2015年9月15日掲載
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写真は、「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。
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私の子ども時代、夏の想い出といえば、海水浴・プール・昆虫採取
・花火・かき氷・スイカ割り・・・と、前半は楽しいことが目白押しでした
が、やがて高校野球が終わり、地蔵盆を迎える頃には、放りっぱなし
だった宿題に冷や汗をかいたものでした。
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季節はめぐる
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「朝焼け」 花園公園 |
真っ赤な朝焼けは花園中央公園から撮影されたものらしい。季節や時間はいつ頃だったのでしょうか?
こんなに綺麗な朝焼けは、当時、ラジオ体操の時にも見た記憶がありません。 子どもの頃、近所の友達と原っぱでバッタやコオロギを追いかけたり、空に浮かぶ変わった形の雲に怪獣の名前を付けたりして遊んだものです。
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「夏・西の空」 上六万寺 画像クリック:拡大 |
あまりにも夢中になりすぎて、お日様が西に沈んでいることにも気づかず、慌てて帰宅して母に怒られたのも懐かしい思い出。
空気が澄んでいるからでしょうか、朝焼けも、夕焼けも秋が一番のようです。 |
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秋の気配
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「秋の気配」 出雲井町 |
秋空に羽ばたいている鳥の集団はどこに向かっているのでしょう?生駒山麓には、一年中棲みついている留鳥(りゅうちょう)のほか、秋に去る夏鳥と、逆に秋にやってくる冬鳥がいます。さて、シルエットの鳥たちは・・・
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写真は、瓢箪山駅を通過する電車。その映し出す影の長さやヘッドライトは、いよいよ季節が秋に向かっているのを感じさせます。秋をどう満喫しましょうか。 |
「暮色」 瓢箪山駅 画像クリック:拡大 |
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祭りの熱気 |
「耐える」 枚岡神社 |
一年があっという間に過ぎ、いよいよ一ヶ月後には枚岡神社の秋郷祭を迎えます。五穀豊穣を祝い、枚岡地区の村人たちが氏神様に感謝の意を込めて、勇壮な布団太鼓台や地車を奉納したのがその始まり。担ぎ手一人にかかる重量は30㎏とも40㎏とも言われます。歯を食いしばり、必死に重さに耐える若者たちの姿は、見る者に感動すら与えます。 |
「祭り」 枚岡神社 画像クリック:拡大 |
神輿の屋根に真っ赤な布団枠を五段重ねた太鼓台は、大きいものでは優に1トンを超え、日頃の練習で息の合った足さばきを会得しないと、おいそれとは担ぐことが出来ない代物。やはり、太鼓台一台一台に枚岡神社の大神様が宿られているのでしょうか。 |
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大・中・小、合わせて二十数台の太鼓台が順番に、宮入・中垣と、神社の境内を勇壮に練り歩きます。神社での奉納行事が終わり、宮出をして地元に帰り着くのは、どの地区の太鼓台も深夜になるそうです。
秋郷祭が終わるといよいよ秋本番です。
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「夜も更けて」 枚岡神社 画像クリック:拡大 |
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秋の山越え
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「暗峠へ向かう」 東豊浦町 |
生駒山麓ではモミジやナラ、イチョウが赤や黄色に染まり、見事な錦を織り成します。大阪府が進める生駒山系「花屏風」構想も一翼を担っているのでしょうか。
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「山越えに挑む」 東豊浦町 画像クリック:拡大 |
心臓破りの坂道が暗峠まで続く国道308号線を、ハイカーやマウンテンバイクが黙々と登って行く姿が見られます。艶やかな紅葉が敷き詰められた坂道を満喫出来たのでしょうか?この季節、山麓では紅葉狩りを兼ねた楽しいイベントが盛りだくさんです。
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文:K・東野 編集:楢よしき 校正:駒 |
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第12回 枚岡自然と文化写真展
東大阪市民美術センター 2015・9・22~9・27
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓は、大阪府下では数少ない自然の貴重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の移り変わりを求めて、登山やハイキング等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒山の四季と、そこに悠久の昔から鎮まる枚岡神社の神事、行事を写真等をもちいて記録に残し、我々の大切な文化として、次の世代に伝えることを目的としています。
会長 石橋 勇
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