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2018年8月27日掲載 |
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写真は「枚岡自然と文化愛好会」の提供です。 |
一般に、変化発展は好ましいこととされます。でもそんな風潮の中で、変えな
いということは逆にエネルギーがいるものです。里山が急速に日本から姿を消
そうとする現在です。生駒西麓枚岡地域の自然と文化は、多くの地域住民が守
る貴重な原風景といえます。
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踊らにゃ損 (千燈明祭・枚岡神社) |
雨の神事(枚岡神社) クリック:拡大 |
祭りには、踊りや神輿(みこし)、山車(だし)
がつきものです。念仏踊りから発したとい
われる盆踊りは、夏から秋にかけての風
物詩。ぐるっと円になっておどれば、老い
も若きも一体感が高まります。生駒西麓
のこの地では、やはり主流は河内音頭。
神輿巡行は、氏子地域にとって大切な
神事。氏神様が輿に乗ってこられます。こ
の日は、雨が降ろうが槍が降ろうが巡行
計画を変えないのが慣わしです。
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列車通過(豊浦) クリック:拡大 |
京都祇園祭りの優雅な山車が
河内地方に入って、勇壮な地車
(だんじり)に変化したという説があ
ります。大和川の氾濫と戦う風
土が影響しているのかもしれま
せん。枚岡神社では布団太鼓に
変わって久しいですが、豊浦と
四条、松原の地車は健在です。
変遷しながら地域の伝統は引
き継がれています。
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秋郷祭(枚岡神社) |
宮入(枚岡神社) クリック:拡大 |
赤と白のコントラストが鮮や
かな布団太鼓。曳いてまわる
台車がついています。しかし、
見どころは担いで練る「宮入」
の光景。秋郷祭は氏子地域か
ら大小20台以上が勢ぞろい。
一つの神社としては日本一
の数と思われます。
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豪華(秋郷祭) クリック:拡大 |
太鼓台は意匠を凝らしていま
す。金糸・銀糸の手縫いの刺
繍はまぶしく光ります。
周りを飾る彫刻は、神話や英
雄伝説を物語ります。それぞれ
の地域が誇りをかけた、豪華な
地域の華(スター)です。
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茅野輪くぐり(枚岡神社) |
輝く(枚岡神社)クリック:拡大
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子どもたちは、自然と文化の豊かな山
麓で育ちます。四季の移りかわりや折々
の行事の中で、季節感が養われます。
先祖たちが大切にしてきた生きる上で
の知恵も、知らず知らずに伝わっていく
ことでしょう。
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暗峠まで行く気か? クリック:拡大 |
自然の中で遊ぶことが少なく
なったと歎く声。でも、子どもた
ちが自然から遠ざかったので
なく、子どもの前から自然が無
くなったからでは、と思えます。
山麓では、自然の中で遊ぶ
子どもたちの姿がたのもしく見
えます。
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新会長 湊 守雄さん
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写真提供:「枚岡自然と文化愛好会」
国定公園の指定を受ける生駒山麓
は、大阪府下では数少ない自然の貴
重な地域として広く知られています。
府民はもとより、府外からも四季の
移り変わりを求めて、登山やハイキン
グ等に訪れます。
「枚岡自然と文化愛好会」は、生駒
山の四季と、そこに悠久の昔から鎮
まる枚岡神社の神事、行事を写真等
をもちいて記録に残し、我々の大切な
文化として、次の世代に伝えることを
目的としています。
会長 湊 守雄
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写真提供:枚岡自然と文化愛好会 編集:楢よしき 校正:駒
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