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2018年1月10日掲載 |
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写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。 |
早や元日から10日ほど過ぎ、巷(ちまた)からはすっかり正月気分がぬけました。
昔は、松の内の15日までは楽しいお正月だったのですが・・・。
でも、ここ枚岡神社をはじめとして、神社の神事は時の流れなど関係なく、連綿
と続いています。現代人は忙しさに疲れた時、ここに、ほっとする癒しを求めたく
なります。
index
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① 笑いで福呼ぶ「お笑い神事」 |
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「招福の日」 |
「パフォーマンス」 クリック拡大 |
枚岡神社で年末におこなわれ
る注連縄掛神事(しめかけしんじ)は、
別称お笑い神事と呼ばれます。
天岩戸神話で、岩屋に隠れた
天照大神を呼び戻すため、神々
が知恵を働かせるシーン。みん
なの笑い声に誘い出だされ、再
び世界が明るくなりました。 |
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動画 どーなってる東大阪 |
笑いが幸福と健康ををもたら
すということで、笑う神事がお
こなわれています。最近は、市
民参加で20分笑い続けるお笑
い行事、お笑いコンテスト、笑
納演芸会など多彩な行事とな
っています。 |
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②新年の五穀豊穣と幸を祈る |
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「新年早朝」 |
「静けさ」 クリック拡大
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年が明ければ、午前6時から
歳旦祭(さいたんさい)が執り行わ
れます。五穀豊穣(ごこくほうじょう)
と一年の幸せを祈るもの。
二年参りの人々は、大晦日の
深夜に神社を訪れ、明けて元
旦に一年の加護を願います。 |
「雪の正月」 クリック拡大 |
人々の祈りは営々と続いてき
ました。雨の日も、晴れの日も、
そして雪の日も。人々の暮らし
が続く限り、この光景は変わら
ないでしょう。
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③農作物の豊凶と天候を占う |
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「粥占神事」 |
明けて11日、粥占神事(かゆうらしんじ)がおこなわれます。小豆
粥で作物の出来不出来や、一年の天候を占います。この神事は
府の民俗文化財に指定されています。 |
「優雅な競い」 クリック拡大 |
15日には、粥占奉賽祭(かゆ
うらほうさいさい)がおこなわれ、
占いの結果を書いた占記(せん
き=おきあげ)※が配られます。
これら一連の神事に伴う小豆
粥のふるまいや、蹴鞠の奉納
は参拝者を楽しませています。
※占記←クリック
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動画 どーなってる東大阪 |
動画 どーなってる東大阪 |
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④立春を祝い寿ぐ
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「節分祭」 |
「節分祭」 |
古来、一年の暦(こよみ)を24
節気※に分けて季節をとらえて
きた日本人。年のはじまりとな
るのが立春です。その前日が、
節を分ける日、すなわち「節分」
です。春の始まりなので特にこ
の日が重視されてきました。
※24節気←クリック |
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動画 どーなってる東大阪 |
節分祭では、千灯明をともし
巫女さんが湯神楽を奉納する
など、立春を寿(ことほ)ぐ神事
がおこなわれます。厄除けぜ
んざいをいただくのも楽しみな
行事です。今年の節分祭は、2
月3日(土)になります。 |
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新会長 湊 守雄さん
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
会長 湊 守雄
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写真提供:枚岡自然と文化愛好会 編集:楢よしき 校正:駒
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