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2024年10月9日掲載 |
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ゲルというのは、モンゴル高原の遊牧民が使用する移動式住居のこと
です。宮本順三記念館を拠点に活動するNPO法人おまけ文化の会など
が主催し、子どもたちにめずらしいゲルを体験してもらう企画を立てま
した。場所は、八戸の里小学校の校庭。モンゴルのゲルに詳しい建築家
の吉井歳晴さんと教え子の学生がゲルの組立を子どもたちに見せます。
子どもたちだけでなく、参加の大人たちも興味深く見学しました。
index
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ゲルの設営を始めます |
建築家・吉井歳晴さん
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主催の磯田武士さんと磯田宇乃さん
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八戸ノ里駅前にある八戸の里小学校 |
モンゴルのゲルを子どもた
ちに見せよう、モンゴルのこ
とを知ってもらおう、との思
いではじまった今回の企画。
活動の中心は、グリコのお
まけのデザイナーで知られる
宮本順三氏の記念館で活動す
るNPO法人おまけ文化の会。
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協力するのは、建築家の吉井歳晴さんと関西大学、OCT
、京都芸術大学の学生さんたち。吉井さんはモンゴルやゲ
ルに造詣の深い方です。また、命の輝き共生の森計画推進
協議会やよつば・東大阪産直センターが協力に加わります。
設置場所は八戸の里小学校が提供しました。 |
設営前のミーティング |
ゲルの天窓(トーノ)と2本の柱 |
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壁になる外周部分は 木製の伸縮可能な蛇腹式格子 |
中心から四方八方にロープを張る
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格子をひもで固定する
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馬の毛のロープが使われる
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ゲルの構造を見る機会はめ
ったにありません。
骨組みは、移動が簡単な
ように、軽く・かさばらない
建材で出来ています。
壁が蛇腹状になっている木
製品だと知ってびっくりです。
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骨組みがほぼ完成 |
梁(はり)に使われる彩色された木製品(ウニ)
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入口のドアになる木製品
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力のバランスが難しい |
天井になる棒(ウニ)を取
り付ける時に苦労しました。
あちらがはまれば、こちら
が外れるの繰り返し。それを
チームワークで乗り越え、骨
組を完成させました。
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完成したゲル |
ゲルの床に敷物を引く
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完成したゲル
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完成したゲルの中で学生たちは談笑 |
モンゴル高原の夏の気温は
40度。冬はマイナス40度。
その寒暖差は80度です。
過酷な環境を乗り切るため
、天井と壁を覆う布や毛皮で
調整するようです。
今日のゲルは、夏用という
ことになるのでしょう。
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きょうみしんしん
②興味津々子どもたち
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ゲルの設営をスケッチする子どもたち |
モンゴルの遊牧民を知るプリント |
子どもたちの目の前でゲルの組立 |
結構重たいなあ |
このゲルの組み立てを見守
っていた子どもたち。自分た
ちも手伝いたいと思っていた
のでは・・・。
ゲルの出来上がる様子をス
ケッチしていました。 |
八戸ノ里小学校の校庭で
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ゲルの組立をスケッチ
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子どもたちにゲルの説明をする吉井歳晴さん |
八戸ノ里駅前の 宮本順三記念館
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宮本順三記念館にて
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モンゴルのゲル 吉井さん報告より
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ゲルの骨組みが完成してか
ら、子どもたちは八戸の里小
学校の校庭から宮本順三記念
館・豆玩舎ZYNZOに移動
しました。ここで吉井さんか
らモンゴルの伝統的なゲルや
現在の都市のゲルの話を聞き
ました。記念館の展示も見る
ことができました。
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絵画工作教室「遊房」での作品 |
宮本順三氏のコレクション |
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子どもたちはモンゴルjの勉強が終わり、完成したゲルへ |
子どもたちは続々と |
子どもたち殺到
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ゲルの中でくつろぐ子どもたち |
記念館での話が終わり、子
どもたちが校庭に戻ると、天
井と壁に布がかけられていま
した。この中で、学生さんた
ちと一緒に羊の骨のおもちゃ
でおはじきを楽しみました。 |
書道家 浅野爽月さん 建築家 吉井歳晴さん モンゴルからの留学生 バヤラ・マラルさん
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吉井さんとバヤラ・マラルさんから聞く |
モンゴルの伝統的な移動式
住居ゲルの組み立でを見学し
、モンゴルの国のことも少し
知ることが出来ました。
午前午後で参加したのは2
00名ほど。異文化に触れた
子どもたち、その視野も広が
ったことでしょう。
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<動画>ゲルがモンゴルから・・・
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取材: 楢
編集:楢よしき 校正:葵 SE:クニヒコ
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