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2014年10月30日掲載
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売り切れゴメンの団子屋さんと言われる御厨巴屋さん。記者も何度か通りかか
り、そのたび、売り切れ終了でした。今回、初めて団子をいただきましたが、くせ
になりそうです・・・。旧街道の面影を残す御厨の風景とともに御紹介します。
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やっと入れた団子屋さん。こぢんまりした店で、レトロな雰囲気の凝(こ)った造り。お客のために、4人がけの縁台が置かれています。
商(あきな)うものはただ一品。こだわりのみくりやだんごです。
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西ゆきの道 左手が市指定文化財 植田家住宅 & 御厨交差点 |
御厨巴屋さんは、八戸ノ里駅から北へ徒歩15分ほど。御厨交差点の数十メートル先に、西に入る道※があります。角は、市の指定文化財植田家です。ちょうどこの季節は、クロガネモチが赤い実をつけています。 ※旧暗越奈良街道 車は一方通行。
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この旧街道周辺の趣きある道は、現在、東大阪 歴史の道 として案内板が整備されています。この御厨(みくりや)という地名についても、その昔、河内湖の魚貝を朝廷に献上したことに由来する、との説明がありました。
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歴史の道の案内 |
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沿道でことに目を惹(ひ)いたのは、天神社(てんじんじゃ)のクスノキとクロガネモチの大木。クスノキはその大きさから、市の天然記念物に指定されています。 |
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そんな旧街道周辺の雰囲気に、溶け込むようにあるのが御厨巴屋さん。屋敷の門の屋根下を改装したお店です。お話を聞かせてくださったのは、創業者の女将さんです。 |
御厨巴屋の入口から見える天神社のクスノキ |
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秘伝のだんご
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蜜でしっとり みくりやだんご |
女将さんがこの店をはじめたのは、三十年ほど前。遠い親戚筋に、奈良の有名な団子屋さんがあります。きな粉が大好きだったので、その味に魅せられました。一念発起して、製法を教わることに。しかし、条件がありました。“他言無用の念書”です。こうして東大阪で誕生したのが“みくりやだんご”。その製法は、息子さんが受け継ぎ、6年前から店主を務めています。 |
団子ファンから贈られた額 |
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材料は吟味
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団子のこめ粉ともち粉の配分や、蜜の中ザラ糖と黒砂糖の配分に、美味しさの秘伝があるようです。もちろん、人工甘味料は使われていません。味の決め手のきな粉は、国産にこだわり、信頼のおける業者から仕入れています。食べる前、さらに袋入りのきな粉を振りかけて香りを楽しみます。 |
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なお、御厨巴屋さんでは、保存料などの添加物を使っていませんので、消費期限を当日に設定されています。 |
粋な店の雰囲気
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評判通りの味で、編集部のみんなも舌鼓を打ちました。もう一つ、店の雰囲気にも注目です。こぢんまりしていますが、女将さんのこだわりがそこここに。昵懇(じっこん)の大工さんと共同で創り上げた店。インテリアの器も、蔵の中から見つくろって飾ります。味と雰囲気が御厨巴屋さんの大きな魅力です。 |
器は蔵から &竹に和釘が使われています |
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<動画> オススメ 御厨巴屋の“みくりやだんご”
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