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2019年8月10日掲載 |
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本町在住の写真家・荒木康徳(やすのり)さんのシリーズは第3回目と
なります。現地語はダメで英語は苦手という荒木さんは、日本語だけで旅
行できるところに選んだのがインドネシアでした。荒木さんの好奇心は、不
自由な言葉の壁を突破していきます。次に紹介するのはベトナムです。南
部から中部を紹介してもらいます。
どーなってる東大阪編集部
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はじめに シンチャォ(こんにちは!)
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ベトナム社会主義共和国の国旗 |
みなさんこんにちは!東南
アジアの旅の第3回目は、ベ
トナムです。正式国名はべト
ナム社会主義共和国。197
6年の南北統一国会で決め
られました。国土は南北に長
く、気候風土や文化も多様で
す。今回は、南部から中部を
ご紹介します。
フォトグラファー荒木康徳 |
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民族衣装アオザイで颯爽と走る |
ホーチミン戦争証跡博物館 |
わたしが東南アジアに興味
を持ったのは、強大なアメリ
カに勝ったベトナムが存在し
たこと。そのベトナムに行く
からには、秘密をわが目で
確かめないわけにはいきま
せん。上海航空の北京経
由で、南部にあるホーチミン
空港に到着。すぐさま戦争
証跡博物館に行きました。
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次に向かったのは、少し北にあるクチの町。抗戦のために掘
られた地下道が戦争遺跡として残されています。 |
クチトンネル & タイヤでサンダル作る実演 |
でも、これらを見ても勝
てた理由はつかめませ
ん。猛々しくない性格の
人々が、物量の差が歴然
とした国に挑んだのです。
「よく勝てたものだ」と
の思いが一層強くなりま
した。一つだけ思いいた
ったのは人々の粘り強さ。
苦難の国の歴史が育ん
だものでしょうか。
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カントー市 水上生活 |
手漕ぎの観光舟 |
ホーチミン市から西に移動すること
160キロメートル。カントー市があり
ます。熱帯雨林のジャングルがあり、
水路が縦横に張り巡らされています。
ここには水上生活をする人々が多く
住んでいます。
私は、手漕ぎの舟で、カントー川の
遊覧を楽しみました。安宿にも現地ツ
アーの案内があって、びっくりするほ
ど安く利用できるのです。
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南部のリゾート地 ニヤチャン |
ムイネーのかご舟漁 |
ベトナムはかなり早いスピ
ードで発展しています。ニャチ
ャンのリゾート地も近代的な
姿に変わっています。でも、
すごいなあと思うものの、世
界中のどこのリゾート地も似
たり寄ったりです。
一方、ニャチャンの近くのム
イネーでは、珍しいものを見つ
けました。
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かご舟 |
竹で編んだと思われるかご
舟。エンジンもなく人力で漕
いで進みます。長く引き継が
れてきた伝統漁法でしょう。
こんな体験ができるのは、
ぶらり旅ならでは。牧歌的な
風景がいつまでも続くことを
願わずにはいられません。 |
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私がオススメするのは、ベト
ナムの中部に位置するホイア
ンの町。世界遺産に登録され
ています。天秤棒を担いで通
る人、荷車を曳く人など、行き
交う人々の姿は、風景と溶け
合って情緒満点。 |
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また、この町では、毎月の満
月の夜は電気照明をおとし、
色とりどりのランタンに灯を点
けるランタン祭りがおこなわれ
ます。幻想的な明かりが、人々
をやさしく包んでくれます。
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日本人橋と呼ばれる古い橋 |
日本人橋を渡る |
旅行中、このホイアンは日本と関係が
深かったということを知りました。昔、
ホイアンは貿易港として栄えており、日
本の御朱印船の時代には、日本人町に
1000人もの日本人が住んでいたとい
うのです。今から400年前のこと。
ここには、日本人橋というのが残され
ています。この地にやって来た日本人た
ちが往来していた当時の雰囲気を偲ぶ
ことがてきます。
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ホワイトローズ 蒸し餃子 フライドオニオンが香ばしい |
カオラウ & トウフ |
最後に、ホイアンの美味い
ものもご紹介しておきましょう。
一番有名なのが、ホワイトロ
ーズ。米粉の皮にエビのすり
身を包んで蒸したもの。
カオラウは、うどんに具を盛っ
てあり、かき混ぜていただきま
す。うどんは伊勢うどんが由来
だという説もあります。ホイア
ンの味は、きっとあなたの口に
合うことでしょう。
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プロフィール
フォトグラファー 荒木康徳
日本広告写真家協会会員
東大阪市本町在住
1948年(S23)生まれ。縄手北小
学校、縄手中学校、花園高校を経て、
現在の東京工芸大学、当時の東京
写真大学短期大学部卒。
大日本印刷に就職 東京市谷にあ
る企画部写真撮影部門の仕事に従事。
60歳を機に退職し、長年の夢だっ
た東南アジアの旅行を実現。
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写真・話 荒木康徳 聴取り:F村上、Y岡本 楢よしき 編集:楢よしき 校正:駒
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