2012年6月15日掲載
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<暗寸景> |
<暗寸景> |
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境界の村
撮影場所は、生駒山越えの国道308号線を登りつめたあたり。標高約455メートルの暗峠(くらがりとうげ)付近で、奈良県との境界にあたります。
総出で田植えの真っ最中です。エントツからは白い煙が見えます。炭を焼いているのでしょうか。今は、さすがに、自給自足というわけにいきませんが、自然の恵みいっぱいの生活が東大阪に残っていることに感銘を受けます。写真に若い人は見えません。高齢者の方々が、里山の原風景を守っています。 |
秘境の花園 |
<ツツジの花> |
なるかわ園地の「つつじ園」です。府が管理していて秘密の場所ではありませんが、誰もが気軽に訪れることのできない“秘境”です。汗を流して花園に到着したときの爽快感は格別です。「高嶺の花」とはよくいったものです。 |
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麓の「さくらい保育園」の園児たちは、先生に引率されて、よく山を登ってきます。足腰のたくましい、自然を愛する子に育つことでしょう。
鮮やかなつつじの花と、笑顔の園児たちとの競演ショットです。 |
<ツツジの花> |
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仙境の寺々 |
<初夏> |
生駒山は古くから、信仰と修行の霊山とされてきました。浄土信仰が盛んになるにつれ、西方浄土へ沈む夕陽が拝める聖地とされました。山麓には、今も、いろいろな宗派の寺院仏閣がひしめくように建っています。これも生駒山の特色です。 |
写真の重願寺(ちょうがんじ・じゅうがんじ)は、額田駅から200メートルほど登ったところにあります。元は上町台地にあった古刹ですが、都市計画により昭和37年にこの地に移築されました。
境内に咲く蓮の花が印象的です。蓮といえば極楽浄土に咲く、もっとも高貴な花とされています。この花をみると、いやでも敬虔な気持ちになります。 |
<初夏> |
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季節の境 夏本番へ |
<夏越神事> H23年 |
河内國一之宮 枚岡神社では、夏越大祓(なごしおおはらえ)の神事が近づいてきました。参拝者は、茅輪(ちのわ)くぐりで夏季の無病息災を祈ります。この神事を境にして、河内平野に夏が訪れます。
※夏越大祓:6月30日(土)3時~ |
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クーラーや冷蔵庫のない昔の人にとって、無事に夏を越えるのは大変だったでしょう。この神事は、当時の人々の切実な願いに応えて行われたようです。
現代の我々が、昔どおりの生活をすれば、早々に音をあげてしまうことでしょう。今年は、節電をしながら、安心安全な生活の実現を祈りましょう。 |
<夏越大祓> H23年 |
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枚岡写真クラブ展での石橋さんの写真
東大阪市民美術センターにて 3/21
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓は、大阪府下では数少ない自然の貴重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の移り変わりを求めて、登山やハイキング等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒山の四季と、そこに悠久の昔から鎮まる枚岡神社の神事、行事を写真等をもちいて記録に残し、我々の大切な文化として、次の世代に伝えることを目的としています。
会長 石橋 勇
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<シリーズ バックナンバー>
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