|
2023年5月4日掲載 |
|
|
平成・令和の大造営が完了した枚岡神社。第二期工事によって新しくなっ
た摂社若宮神社では、今年から新たな神事として「水神祭」が執り行われる
こととなりました。祭りの様子を取材しました。
index
|
|
|
枚岡神社 摂社若宮社 |
平成25年から始まった枚岡神社の平成・令和の大造営事業
が、昨年5月にすべて完了しました。本殿修復工事等に続いた
、第二期工事では、摂社・末社の新築・再興が行なわれました。 |
枚岡神社感謝と祈りの道略図 枚岡神社HP クリック:拡大 |
最も重要だったのが、摂社
若宮社の新築工事です。
明暦二年(1656)の絵
図に倣い、本柱と同規模の再
興を果たしました。350年
ぶりの事だそうです。昨年5
月21日には正遷座祭が行な
われ、新しいご殿に鎮座する
ことになりました。 |
|
若宮社は、枚岡神社の主祭神“天児屋根命(あめのこやねのみこと)”
の御子神とされる天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)を祀ります。
|
水神祭 宮司祝詞 (中東 弘氏)
|
日本書紀には、天孫降臨のとき、地上には良い水がなか
ったとあります。天押雲根命は、父天児屋根命の指図で高
天原から天津水を持ち帰り、皇孫に捧げたといいます。こ
こから水の神、農業の神として、古くから地元の信仰をあ
つめています。 |
水神祭
|
水神祭供物
|
水神祭のぼり
|
この神話に因み、枚岡神社
では、毎年4月29日には、
若宮神社において、水神祭を
執り行うことになりました。
当日は、氏子、参拝者、奉
納関係者が参加する中、神事
がしめやかに進みました。 |
水神祭参拝者 |
水神祭参拝者 |
|
水神祭 |
宮司挨拶
|
出雲井(いずもい)
|
出雲井からの常若(とこわか)の水 |
若宮神社の社殿の後ろには
出雲井が存在します。太古の
昔から、生駒山の湧水が泉と
なっているようです。今回の
第二期工事で、だれでもこの
泉の水が飲めるよう整備され
ました。水神を祀る若宮社に
相応しいスポットの誕生です。 |
|
|
|
|
上に戻る←クリック
|
②水神に奉る
|
水神祭 松原龍踊り奉納 |
松原龍踊り |
神事のあとは、芸能の奉納
がありました。トップを飾っ
たのは、龍踊りです。龍は雲
を起こし雨を呼ぶとも言われ
ます。枚岡神社の氏子地域の
一つ、松原地域からの奉納で
す。
|
|
水神祭 麻鈴奉納 (麻鈴シスターズ) |
麻鈴奉納 |
次いで社殿前で奉納された
のが麻鈴の舞い。麻鈴とは、
麻炭を釉薬にして焼き上げら
れた磁器製の鈴。不思議な音
色がします。麻鈴シスターズ
が、舞いながら鈴の音を響か
せました。
|
|
奉納コンサート 畑美枝子(ソプラノ) 細野美樹(フルート) 村上ひろみ(ハープ) 小林千恵(ピアノ) |
中入の後、空模様に配慮し、鶏鳴殿(けいめいでん)の中で
奉納コンサートが行なわれました。 |
畑美枝子(ソプラノ)
|
細野美樹(フルート) 村上ひろみ(ハープ)
|
佐藤真弓(語り) 小林千恵(ピアノ) |
宮城道雄、滝廉太郎、中田
喜直などの名曲が、語りとボ
ーカリストの歌声で届けられ
ます。若宮神社再建を祝い、
万葉集から着想を得て作曲さ
れた仮屋賢一さんの4曲も披
露されました。会場はしっと
りとした雰囲気に包まれてい
ました。 |
|
上に戻る←クリック |
|
|
<動画>枚岡神社 摂社若宮神社 水神祭
|
|
|
上に戻る←クリック |
|
|
取材:R/山口
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
|
↑上に戻る
|
|
ご意見・ご感想をお願いします。 一番下をクリック ↓ |
|
トップページに戻る |
|