2011年12月21日掲載
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※小さい写真はダブルクリックで拡大します。 |
晩秋の山麓
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道には木々の落ち葉。その上を歩くとカサカサと音がしそうです。暗峠(くらがりとうげ)越えの国道308号線。ドライバーには不評のこの道も、秋を堪能したい健脚組には絶好のコース。
モミジ・山ザクラ・山ウルシ・コナラ・クヌギ・ケヤキの葉。その一枚一枚は美しいものです。しかし、山麓から見上げる生駒山の紅葉の景色には目を見張ります。
近年、京都でもナラ枯れが心配されています。生駒の山の貴重な景観を守りたいものです。
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雪の降る音
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平地に比べ山麓は標高が高い分、雪はよく降り積もります。町中で子どもたちが、自動車の屋根などに積もったのをかき集めて小さな雪だるまをつくっているのを見かけます。山麓では、結構大きなものが出来そうです。
『雪の日の静寂』も山麓ならではの体験です。騒音の多い町中とちがい、山麓では静かな上に、音が雪に吸収され、特別な静寂が訪れます。雪が地面に落ちる音まではっきり聞こえるのです。 |
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季節はめぐる
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枚岡神社では、12月25日に『注連縄掛(しめなわかけ)神事』があります。(上の写真)一年前の注連縄をはずし、氏子総代たちが編んだ新しい注連縄に掛け替えます。その後、神主の発声にあわせ、一同が笑う所作をします。通称で『お笑い神事』といわれるゆえんです。
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年が明けて正月11日、農作物の豊凶と一年間の天候を占う『粥占(かゆうらない)神事』があります。700年間、伝統を守ってきたといわれる貴重なもの。占いの結果はすぐに公表されず、15日の『粥占報賽祭(かゆうら・ほうさいさい)』で占記(せんき)として配布されます。この神事は、元々秘儀性の高いものだったようです。連綿とつづくこうした行事によっても、私たちは季節の移ろいを感じることができます。また新しい年がめぐってきます。
関連記事;注連縄・粥占い←リンク |
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第3回『HAC合同展』 HAC写真グループ協議会主催
工芸ピーズクラブ・東大阪市職員写真クラブ
枚岡写真クラブ・フォトクラブ彩・枚岡自然と文
化愛好会(5団体) 顧問:児島祥浩
東大阪市民美術センターにて 12/16
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓は、大阪府下では数少ない自然の貴重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の移り変わりを求めて、登山やハイキング等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒山の四季と、そこに悠久の昔から鎮まる枚岡神社の神事、行事を写真等をもちいて記録に残し、我々の大切な文化として、次の世代に伝えることを目的としています。
会長 石橋 勇
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