、唯一の
有人施設
だそうです。

 
水走配水場ポンプ室

 東大阪市民の大半の水道の水はこの水走から送られ
ていることになります。そんな重要な施設であるとは
思いもしませんでした。

巨大なパイプ
 東大阪市に送られてきている水
道水は、村野浄水場で高度浄水処
理方式を採用し、水質の向上のた
め、20年以上前から活性炭の活
用やオゾン処理を導入。トリハロ
メタンなどの毒性やカビ臭を除去
し、私たち市民に安心で美味しい
(高度処理水)を提供しています。
 そして、なにより重要なのは

「断水しないこと」
と強調されま
した。停電などの災害にそなえ
シミュレーションを繰り返します。
もしかの場合は、近隣市との連携
も準備されていると聞き心強く感
じました。


深夜作業で病院に給水 東大阪市サイトより
「もしか」の話から、話題は
先日の和歌山県の
水管橋崩落
事故
に及びました
 この事故で、公益社団法人日
本水道協会の要請を受け、東大
阪市の上下水道局から9日間に
わたり応急給水車2台、普通車
両1台、職員延べ52名が現地支
援にむかったといいます。私た
ちのライフラインを守る
エッセ
ンシャルワーカー
の仕事を再認
識させてもらいました。

                           

マイクロ水力発電始動


 私たちの生活を支える大切な施設ですが、ここで企業
と連携して新たな挑戦が始まっていました。環境問題は
国内だけでなく世界の問題になっています。これに対す
る提案が
再生可能エネルギーの一つであるマイクロ水力
発電
です。 

マイクロ水力発電施設の前で


係員の方に説明を聞く


株式会社DK-Power の武田 暁さん
 水道水の流れるエネルギー
を電気に変換できることに着目
したのはダイキン工業。再生可
能エネルギーの普及をめざし、
子会社「株式会社DK-Power」
(ディーケーパワー)を設立。マイク
ロ水力発電技術で全国の自治
体との連携を求めてきました。


マイクロ水力発電の施設
 東大阪市との協議がすすみ、設置・維持管理と土地
使用料および売電利益の一部を上下水道局の収益とす
ることで合意。

マイクロ水力発電の心臓部
 ウインウインの関係で、今
年4月に稼動を始めました。
 現在、再生可能エネルギー
の急速な拡大が望まれてい
ます。この取り組みの良い成
果があがることを期待しつつ
取材陣は
水走配水場を後にし
ました


<動画>水走配水場とマイクロ水力発電の稼動




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 取材:村上、福田、片山、楢
編集:楢よしき
  SE:クニヒコ

 
                                 
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