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2023年3月24日掲載 |
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生駒山麓にお住いで、写真とガーデニングの愛好者の中川忠雄さん。ご
自身で撮られた写真にエッセ―を加え、自然と文化豊かな枚岡地域を紹介
してもらいます。題して「シリーズ枚岡春秋」。その第三回目は、枚岡の春
編です。自然豊かな枚岡の春をご覧ください。
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中川忠雄さんプロフィール←ジャンプ
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梅の花見 (枚岡梅林)
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枚岡で早春を感じさせられるのは、梅の花と香りだ。
私にとって枚岡梅林の思い出は尽きない!小学校の最初
の遠足が枚岡梅林であったと微(かす)かに記憶している。
それから70余年、多くの市民が訪れたことだろう。 |
遠足 (枚岡梅林) クリック拡大 |
ある日、小学生の遠足グル
ープに出合った。完全に追憶
状態におちいった。
春先の梅花祭、梅狩り、紅
葉、雪景色等々 どれだけ市
民を楽しませてくれたことか!
私にとっても写真技術の習
得に大変役立ってくれた。
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②梅林に大事件
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伐採された梅 (枚岡梅林) |
雨の日(枚岡梅林) クリック拡大
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境内の梅(枚岡神社) クリック拡大 |
それが数年前にショキングなことが...。悪いウイルスの
ため、梅が全滅したのだ!非常にショックだった。 |
再生を始めた梅林 クリック拡大 |
伐採され、根こそぎ掘り起
された。一時梅林が無くなっ
た。今回紹介する梅の花の写
真は過去のものです。
幸い、神社境内の梅に被害
がなかったのはなによりのこ
とだった。 |
現在の梅林は関係者の努力によって、若木の植付けと
園内通路の整備などが行われた。若木には花が咲き出し
、修復された。 |
花が復活した梅林 クリック:拡大
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しかし、20~30年はか
ゝるだろうな、以前のような
花見ができる様になるまでは
....。
自分の年令を考えると悲し
くなる。桃・栗三年、柿八年
、梅は酸(す)いとて十何年。
長生きしても、梅狩りはも
う楽しめないかと思うと残念
である。
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③もう一つの名優・水仙
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早春の丘 (枚岡梅林) |
早春の光(枚岡梅林)
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群生(枚岡梅林)
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夕照の街(客坊町) |
早春の花として愛されるの
が水仙である。枚岡梅林の一
部に群生する所があります。
枚岡神社と梅林の位置も大
好きな一つである。巽(たつみ)
参道から梅林に抜ける開放感
は気分爽快にしてくれる。 |
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また、梅林から見える夕日はすばらしいです。大阪市街か
ら大阪湾へ沈む夕日を見ていると、地球の自転を実感するこ
とも....。朝には生駒山からの日の出により一日が始まる。
自然に感謝と感動の時です。 |
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④命の躍動
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アスファルトを破って (五条八幡参道) |
枚岡梅林の南側に五条八幡宮がある。その参道の真ん中
に、とても大きな筍(竹の子)を見つけた。春告げる竹の子。
近くの竹林から延びてきたのだろうが、山道の真ん中に出
るのはめずらしい。アスファルトを突き破っている生命力
にはびっくりさせられた。めずらしい光景についシャッタ
ーを切った。 |
花ニラに包まれる (豊浦谷古墳群一号墳) |
その話のついでにもう一つ。
ここは豊浦谷古墳群の1号墳。
花ニラが古墳を一面に被(おお)
っている。まるで被葬者を鎮
魂するかのよう。花ニラや竹
の子の旺盛な生命力に脱帽。
まさに生きている!
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⑤桜の季節へ
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和のシャンデリア (豊浦の桜) |
桜の時期がやってくる。梅林から神社境内を北へ、豊浦川
を渡り枚岡公園へ行けば、桜が迎えてくれる。
山側の桜は、雑木林と背くらべしているので、空の方で花
が咲く。しかし、豊浦川沿いにある桜広場ではゆっくり花見が
できる。お弁当を食べるにはいい場所です。
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ビル群遠望(枚岡公園) クリック拡大
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南側の豊浦橋(通称:赤い橋)
を渡って山道を登れば、神
津嶽(かみつだけ)へ。この一
帯も桜の木が密集する。
展望台から見下ろす河内平
野。大阪湾と淡路島、明石
大橋の展望はすばらしい。
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山笑う (生駒山西麓) クリック拡大 |
枚岡の桜は麓から山上ま
で、一週間単位で上がって
行く。四月初旬から咲きだ
して、四月末に山上が満開
になる。 |
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⑥市街地にも春
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お花見の頃 (花園中央公園) |
構図の中を行く(花園中央公園遊歩道) クリック拡大 |
桜の名所は市街地にもあり
ます。ここは花園中央公園。
ラグビー場周辺にも桜が一
ぱい。ここからは生駒山の花
も見られ、ダブル花見が楽し
めます。
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ファミリー (花園中央公園) クリック拡大 |
家族連れなら、花見プラス
遊びでゆっくり過ごすことも
できます。お花見には最高の
場所です。 |
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花見電車 (額田~石切間) |
陽射し (客坊町 専宗寺) |
私が撮りためた写真で“枚
岡の春”を振り返ってみまし
た。その時々の感慨が甦る
とともに、自然と親しめる枚
岡に住んでよかったと、つく
づく感じました。
次は夏編、又おつきあい
ください。
ありがとうございました。 |
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中川忠雄さん
・東大市本町在住 1940年4月生れ
・ひょうたん山で生まれ育って80余年
・地域の歴史や自然文化を愛し、枚岡自
然と文化愛好会でも活動。
・写真とガーデニングの愛好家
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写真とエッセー: 中川忠雄
編集:楢よしき 校正:葵 SE:クニヒコ
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