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2020年7月10日掲載 |
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本町在住の写真家・荒木康徳(やすのり)さんのシリーズは第4回目
です。今回は、ベトナムの南部・中部に続き、ベトナム北部です。宿は安
宿を利用し、食事は庶民が普段食べているところ。かぎりなく現地の人々
に近いところからカメラを撮りました。荒木さんからの報告です。
どーなってる東大阪編集部
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はじめに シンチャォ(こんにちは!)
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ベトナム社会主義共和国の国旗 |
みなさんこんにちは!東南
アジアの旅の第4回目は、ベ
トナム(べトナム社会主義共
和国)の北部です。国土は南
北に長くのび、気候風土や文
化も多様です。南部から北上
して、大きく変化するようす
をご紹介します。
フォトグラファー荒木康徳 |
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フエの王宮(グエン朝) |
古都フエの街 |
ベトナム中部のフエは歴史
の街でした。同じく中部のエ
キゾチックな街ホイアンと合
わせゆったりとしたスケジュ
ールでの観光をおすすめし
ます。かつてベトナム戦争で
激戦地となったダナンには、
いまではリゾート玄関口とし
ての国際空港が活躍してい
ます。私はベトナム縦断の
旅を続けるため、長距離バス
で首都ハノイに向かいました。
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ハノイのオペラハウス |
ハノイ大聖堂 |
ハノイについた私ですが
特徴のない街にはあまり
興味が湧いてきません。
ハノイ大聖堂や水上人形
劇などを見学したあと、さ
らに北上を続けます。
夜行列車に乗ってめざし
たのは中国との国境の街
ラオカイ。
ここで私は、感動的な風
景と出会います。
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②山岳少数民族と出会う
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山岳少数民族の人たちと出会う (ラオカイ) |
山岳少数民族の人たちと出会う (ラオカイ) |
いままでの中・南部のベト
ナムでは見ることがなかった
山岳少数民族の人々との遭
遇です。夢中でカメラのシャ
ッターを切りました。人々は
カメラを意識することなく自
然な表情を見せてくれます。
私が同じアジア人だと安心し
てのことでしょうか。サパと
バックハーの町の少数民族
の人たちを撮影し続けました。
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くわをかついで農作業へ |
はじめ、カラフルな色彩に
目を奪われていましたが、
観察すると黒っぽい服装の
人たちと刺繡の布で身を覆
う人たちの特徴の違いがあ
ることがわかってきました。
俗にクロモン族やハナモ
ン族という言い方があるそ
うですが、語源はわかりま
せん。なにしろベトナムには
50を超える少数民族が存
在するそうです。驚いたの
は、きれいな服は普段着な
のです。
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サンデーマーケット(日曜市) バックハーの町にて |
山岳少数民族の少女 (サパ) |
バックハーの町では毎週日
曜日の朝に青空市が立ちま
す。バックハーサンデ―マー
ケットと呼ばれています。近
隣に住む山岳少数民族の人
々が集まり、生鮮品、生活雑
貨、家畜などを売買します。
手作り工芸品を目当てに多
くの観光客も訪れています。
なにより感じたのは、女性た
ちのたくましさです。少女のこ
ろから母親の姿を見て育つか
らでしょうか。
さて、人々の撮影に満足し
つつハノイへもどります。
そこからハロン湾ツアーに参
加することにしました。
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ベトナム北部地図 クリック拡大 |
ハノイからハロン湾までは
およそ160km。バスで3時
間半ほどかかります。遊覧船
に乗って見た景色は、今まで
のどこにもないものでした。
山はするどくとがり、奇岩
が次々にあらわれます。
まるで水墨画でみる景色そ
のもの。中国と地続きだと実
感が湧きます。
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日本人橋を渡る |
ハロン湾には遊覧船がひし
めき、観光客がどんどんやっ
てきます。それを目当てに果
物を売る舟が湾を行き来しま
す。果物の種類は多くて目移
りします。しかし、私は手を
出すことはしませんでした。
「生もの生水に気をつける」
を旅のモットーにしています。
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ベトナム縦断旅の最後と
なったのがハロン湾。1か月
にわたるべトナム縦断旅を
しめくくりました。おおらか
な社会主義の国ベトナムは
親日的なことでも知られま
す。現在、この国から日本に
多くの若者が働きに来てい
ます。日本で幸せをつかん
でほしいと切に祈ります。
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プロフィール
フォトグラファー 荒木康徳
日本広告写真家協会会員
東大阪市本町在住
1948年(S23)生まれ。縄手
北小学校、縄手中学校、花園高校を
経て、現在の東京工芸大学、当時の
東京写真大学短期大学部卒。
大日本印刷に就職 東京市谷にあ
る企画部写真撮影部門の仕事に従事。
60歳を機に退職し、長年の夢だっ
た東南アジアの旅行を実現。
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写真・話 荒木康徳 聴取り:R中村、A福田、Y岡本、 楢
編集:楢よしき 校正:駒 SE:クニヒコ
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