今どうなってるの?!東大阪
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ふるさと東大阪2015年12月10日掲載





写真は、「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。
 いよいよ12月に入り、暦の上では師走となります。太古の昔より神社では季節の節目節目に様々な行事が催行され、私たちの生活に密着しながら脈々と受け継がれてまいりました。ことに、年の終わりと始まりには、大切な神事がとりおこなわれます。年末から新年にかけての様子をご紹介します。


年末 注連縄(しめなわ)かけ・お笑い神事


「お笑い神事」  枚岡神社

 年末の枚岡神社では、注連縄の下で神事がおこなわれてい
ます。注連縄の由来は皆様もご存じの通り、神話の「天岩戸隠
れ」がモチーフになっております。注連縄で結界を張ることにより、
不浄なものや災いが入り込まないようにするという意味にも用い
られ、注連縄より内側は神の領域であることを示しております。


 真新しい注連縄の下でおこなわれているのがお笑い神事。宮司以下、神職・氏子総代・参拝者一同が整列し、「ワッハッハ~」と三度、腹の底から声高らかに大笑いをします。その後、笑門来福の願いをこめて、全員で20分間笑いの大合唱がおこなわれます。


「そっと耳打ち」 お笑い神事  クリック:拡大

 禰宜さんが宮司さんに耳打ちする場面が写っています。笑いが止まらない宮司さんに、「そろそろ時間ですよ」とでも告げているのでしょうか?
  
今年のお笑い神事 平成27年12月23日(火・祝) 案内チラシ←クリック


「注連縄掛け」 鳥居町   クリック:拡大

 写真は、枚岡神社の一の鳥居です。新しい注連縄に掛け替える昔の作業風景を撮った白黒写真です。

 場所は、枚岡神社を西に800mほど下った東高野街道沿いに位置し、参詣道の入り口にあたります。

 言い伝えによりますと、享和年間より地元の鳥居町の氏子たちが毎年新しい手作りの注連縄を掛け替えられたのが始まりとのことで、現代まで脈々と続けておられる心意気に感嘆いたします。



元旦 歳旦祭(さいたんさい)



「歳旦祭」  枚岡神社
 
 元旦の午前6時。 まだ夜も明けきらぬ薄暗い中を、神職や巫
女、氏子総代が一年の始まりに五穀豊穣や国民の幸福を祈念し
ます。この時間帯は底冷えし、さすがに初詣客もまばらです。



「輝く」  クリック:拡大

 左の写真は、注連縄が掛けられている注連柱の西側に建てられた矛・鉾(ほこ)を象(かたど)った石柱の先端部です。

 確か石造りだったはずですが、朝日か夕日に照らされ、キラリと黄金色に輝いて見えます。年のはじめを寿(ことほ)いでいるように感じさせます。

 

新年 粥占(かゆうら)神事・蹴鞠(けまり)奉納


「火種作り」

 
 毎年1月11日に、枚岡神社では
「粥占神事」が催行されます。
小豆粥を炊き、占竹や占木を使って農作物の豊凶や晴雨を占い
ます。
(大阪府無形民俗文化財に指定) 写真は、舞錐(まいきり)式の
道具を使って摩擦熱で起こした火種です。神事ではこの火種を

忌火
(いみび)と呼び、供物の煮炊きに用いる清浄な火のことをい
います。赤々と勢いよく起こった忌火の向こう側に、神様らしきお
姿が拝顔出来るような気がします。



 

 粥占神事の結果は、1月15日(小正月)の「粥占報賽祭」の日に占記(せんぎ・別名おきあげ)として参拝者にもお分かちされます。

 この日(1月15日)にはまた、境内で蹴鞠(けまり)奉納があります。

 鹿革製の鞠を交互に蹴り上げ回数を競う、何とも雅な風情を感じさせる古典的な遊戯です。


 


「けまり」 1月15日   クリック:拡大

       「けまり奉納」  クリック:拡大

 ご存じの通り、枚岡神社の主祭神は天児屋根命ですが、その大神様を祖神とする中臣鎌足と、大化の改新の立役者である中大兄皇子が法興寺(飛鳥寺)で鞠を蹴った逸話も有名です。

 写真の競技者(鞠足と呼ばれる)は鞠を蹴りながらどんな想いを馳せられているのでしょうか。

  

                    
                     
慎みて新年を迎える


「傘の日」  枚岡神社境内


 写真の二人は親子でしょうか?雨の日も風の日も、そして雪の日
も、親子の絆が深まる年でありますように。
 大阪では今年の年明けは珍しく降雪に始まりましたが、年末は今
のところ暖冬が続いております。

 まもなく新しい年を迎えます。新年を希望に満ち溢れた年にする
為にも、あと少しの日々も平穏無事に過ごせたらと願います。


 最後になりましたが、来る平成28年も皆様にとりまして素晴らしき良き年になりますように♪ 
 来年も「枚岡自然と文化愛好会」と「鳩まめ倶楽部」をよろしくお願い申し上げます。 


二の鳥居   南野提供



文:K・東野 編集:楢よしき 校正:駒


   
 
第12回 枚岡自然と文化写真展 
  
東大阪市民美術センター 2015・9・22~9・27
           ご挨拶←クリック

写真提供「枚岡自然と文化愛好会

 
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
 府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
 「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。

       
会長  石橋 勇

シリーズ バックナンバー
シリーズ15 晩秋から冬へ シリーズ31 新年を寿ぐ
シリーズ14 絆(きずな) シリーズ30 夏の終わり/秋の予感
シリーズ13 初夏の彩り
シリーズ29 夏~summer
シリーズ12 里山は冬から春へ シリーズ28 山麓の春景色 花鳥風人
シリーズ11 枚岡の新春神事 シリーズ27 連綿と続く営み
シリーズ10下 生駒山の野鳥 シリーズ26 秋郷祭の熱気
シリーズ10上 生駒山の野鳥 シリーズ25 水の恵み
シリーズ9 自然の営み シリーズ24 早春から陽春へ
シリーズ8 山麓にみる人間模様 シリーズ23 健やかな暮らしを願う
シリーズ7 祈りの象 シリーズ22 雨の秋郷祭
シリーズ6 祭りの熱気 シリーズ21 夏にパワフル
シリーズ5 山麓の原風景 シリーズ20 春の予感
シリーズ4 一帯は花盛り シリーズ19 笑門来福
シリーズ3 神津嶽  シリーズ18 豊穣を祈る
シリーズ2 布団太鼓の宮入 シリーズ17 夏越の季節へ
シリーズ1 朝の紫陽花  シリーズ16 山麓に春

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