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2022年9月24日掲載 |
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旧河澄家で、若いファミリー層を対象に面白いイベントがおこなわれまし
た。題して「古代体験会 はにわを作ろう」。当日は朝から雨が降り、風も
吹いています。みんな来るだろうかとちょっと不安に。でも、親に連れられ
た子どもたちが続々とやってきて、心配はいらなかったようです。
子どもの一人に聞いてみると、前回のはにわ作りにも参加していて、楽し
かったからまた来たとのことです。現代の子どもたちは粘土に魅力を感じる
のでしょうか?取材させてもらいました。
index
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古代体験会 はにわを作ろう! |
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江戸時代初期の様式がうかがえる旧河澄家 |
生駒山麓日下町にある旧
河澄家は、市の指定文化財
で、主屋、奥座敷、庭、調
度を納めた土藏の見学が出
来ます。またイベント会場
としても利用されています。
9月23日(日)には、子
どもたちを対象に、古代体
験会「はにわを作ろう!」
が開催されました。
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古墳とはにわを知ろう |
近つ飛鳥博物館 |
はにわ作りの講師として
近つ飛鳥博物館から2人の
方がやって来られました。
学芸員の東藤隆浩さんは
古墳やはにわの基礎知識を
子どもたちに伝えます。 |
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当時の景観に復元された 群馬県高崎市八幡塚古墳 |
古代の力士の埴輪 高槻市今城塚古墳 |
はにわから、当時の人々
の暮らしが見えてきます。
大昔にもお相撲さんがい
たと聞いて、おどろきの声
があがります。東藤さんは
“今のみんなのくらし”や
“好きなもの”を作ろうと呼
びかけました。 |
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教育専門員の樋口嘉和さん
は、基本の作り方や、粘土の
扱いについて実地で指導しま
す。府下の学校園やイベント
会場を、休むことなく駆けま
わる樋口さん。子どもたちに
やさしく丁寧に伝えます。 |
子どもたちの作品 |
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完成した子どもたちの作品
です。最近の子どもたちは粘
土遊びする経験は少ないよう
で、土粘土に最初は手こずっ
ていました。しかし、だんだ
ん慣れてきて、御覧のように
出来栄えは見事です。粘土遊
びは子どもたちに受け入れら
れたようです。手を使う遊び
の機会をもっと増やしてあげ
たいものです。
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大人の作品 |
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参加した大人たちも、子ど
も時代に返って粘土に挑戦し
ました。この近くに住み、単
独で参加した女性は異色の参
加者です。ご両親が眠るお墓
に埴輪を飾りたいと、もくも
くと作っています。
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完成したら、作品をみんな
で紹介し合います。この作品
は樋口さんたちが預かり、素
焼きにするそうです。
焼き上がりがまた楽しみな
はにわ作りでした。
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<動画>はにわ作り 古代体験会 |
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年中さまざまな展示
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雄略天皇(ワカタケル大王)
と若日下部王 |
神武東征記 |
楠木正行ここにあり! |
旧河澄家では、常時、さま
ざまな展示もおこなわれてい
ます。今回の取材の日には河
南町観念寺の宮本直樹住職が
作られた紙芝居が展示されて
いました。この地域に関する
記紀や伝承からの3作品です。
裏書きの文は、リズミカル
でユーモアたっぷりでした。 |
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10月からは、地元日下の
布団太鼓に関する展示やハロ
ウィン行事のイベントも企画
されています。
外に出かけるには良い季節
を迎えます。 |
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取材: A・福田 楢
編集:楢よしき 校正:葵 SE:クニヒコ
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