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9月26日から10月1日まで、芸術の秋の1週間。東大阪市民美術センターで、東大阪市美術協会主催の秋季公募美術展が開催されました。今回で51回目となる、東大阪市で伝統のある催しです。会場の様子を取材させてもらいました。
ユーチューブ動画 2017第51回秋季公募美術展のようす←ジャンプ |
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会場には絵画愛好者がたくさんこられていました。絵の前で立ち止まっては、感想を語り合う姿も多く見られます。 |
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今回の美術展は、総展示数134点。洋画42点、日本画・水墨9点、水彩画38点の大きな規模です。 |
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※5賞 市長賞、美術協会賞、教育委員会賞、市議会議長賞、文化連盟賞 |
市長賞受賞 田村八千代さん(吉田本町在住) |
「楽しい会話」 田村八千代 |
市長賞に輝いた田村八千代さんは、入選の報に、心臓が飛び出すほど驚き、喜びいっぱいになったそうです。
ニワトリを題材にしたのは、自転車で走行中、ある会社の敷地にいたニワトリたちの羽根の美しさに魅了されたからです。「これを描きたい」と強く感じました。そして「油絵で」描こうと思い立ちました。 |
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「私の衣裳ステキでしょ」 田村八千代
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しかし、これまで、田村さんは水彩やアクリル絵具で描く経験は豊富ですが、油絵を描いたことがありません。でも、羽根の表現には、油絵が一番いいとなぜか直感したといいます。あわてて画材店に行って油絵具の一式を揃えました。
田村さんの最初の油絵がこの二枚の作品。ニワトリの羽根の美しさが、私達に感動を与えます。
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美術協会賞「射す光あれば」 富士夏実(新庄在住) |
教育委員会賞「倒木」 増野和夫(八尾・志紀在住) |
美術協会賞に選ばれた富士夏実さんは「人それぞれ生きる中で、必ず立ち止まる景色があると思います。そのときの感情を忘れないでおこうと描いてきました」と、語ります。 |
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市議会議長賞「佐渡島鍋倉の滝」 日高 都(下小阪在住) |
教育委員会賞の増野和夫さんは、柳生街道の倒木を題材に、時の移ろい「有為転変」を表現したかった、とその狙いを説明されます。
市議会議長賞に選ばれた日高 都さんは、謀反の罪で流された文覚上人(もんがくしょうにん)が荒行をおこなった佐渡島の滝を訪れたとき、その暗く荘厳な姿に惹(ひ)かれ絵筆をとりました。 |
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文化連盟賞受賞 関谷 広さん 絵画教室「毬藻会」 榊原侊子(みつこ)さん |
文化連盟賞「倉敷川」 関谷 広(玉串元町在住)
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会場で、文化連盟賞を受賞し、美術協会の会員に推挙された関口 広さんとお会いしました。墨彩画を指導されている「毬藻(まりも)会」の榊原侊子(みつこ)先生もご一緒です。岡山県の倉敷に日帰りで旅行したとき、川の水面に映る景色を、ぜひ描きたいと思われたそうです。15年前から絵をはじめられた関口さんですが、榊原先生は、描きたいという本人の気持ちを第一にしたいとおっしゃいます。会員に推挙された関口さんは、「会員になったからにはますます頑張りたい」と、創作意欲を湧かせておられます。
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どの方も、「これを描きたい」との強い想(おも)いが作品の根底にあるようです。会場では、作品を観賞する人々と作者との対話が、あちこちで行われています。熱気のある美術展風景でした。 |
ユーチューブ 2017 第51回東大阪市秋季公募美術展
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紹介者: 楢よしき 校正:駒 |
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